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2004年12月10日

安キャバクラとミスタードリラー

金曜でしかも世間はボーナス日。
ということでえらい混みようの渋谷で今年一発目の忘年会に参加。
10年来お世話になっているHさん周辺のよくわからないプロの集団「ホホホの会」というのがあり、そこの飲み会に5度目くらいに誘われて初めて参加するこになったのだった。
だいたいHさん自体が六本木の地主さんで元プロのミュージシャンでもんた&ブラザースのブラザースだったり学生ビジネスの走りみたいなことをやってたりしてた人で… とよくわからない人なのではある。ま、今は音楽ネット配信の仕事をやっていて業界もちかしいので逆に安心して付き合えるというわけで。
ぜんぜん違う家電メーカの人がごにょごにょとこれまた別の家電メーカ用のサービスの企画をしてたり… なんてことはあるわけはないが楽しく鍋などをつついて親交を深めあう。
他にも建築系の大学助手やってる濱ちゃんや鯖屋のeyesさんやら多数出席。

一次会が終わり外に出てみると人がぎっしり。
まだ仕事が残っている人は仕事場に戻り、5人になってさてもう一軒くらい飲みに行きますかということになる。
アホ面した客引きの兄ちゃんがわらわらと寄ってきて我々を悪所に誘おうと懸命なのだが百戦錬磨のHさんグループはしゅたたたたと人を掻き分けて進む。よくわかってないので後をついていこう。
んでもってHさんがあんちゃんとなんだかわからない交渉をして60分3500円という安キャバクラに入ることになったらしい。わー、キャバクラなんて何年ぶりだ? 3年位前にヨネさんとジョーダンズ三又と行ったのが最後かも。

よくある内装の店内に入り席に着くなりおねえちゃんが「みなさんどんなお集まりなんですか?」と聞いてくる。
するとHさんが「俺ら、トンネル掘ってるんだ。いま北海道の現場の仕事さひと段落ついて、東京の本社に報告に来て飲み会してたんだ」とすらすらと話し始める。
ほうほう。
今日はそう来ましたか。

ということで作戦もないままに5人の即席ミスタードリラーが誕生した。
隣についた女の子に「えー、そういうお仕事の人ってはじめてー」と言われる。
そりゃそうだろう。俺だってはじめてだい。
以下ホホホの会メンバーのAさんとオレとで適当な話をでっち上げ続けていく。

Aさん 「いやさ、山のこっち側とあっち側とからいっせーのせで掘り出してくんだけど、なかなかうまくあわないのよ」
オレ  「そうそう、途中でいきちがったりね。素人さんはずれるっていっても横にずれるだけだと思うでしょ? でも上下にずれたりいろいろあんのよ」
女の子「磁石で測ればいくない?」
Aさん 「あーわかってないなぁ」
オレ  「地下に鉄鉱石とかの多い地盤があったりすると微妙にひっぱられるのよ。そういう時は外からGPSで位置測定してレーザーで方向を決めるのよ」
Aさん 「今は掘りながら周りをコンクリパネルで固めてくから工期はすごい短縮されてんのよ」
オレ  「メカニカルシーリング工法って言ってね…」
Aさん 「山ん中っていってもね、掘る現場は意外にあったかいね。地下だから夏涼しくて冬あったかい」
オレ  「掘るカッターのとこは熱もっちゃうからそこだけは夏は暑いけどねー」
女の子「へー。なんか怖い思いしたこととかないの?」
Aさん 「やっぱあれだな。お化けが出ることもあるからな」
オレ  「…あ、それ言っちゃうんだ」
女の子「え、なになに?」
Aさん 「現場に入るときと出るときで人数が違ったことがあったのよ。出るときのほうが人数がどう数えても一人多い…」
女の子たち「きゃーー」
オレ  「トンネル掘ってる上に廃寺があって、お墓だったんだよね」
Aさん 「機械はがんがん故障するしさぁ…」
オレ  「さすがにあの時は現場監督のHさんが御札持ってきていろんなところに貼ってたしね」

…もう言いたい放題。別のテーブルでも残りの3人が盛大にロールプレイしている。
しかしこの店は女の子が「私も飲み物いただいてもいいですかー」などとは言わないのでただただ黙って座っているだけ。
ミスタードリラーな5人はなんだかしゃべりっぱなしなのでのどが渇いて真露の水割りをがぶがぶと飲んでいる。
なんか変な図だ。

二順目についた女の子がどっかの女子大のインテリア系の学科だとかで、某国立大学の助手をしている濱ちゃんを「えー、一級建築士なんですかー。私インテリアの勉強してるんですけど、建築の方に興味が出てきて、どこかの大学に編入できないかと調べてるんですー」と尊敬のまなざしで見ている。
ついでに「建築の人なのになんでトンネルとか土木の仕事をやってるんですか?」などと突っ込まれてしまった。
あちゃー。
ま、オレも濱ちゃんも都市計画系の研究室にいたからそういうのもあるのだが。
えーいままよと図に乗って
「いやぁインテリアもいいけど家の内装って2人とか4人とかの家族に関わることだよね。俺らがやってんのは“このトンネルが通じるとうれしい”って5,000人の村人が毎日毎日30年も50年も使ってくれるし、地図に残る仕事なんだよねー。だからやりがいがあってさー」
などと適当なことを言ってみるといたく思い至ったことがあったらしい。たぶん芝居なんだろうが話をあわせるのがうまいねぇ。

なんてことをしている間に60分が過ぎて名残惜しくもなんともなく店をでてつかの間のミスタードリラーズは解散と相成りました。
新年会は何に変身するんだろ?

上りの地下鉄は惜しくもなくなっていたのでタクシーを拾おうと思ったのだがぜんぜん捕まらず。
仕方がないので30分かけて歩いて家まで帰ったのでした。

投稿者 KQZ : 2004年12月10日 23:59 | [EDIT]

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コメント

うむうむ、行ったねキャバクラ
食ったねカキ鍋
なんのこっちゃ?

投稿者 よね : 2004年12月12日 15:45




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