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2005年07月25日
上手の手からコールドリーディングと意外にいい人ホリエモン
なんだか休日に25時間テレビとかをやっていたようで、夜中にぼんやりと見ていると細木数子とホリエモンがなにやら占いをはさんで世間話をしていたのでした。
しかし絵だけでもチャンネルを止めさせてしまうだけの力はあるなぁ。暑苦しいというかなんというか。
何かについて自信ありげに喋る近所の世話焼きおばちゃんと東京から久々に帰省してきたはねっかえりの秀才のお兄ちゃんのやりとりという体からして面白かったのですが、最後のやりとりが非常にこれまた興味深かったのでした。
その場面を見て、以前アップしたエントリーを読んで同じ事を感じた人も多かったらしく数人からメールが来たりしましたが、まさにコールドリーディングがかるく破綻しかけ、それを修復していたさまが見えてとても面白かったのでした。
※コールドリーディングについては『一瞬で信じこませる話術コールドリーディング』などを参照のこと
で、その面白かった状況については放送作家の福本君から来たメールを転載するとして…
フジテレビの25時間で細木先生のコーナーを見ていたら例のトーク方法が出てきました。
ライブドアの堀江氏とトーク中、乙部さんの話に急になったところで、細木さんが乙部さんに「アナタ、来年、いい人が出てくるわよ」と宣言。
堀江氏が小声で、「旦那がいるんですよ」とフォローしたところ、
「アナタ、いい人って、すぐに男に結び付けるなんてバカじゃないの?
子供とかいろいろあるでしょ?」
「いや、子供もいるんですけど」
「いい人っていっても、新しいボスと出会うとか色々あるでしょ?」との切り返し。
今まで、説得力のあるような気がしていた細木先生ですが、カラクリがわかると、「ふ~ん」という感じでした。
この間の話がそのまま役立った(?)ので、ご報告までです。
まさにコールドリーディングは「言いつくろいの技術」だったりするのですよね。
さて、基本的によくできた占いのシステムは二律背反というかダブルミーニングの相を持っています。
(それは本来現実の世界が二律背反的でありそれをそのまま映しているから、という意味あいももちろんあるのでしょう。むしろ、各文化=各占いシステムそれぞれの様相の捉え方のほうがずっと面白くて勉強になるのですが)
さてさて。
コールドリーディングのシステムを単純に書いてみるとこんな感じでしょうか。
![]()
※しかしPowerPointのデフォルトの色ってダサいなぁ…
このシステムをより洗練させるために、まず鎌掛けして反応をみて… という手順があるわけなのですが、今回の場合には「20代後半で仕事をバリバリ(プッ)やっている女性なら『いい人が出てくるわよ』あたりが過不足無く思い当たりそうなキーワードだろう」という世間知による鎌掛けが見事はずれたということなんでしょうか。「徹子の部屋」スタッフのリサーチ力を見習え、と。
- んが、ここで面白いのは本当に占いにそう出ている可能性もあるってことです。なんせ数千年の間はぐくまれてきているシステムですから、世間的に良くありがちなことは内包している場合が多いというわけでして。
さてさてさて。
福本くんをはじめとする数人(電話を掛けてきたヤツもいた)が面白がって連絡をくれた上記のくだりも無論のこと楽しめたのではありますが、むしろ僕がもっと感心したのはそれまで一切の鎌掛けを無視していたホリエモンこと堀江氏が、小声で「旦那がいるんですよ」「いや、子供もいるんですけど」と楽しげにフォローしていたところだったのでした。
んー。実にいい人だ。
放送作家的に考えてもこれ以上のフォローはちょっと考え付かない。真面目になにか言ったとしても角が立つしね。茶化してしまっても同じだし。
で、さらにさらにもっと面白くて腹を抱えて笑ってしまったのが、その後にあった
「あんた、鍵を作るといいわよ」
というサジェスチョンのほうだったのです。
わかりづらそうだからこれまた図解してみますか。
つまり
- 立ち位置としての自分(専門知識はない)を確立する:支点の確定
- 相手の業界の行く末の大雑把な方向を下調べしておく
- 手近な話題で、それでいて大雑把な方向にあった意味合いの託宣をする:力点
- 相手の業界についても当然当たる:作用点
よく考えてみれば取材できる範囲の話なのにも関わらずプレゼンテーションの魔術というヤツですんなりとだまされてしまう。
これが普通の人だったら、ネット関連の人間(自分)を相手に「鍵を作れ」とかいったら(言われたら)、「あーセキュアなシステムを作るってことを言ってるのかな?」「そういえばベリサインという会社がありましてね…」などと話をあわせてしまいまんまと罠にかかるだろう所をあっさりと躱した、まさにその瞬間のすんごーく物足りなさそうな細木数子の顔が大笑いのポイントだったのでした。
いやーこれには笑った。
投稿者 KQZ : 2005年07月25日 12:15 | [EDIT]
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コメント
鍵の件については、ライブドアをドアの会社だと思って、一か八かの勝負に出たのかもしれません。
投稿者 こばん : 2005年07月25日 19:19
ソレダ!
投稿者 KQZ : 2005年07月26日 01:40
鍵は現実の家に付ける鍵のことを言ってたんだと思いますけど。
以前にホリエモンが実体のあることをやりたいと言っていたと細木さんが言ってたので。
投稿者 326 : 2005年07月27日 15:46
ソレカ!
--
いまファンクションキー押し間違えて気づいたけど、「soreka!」と「Eureka!」って似てますね。
ふむふむ。
投稿者 KQZ : 2005年07月27日 16:59
つ【数子ちゃん情報】
http://www.nazotoki.com/obatyan.html
http://www.nazotoki.com/rokuseisenzyutsu.html
http://myshop.7andy.jp/myshop/wicca?shelf_id=08
http://oshiete1.goo.ne.jp/goo_search.php3?from=&PT=&MT=%BA%D9%CC%DA+%C5%E7%C1%D2
投稿者 ご存知かと思いますが : 2005年07月28日 17:45
●ご存知かと思いますが さん
個人的に特に細木数子さんに思い入れはないのでコメントしないでおきますね。(笑)
過去に明石散人センセとかに色々と聞いていることもあるんですが、
ざっと読んでみた所触れられていないんですねー。意外。
投稿者 KQZ : 2005年07月29日 00:36
コールドリーディングってすごいと思います。
意外と無意識のうちに使っていたりしますね。
投稿者 コールドリーディング : 2007年10月15日 01:54