« 0を1にする力というより10を10000にする力というか | メイン | E3行けずと取材対応2.0とゲームクリエイター解析機と »

2006年05月07日

わなにかかってしまったようだ

なんだかshi3zさんのわなにかかってしまったようなのですが、いくつか間違いもあるようですので修正をば。

某世界最大の代理店で唯一副業を公認されていたといううわさの

この部分ですが、実際には3番目でした。
一番目が芥川賞作家、二番目が直木賞作家、三番目が放送作家というしょぼいオチが利いていたという次第。
社内的な呼称で言うと「アーティスト契約社員」という制度だったのですが(注:アーティストだなんて自称したことなどありませんです)、その後何人かは増えたと思います。詳細は良くわかりませんけど望月衛とかもそうだったかも。
薄い記憶を手繰り寄せると、確かこの制度ができる前に尼子騒兵衛さんやケンイシイくんなんかが本業と副業のコンフリクトを起こしてしまい退職せざるを得なかったという経緯があり立ち上げられた制度だったのではなかったかしらん。
あやふや。

そのほかの部分は瑣末なところですのでいいとしまして、「だからたいしたモノではない」とだけ理解していただければ。(誰に書いてるのかわかりませんが)

で、蛇足。

まあ外からみるときと中から見るときでは違うでしょうね

これは確かにそのとおりだと思います。
昔話で恐縮ですが、当時放送作家として仕事をしていたTBSの阿部ちゃん(今ではうたばんなどのPをやっている売れっ子)からこんなことを言われたことがあります。

「あのですね、KQZ先生。   (←こういう言い方をするのだ)
 作家料って直接お支払いできないものでしょうか。
 といいますのもね、どうも、なんていうか、
 広告代理店さんにお金を支払う、ってどうもやったことがなくて抵抗があるんですよ…」

媒体の人からすれば広告代理店などは「お金を持ってくるやつら」であり、制作の肝となるアイデアだし、つまりshi3zさん的には「0を1にする」=「科学力」の部分は全く求められていないということなんですよね。
「視聴率なんてD通さんがちょちょちょいって操作してるんでしょ?」とか冗談交じりに言われたこともありますが、広告業界的には厳重この上なく管理されているものですから、そこら辺にも認識の差があった記憶があります。

他方、「年間数百億円という広告料を使っている巨大企業」と実際にロケに行ったりフィルムを回したり編集したり… といった「いわゆる現場」という組み合わせを考えてみると、かたや支払いサイトが半年先の手形で受け取っており、かたや翌月末現金払いや仕掛金といった払い出し作業をしているわけで、この側面からしたら広告業界内での金融業を行っていると受け止めることだってできるわけです。
まさにいる業界や見る視点が違えばその様相は全く変わりますし、もとより黒子の稼業ですから世間一般からすればわからないということなのでしょう。その点でいうと僕は偶然にもギョーカイと色々な係わり合いをしてきているのでそれぞれの認識のズレがわかって逆に面白いんですけどもね。

ですから(ん? なんか変なつなぎだな)、月刊FACTAの編集長がそのblogで代理店内部での情報取り扱いに対して疑念を表明されているその根本的な素地として、雑誌編集制作の現場で育ってこられた方に特有な代理店に対する不信感があるのではないかなぁと思っていたりするのです。(TV局のプロデューサーが持っているものと同じく)
つまり「どうせこいつら右から左へ金を持ってくるだけなんだろ」という相手を下に置いた意識があるのだろうなぁ、と。
今回のインサイダー疑惑についてはよくわかりませんが(と言っておこう)、少なくとも僕がいた周辺ではそんなにわかりやすい不正はする意識すらなかったとだけは確信できるのでした。高々数百万・数千万のあぶく銭なんかで棒に振るには惜しいくらい面白い仕事をしていましたしね。もっとも三年も前の話なんでアレですが。


しかしなんですな、shi3zさんの怒涛のblog更新を見るだに「10を1にする力」ってのもあるような気もしたりしますね。教育力とか感化力とかいうものなのかもなぁ。

投稿者 KQZ : 2006年05月07日 23:40 | [EDIT]

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.authenticbar.com/kqz/days/admin/mt-tb.cgi/1228

コメント

奇しくも2人くらいの人に「怒濤の更新だねえ」と言われてしまったのですが、どちらかというと、最近ココログをサボり気味だったのでちょっと書いてみただけなんですけどね

ITMediaもなんか炎上(?)してるし
http://plusdblog.itmedia.co.jp/mobilecowboy/2006/05/mixiweb20_beef.html

投稿者 shi3z : 2006年05月09日 02:06

●shi3zさん

ITMediaの方も大変ですねー。

・デバイスを選ばないシームレスなデータ連携
・デバイスに即したUIの構築
・デバイスに即した提供する機能の取捨選択
・負荷を凌ぐ技術力

ってだけでも十二分に特出しているサービスなのに。
むしろ誰も理解していないうちに手垢耳垢のついてしまった
「Web2.0様」なんかよりずっと偉いと思います。

きっとこうかまびすしい皆さんは
「俺のほうがWeb2.0さまを理解している」
「いーやアタシが」
と、見えないネットの神様に対して意味のない忠義を立てているんでしょう。
我々はその間に手を動かしてましょう。
そっちのほうがずっとためになりそうだし。(笑)

投稿者 KQZ : 2006年05月09日 02:40




ログイン情報を記憶しますか?