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2006年06月18日

なんというかご近所づきあいも大変だというお話

近所のごみ収集所が近頃荒れているという事で休日に緊急集会。
十数人が集まって近場の喫茶店でお話し合いをすることに。
しかしまぁこうして出席してくるような善男善女は問題を起こしているワケではないのもわかりきったお話。
きっといくつかある集合住宅の、ある特定の人たちなんだろうなぁ… と誰しもが確信しているのだが口に出さないという大人の所作といいましょうかばかしあいといいましょうか。
しかしこうして話の流れを眺めているとそれはそれなりに面白いのです。

やはり議論のやり方を心得ているのは会社勤めの経験のあるご老人たちのようでそれは想定内だったのですが、意外にも世話焼きおばさん的存在の数名も極めて的確に話の流れを作っているのです。団塊の世代侮りがたし。いや今までも侮ってなんかいなかったですけども。
それに較べて耳障りはいいが実行不可能なことをやろうと大声を上げて議論の進行を滞らせるのは遅れてきた全共闘時代といった感じの中小企業経営者だったり。
聞いてる皆さん全員の顔から 「名前の書いてあるシールなんて昼夜問わずゴミをぽい捨てすような輩がわざわざ貼るわけねーじゃん」「それに貼ってないからといって特段ペナルティないんだろ? それとも誰かが24時間監視するってか?」「事業者のゴミは回収業者さんがフィルタリング(持っていってくれない)するからいいとして、どうするのそこらへん?」「『まずルールを決めることからはじめましょう』ってさ、できねーことに長い時間かけて議論するのめんどくね?」 といった心の声が手に取るほどよくわかってしまうのでした。なんだか合間合間に地球市民とかいう単語も聞こえてきたような気もしたがそれは幻聴だったのかもしれない。選挙出るとか言い出しそうだなこの人。

程なくして登場人物が増えた。
「遅れちゃってすみません…」
数軒ある集合住宅に住む韓国のご一家の奥様のようだ。

なんでもその集合住宅の一角は近くの韓国料理店の社員寮になっているらしく、日本語もあまりしゃべれないような若い社員が入れ替わりで出入りしているのだそうな。
彼女もうすうすその若者たちがいくばくかの原因なのではないかと思っていたらしく「全然私とは会社もなにも関係ないんですけども、通訳したりしますので」と殊勝にも話し合いに参加して下さったのだとか。
ありがたや。

話は 「全員に参加者意識を持ってもらうために店子の方たちにも掃除当番に入ってもらう」 というごくマイルドな方向に進んでいたのではありますが、世話役の一人が 「いや、まぁどなたがそういった問題を起こしているのかということは、誰も見た人がいるわけではないんですけども、たまたまですが回収業者の方に先日『資源ゴミの日なのにキムチを捨てている』と怒られまして…」 とぼやくと、これまでの和やかな雰囲気から一転 「韓国の人はキムチが大好きだからキムチは捨てない。キムチは世界中で人気の食べ物だから誰か違う人だ」 と声を荒げてられてしまったり。いや、あの、そのゴミの中からハングルのなにやかやが出てきてたりするんですけどもね、とは言わないのがこれまた大人の所作ではある。

しかしこういうのって根本的に「モラル」の概念すらない人たちに話してもまず理解されないんだよなぁ。
何回も粘り強く話していけばいつかはわかってもらえるだろうとは思いつつも。
人に意識を変えてもらうためには小さな事件とその効果をすごく短いタームで起こして体験させてあげることなんじゃないかなぁと思うのだ。
例えば今回の事例でいうと「500円でもいいからお金を支払ってもらう」「翌日ゴミ置き場に新しいキレイなペールor網をしつらえる」「全員の家に感謝の言葉が書かれたチラシを配る」とか。
当番なんて一回やったら何ヶ月も回ってこないんだからすぐ忘れちゃうわけで、そんなことよりも小さな努力をさせて(お金を出させて)すぐに結果を見せて(ゴミ置き場が見た目に変わる)ほめてあげる(チラシね)という小さな成功体験こそがモラルの無い人たちにもそこそこ有効なのではないかなぁと。
もっとも、ダメな奴はなにやったってダメなんだけども。

投稿者 KQZ : 2006年06月18日 23:55 | [EDIT]

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