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2004年09月18日

築地で買い物ののち持ち寄りでホームパーティー

朝起きると9時ちょっと前。慌てて自転車に飛び乗り築地でお買い物。
今日は飲み友達のお宅で持ち寄りで宴会なのだな。

まずは朝ご飯用に焼き鯖寿司を買う。
近ごろ五郎八にあげているので減りが激しい煮干しは、初めて入ってみたお店で買ったのでちょっと背のあたりの照り具合が怪しい。まぁこういうのも勉強ですな。
ブリが美味しそうだったので背側の半身を買う。緑色の卵を抱いた甘海老も購入。こいつらは刺身ですな。
季節になると上海蟹を売っている店ではしりの蟹を物色するもまだ甲羅のあたりの盛り上がりがイマイチっぽかったので躊躇していると、なじみのおばちゃんから子持ち鮎を激しく勧められる。大振りの雌2匹と雄の鮎半箱とをセットにしてかなり安くしてくれた。あの、一匹100円切ってるんですけどー。
野菜屋さんでスダチを箱で購入。これだけ入ってて600円なんてタダみたいなもんですな。
場所を移動して宮川で丸鶏を一匹購入。合鴨も美味しそう。鴨と芹だけでシンプルにしゃぶしゃぶとする鍋も美味しいんだよなぁ。寒くなったらやりますですか。
自転車に飛び乗りすったかたったったーと帰ってくると一時間くらいかかっていた。あーお腹空いた。
取るものも取りあえずダッチオーブンで買ってきた丸鶏を弱火でじくじくと蒸し鳥にする。鳥藤で軍鶏とかを買ってきても良かったのだが、蒸し鳥みたいなシンプルな料理法の場合は肉がやわやわとしているほうが滋味深くて良いような気もするのだ。
鳥を蒸している間に焼き鯖寿司で朝ご飯。鯖とご飯の間に柚子胡椒が入ってておいしい。
おっと、そうこうしているうちに15時だ。タクシーに飛び乗って会場のお宅にGO。

お宅に着くと、そろそろ3歳になるMちゃんとJ子さんがお出迎えしてくれた。まだ誰も来ていないとのことなのでその間に近所の酒屋にお酒を買いにいく。
ロゼのシャンパンと白2本、赤1本、マンゴージュースと炭酸を3リットル購入。ワインどもは一旦セラーに避難。
そうこうしているうちにかって知ったる飲み仲間が二家族到着。子供は子供同士でわいのわいの楽しそう。
まずはブリを切ってロゼのシャンパンを空ける。アブラが乗っていてンまい。甘海老もあまーい。他の人の持ち込みの生春巻きもモチモチと美味しい。皮の部分と骨やら端っこの部分は五郎八のご飯用に持って帰ってきたのは言うまでもない。
蒸し鳥をクレイジーソルトで食べつつ白ワインに切り替える。
続いて鮎の塩焼きを腹いっぱいになるまで食べる。余った鮎は一旦素揚げして南蛮漬けにしてみる。白ワインをちょびっと煮詰めて生春巻き用のスィートチリと千鳥酢とで漬けダレを作ってみたところかなり美味。

こうして楽しい宴席は続いたものの、やはり思うところもあるのだなぁ。
とてもよく切れる有次の刺身包丁をあやつりつつ、ああこの包丁を錦小路で買った時にも一緒にいたよなぁ、とか思うとやはり泣けてきてしまう。冷蔵庫の片隅にあったXO醤もみんなで香港に行った時に買ったものに違いない。
しかしあれから10ヶ月。早いもんだ。
Tやんはいまだ回復していない。これは事実だが、つらい。

たまたまバーで隣り合って意気投合したというだけの付き合いが10年続き、飲み、食い、仕事もした先輩であり仲の良い友人が倒れたままいまだ回復しないというのはなんとも形容がしがたい。
ワインを開けようとセラーを見に行くと、5大シャトーの61年がずらりと並んでいる。焼酎も、ウィスキーも、ポートも、泡盛も、葉巻も、グラスも、彼の好みがそこら中に散見する空間はおごりもないが居心地が良く、誰もが口にはしやしないがいまも彼のおおらかな雰囲気に包まれているようだった。
セラーの片隅でみつけたMちゃんの誕生祝いに満寿泉で作ってもらった日本酒をみて、そういえばご祝儀がわりにラベルのデザインをやったよなぁ、などと思い出したりもした。
ビジネスの面でも極め付きに優秀なJ子さんだがMちゃんも小さいのでなかなか仕事に就きにくいのは仕方がない。プロでもある書道の仕事も模索しているというJ子さんに、先だって太田黒先生のはじめた「六本木花教室」のロゴを仕事としてお願いしたいという金時に流石は我が奥方とひざを大いに叩いてみたりして。
久しぶりの持ち寄りパーティーに楽しく話をしながらも、なにか料理をするという口実で一人彼の趣味がちりばめられているキッチンに入り浸り、彼が好んでいた酒粕焼酎・健次郎の15年古酒のソーダ割をすすって時間を無為に過ごしてみたり。記憶がよみがえらない状態では心はどの当たりに存在するものなのだろうか? きっと彼の心はこの辺にいるはずだよ、と目星をつけていたかのように少しほろ酔い加減のボクは自然とキッチンへとこもって酒をすすっていたのだった。そして心の中でどうしようもなく 起きやがれよ、ほんとにさ、この野郎 などと思いながら鮎のヒレに飾り塩をしてコンロで焼いていたわけだ。うまいぞ。Tやん。
しかししかし、頑強そのものと思っていた人も倒れてしまうこともあるということは、頭で分かっていてもこの喪失感というやつは致し方ない。周囲の友人どもの中にも仕事はすこぶるつきにできるが爆弾を抱えているヤツもいる。もうこんな喪失感は味わいたくはない。身体には気をつけてもらいたいものだなぁ。いやホントに。言ってもしょうがないのだろうが。

投稿者 KQZ : 2004年09月18日 11:21 | [EDIT]

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