2008年03月31日

シマンテックNorton360は有効期間中にプロテクトを放棄するダメソフト

 去年の春先からアンチウィルスソフトにNorton360を使っているのですが、そろそろ一年更新のタイミングが近付いているらしいのです。

Norton360_1.jpg

 ↑このように「更新期限まであと27日だよ」と教えてくれるのはいいのですが、こうなるとAuto-Protectが何の前触れもなく勝手に外されてしまうのです。
 しかもAuto-Protectをオンに設定するには次の一年間の有効アカウントを購入せねばならないのです。
 そもそも有効期限内に勝手にAuto-Protect外しておいて「リスクあり このコンピューターはウィルス、スパイウェア、その他のリスクから保護されません」だそうですよ。なにおためごかし言ってやがる。警備員だと思って中に入れてたら契約期間中なのに刃物抱えて喚きはじめた族となんら変わらんじゃんか。

Norton360_2.jpg

 つまり、Norton360は使用期限1年などというのは嘘っぱちで、335日しか使えない半端な製品だということのようです。
 割と軽くて次もNortonにしてもよかったのですが、こういうことだとシマンテック製品からはすべて撤退したくなりますな。
 食べ物以外にはじめてつかった地雷カテゴリー。

投稿者 KQZ : 00:49 | コメント (238) | トラックバック

2007年11月10日

二度と行かない店:茅場町 貝焼き屋台和光

※今年の2月に途中まで書いていたエントリーを復活してみました。

 まぁなにがひどかったかって、ここのコメント欄に集約されているんですけどもね。

●和光 丹羽さま

ご本人なのかどうかは知るすべもないのでここでお詫びされてもしょうがないのですが、築地の屋台時代とは打って変わった尊大ぶりには驚きました。
何を食ってもしょっぱい。
貝鍋に水を入れてくれと言っても無視して海水で煮詰める。
こちらは仕方がないので焼酎用の氷を溶かして味を薄めておりました。
せっかくの鯛の刺身にはフォアグラを焼ききった脂を垂らして台無しにしてしまうし。(それも焼きすぎで酸化して不味いことったら)

…まぁこんなことはまだ「味」の範疇ですからまだ許せます。
飲食業に必須の衛生観念すら失せているという堕落ぶりにはあきれて物も言えませんでした。
手も洗っていない中学生の息子に(それも学校かばんを斜めに肩から掛けたまま)鯛を捌かせ、それを客に提供させるという行為自体が信じられません。
もしかしたらきょうびは中学生でも調理師免許持てるんでしょうか?
よく分かりませんが。

二度と行くこともないでしょうし、そのうち潰れると思いますので未来永劫無視しようと思います。


 ということで、以下復活エントリー。

 元々築地で屋台でやっていた頃の「貝焼き和光」は数回行ったこともあるし、茅場町に移ってからも一度だけ覗いたことがあるのですが、今回はもうなんというか大外しで……

 場所の説明ですが、「店」というカテゴリーに入れることすらが似つかわしくないのかも知れないのです。なんというか崩れかけたような店内に三つほどの屋台が点在しているのが構えといえましょうか。
 別に元々が屋台だったわけですから、そのことについては全く問題視してはおりませんし、入口あたりに陣取って、ただただコースの貝焼きを食べる分にはとても美味しい店だということは間違いありません。
 壁中落書きだらけで、お客さんの名刺が貼られているというのもラーメン二郎だってそうなんだから別に気にはしません。
 ですがね、奥で変な具合にとっつかまっちまったんですよこれが。

 おや、と思うと店主が無駄に型のいい鯛をつかみ、ぐでぐでと料理をしようとしているのです。
 しかしいかんせんセンスがない。
 その前に、鯛が泳いでいるのは水槽じゃなくて風呂なのです。ええ、ステンレス製の一般家庭用の風呂おけ。つまるところ、以前誰か住んでいた住居が廃屋になった場所に屋台を持ち込んで営業しているってことですな。
 衛生的にもはなはだ疑問です。
 それに段取り悪いから10分も20分もまな板の上にさくにした鯛をほうりっぱなしだったし。まぁ二月だったから大丈夫か。

 さてその身の厚い鯛を何に使うかとじっと見ていると、切り身にしてトリュフをひとかけ乗せたものを厨房の傍らで宿題のドリルをやっている小学生の娘と部活から帰ってきたばかりの中学生の息子に「ホレ食べろ」「ウチは料理人の家なんだから味覚だけはしっかりしなきゃ」とどんどん食べさせているのです。
 客であるわれわれには爪くらいの大きさにマッチ棒の頭くらいのトリュフを載せてちまちまと出してくれました。なんやねんこれ。

 まぁでもこれもまだ許しましょうか。
 鯛の皮を細く切って三つ編みにしたものを炭火で焼くというのもわからんでもないですが、別に自慢するほどのことはありません。
 しかしその次にでてきたものがひどかった。
 擂り鉢で鯛の肉をあたって日本酒だけで伸ばしたものを強烈な火力で10分以上で炒り煮したそぼろの上に、さらにフォアグラを火にかけて出てきた酸化し切った脂をかけて「うまいから食え」とは悪夢以外の何者でもありません。
 すっぱい、しょっぱい、苦味もする。
 というか悪趣味。

 中学生の息子に店を手伝わせるのはいいんですが、キチンと手を洗ってるのかどうかも微妙。鯛の切り身を杉盛りしているのをべた褒めしてましたが、そんなのは別に関心はしないさね。
 というより中学生だろ?
 部活のかばん斜めにたすきがけしたままじゃんか。
 調理師免許持ってるわけねーだろが? どうなってるの?

 もうここら辺に来て飯のまずさも手伝ってだんだんいらいらしてくるのがわかってきます。

 重ねて言いましょう。
 貝を焼いてるだけならうまい。
 この日も隣の屋台で焼いていた別の焼き手さんが見かねて持ってきてくれた平貝・ホタテ・巻貝・フジツボ・亀の手なんかはすこぶるうまかった。
 つまりここはそういう店であり、それ以上のものではないのです。
 「次は鯛専門店をやろうと思ってるんだよね」
 噴飯ものです。

 数行前に「貝料理だけはうまい」とは明記したものの、今回店主が作った貝鍋もこれがまたひどかった。
 海水と日本酒だけで鍋にするというのですがいかんせんしょっぱすぎるのです。
 塩の析出実験もかくや、こんなん食ってたら死ぬぞと体が拒否反応を起こすくらいしょっぱい。

 だいたいアクアパッツァってのは踊り水とも書くくらいなわけで水だけで味を引き出すのが基本である。これに足す水分は日本酒だけ。煮詰まってすっぱいやらしょっぱいやら……。
 しまいにゃ目分量で味噌まで入れやがる。
 水を足してくださいという言葉も全く聞き入れられず、「塩っぱいとか不味いとか勝手に言ってろ~♪」などと妙な自信家気取り。
 頼みの綱は冷凍うどんのみ。(でもうどんにも塩入ってるんだよな)
 オヤジが見てない隙に酒用のロックアイスを大量に入れても役にも立たないくらいにしょっぱい。

 ということで、当日行った7人が全員一致。

 「二度といかねーぜこんな店」

 迷うことなく地雷カテゴリー行き決定。



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投稿者 KQZ : 02:18 | コメント (337) | トラックバック

2005年04月12日

二度と行かない店:赤坂・乃木坂 La Scogliera(ラ・スコリエーラ)

当blog始まって以来2度目の地雷カテゴリー。orz

一度目はおなじみの水天宮のカレー屋と、blogには書いてないけど(多分)麻布十番のエノテカ・キオラとで3軒目なのだ。
食べ物飲み物に関しては勘もいいし運もいいのでめったに地雷は踏まないのだが…


雨の赤坂月曜日。
22時近くになって食事をするところを探していたのだが、いつでも開いている薄焼きピッツァのギタローも黒福多もなんとお休み。
結構美味しい赤坂の中華の名店「涵梅舫 」(かんめいほう)も22時閉店ということで入れなかったので、仕方がなく以前「譚亭」の姉妹店があった場所にできた南イタリア料理の店に入ったのが22時ちょっと前だと思いねぇ。ギタローと涵梅舫 の同じビルだしね。

中に入ってみると内装は沖縄料理屋だった時とほぼかわらず。
「すみません、予約してないんですが2人でいいですか?」と聞きながら中をみやると先客が3席あったが、厨房には3人フロア3人とさほどひっ迫しているわけでもなさそう。
どうぞどうぞと奥の席に進められつつ厨房をみると新鮮そうな魚介類が見えている。

お奨めだというイサキのアクアパッツァとメバルのグリルをメインにして、前菜の6点盛り合わせとパスタは毛蟹のトマトソースのリングイネ、メインの付け合わせには白インゲンをもらった。
魚介類だけはお勧めを頼んだ方がいい場合が多いからな。

でもって、前菜はまだいい。
水ダコのオレンジソースマリネの火の通し方やなにかの白身魚(後の怒りに任せて忘れてしまった)は確かに美味しかった。
ひしこ鰯のマリネは若干酸味がきつすぎ… にしても及第点か。

などと初めは楽しく食べていたのだが、一向に火を使った料理が出てくる気配がない。

ビールも空いたので白ワインでも貰おうと手を上げているのだが、厨房近くでは常連とおぼしき男性とスタッフが談笑していてこちらに全く気付かない。
そうこうしているうちに注文してから一時間が経過してしまった。
4月だといえ雨の中寒いのだ。温かい料理が恋しいのは当たり前のこと。

こちらがいらいらし始めているのに気づいてなのか、スタッフの男がボッタルガの薄切りを二枚持ってきて「すみません、大変遅れてしまいまして…。 今すぐ持ってきます」とか言いにきたが呆れているので「帰っていいですか? 注文してから一時間たっても暖かい料理が出てこないんですけど」としか言いようがない。

「すみません。僕がゴーを出すタイミングを間違えまして」「そんなこと頼んでないですし。やっぱり帰ります」「いえ、すぐに持ってきますから…」

そんなやり取りがあってから結局暖かいパスタが出てきたのは23時15分を過ぎてからだった。

出てきたパスタはというとトマトが煮込みすぎていてジューシーさがなくて酸っぱい。だめだめ。(殻の中に詰まっていた毛蟹の身は甘くて意外なことに美味しい。手順間違えてやがるのか? ジューシーなオリーブオイルで伸ばし加減に少々ごまかすくらいのテクニックはあるだろ普通)

パスタを食べている途中にグリルとアクアパッツァ、白インゲンが続けてやってきた。
グリルの火の加減は及第点ながらも塩が薄くて「なんだこりゃ」な感じ。
アクアパッツァは先に出て来過ぎで食べる頃にはすっかり冷めていたし、スプーンも言わなきゃ出してこない。味はいいのだがこれではパンを貰って食べる気にもならない。
インゲン豆は火を入れすぎ。つか蒸らしすぎでねっちょりと水分を含んで美味しさが台なしだ。

矢継ぎ早に出てきたので帰るタイミングを逸してしまったが、他のテーブルはどうかというと、どうも少なくとも2テーブルは知り合い関係らしい。
それじゃしかたねーか。(いやそういう問題ではないのだが)

注文の品を一通り食べ終わったのが23時45分をまわった頃だった。
「デザートなどは…」とか寝ぼけたことを言ってきたので「全然いりません」と正しい日本語で答えて差し上げた。
(追記:レシートを見ると23時47分58秒に支払って出てきていた)


しかしまぁエノテカ・キオラは19時半にコースを注文して、最後のデザートが出てきたのが24時だったので、それからすれば及第点か。(←絶対に違う)
あの時には隣のテーブルの女性2人組は「終電が無くなってしまうのでデザートはいりません…」とか悲しそうに帰っていったし、2万円もする安くはないワインを頼んだのにHRグラスでサーブされたり(ステムに安ワインのブランド名が彫ってあった)、脂ぎった洗い足りない皿が平気で出てきたりしたから下には下があるってこったね。

キオラに関していえばODINの菊地さんが鵜野さんを紹介してくれるとは言っているもののこういう店やってる人とは仲良くしたくでもないわけですわ。醸し人九平次の会にもよく呼ばれるけど行きたくないし。

そんなこんなを思い出しながらお会計をすましてみると17,850円でした。
なるほど。
とてもいい勉強になりました。
自戒の念も込めて領収書も貰わずに帰ってきました。
こういう店に限って編集部名義で領収書を貰うと手のひらを返したような態度を取るんだよなぁ…。
やだやだ。
もちろん2枚のボッタルガはそのまま手を付けずに捨て置いた。


基本的にはまずい店に関しては書かないようにしてるのですが、あまりに落胆してしまったので、またも「地雷」カテゴリーを使用してしまいました。
今後はなるべく使わないようにしたいものですがねぇ…


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投稿者 KQZ : 00:36 | コメント (559) | トラックバック

2004年11月26日

二度と行かない店:べねぜら

風邪ではあるのだが仕事をしてみる。
気合が入っていないためか、めったに踏まない地雷を踏んでしまったようだ。
しょんぼり。


悲劇の始まりは:

遅めの昼飯をと、これからしばらく作業をすることになりそうな人形町界隈を散策。
まずは人形町今半で肉の色を眺めて気合を入れる。
ふと角を曲がると古いたたずまいのカレー屋を発見。
なになに「べねぜら」ですと? 昭和24年創業。ふーん。
ダンチュウ8月号のカレー特集の記事が張ってある。へー。
まだ風邪気味ということもありスパイスたっぷりなものに惹かれてまずは入ってみることに。


店内は:

店内はかなりくたびれきった味わいのある内装。つか整理されてない。
13時をちょっと過ぎていたので他に客もいなかった。
おばちゃんに「まだ大丈夫ですか?」と聞いてみると厨房に確認のうえ問題ないとのこと。
カレンダーの裏紙に赤マジックで書かれたメニューを眺めてカレーとハヤシの両方がかかっている「ダブル味カレー」を頼む。
これは築地で働いてたからには仕方ない行動である。
しばし店内を眺めると、数十枚の色紙が貼りまくられている。小島奈津子、おぼんこぼん、えなりかずき、VVVってのはV6の番組か? その他たくさん。
へー、カレーパンが有名なのか。そういえばそこかしこに「パンのみの方お断り」「パンは食事した方だけです」「売り切れましたまた明日」とか書いてある。
そんなこんなを見ているとダブル味カレーが登場。


肝心のカレーは:

肝心のカレーはというと、目の前に出てきても湯気すら立っていない。
なんか悪いことしましたか私? まさか見本でおいてあったやつじゃねーだろな。
気を取り直してダブル味カレーをしかと見据える。私は老人にはめっぽう優しいのだ。
真ん中にご飯、向かって左側にカレー、右側にハヤシである。
カレーの具はニンジン、ジャガイモ、サツマイモがぎっしり。
戦時中なら大喜びですね。へるしーでこりゃいいや。
味はというと辛くもなく甘くもない。ブイヨンは鳥でもなさそうだ。よくわからんほど薄い。
ジャガイモの芯はまだ冷えている。
ランチタイムから15分と外れてないのにこれはなんだかな。

あきらめてハヤシ陣営へとスプーンを進める。
一口食べる。
甘い。
これは煮込んで出てくる甘みじゃなくて砂糖、というかたぶん水飴を使った甘さだな。べたべたしすぎ。
もちろんほどよく猫舌の人にも優しい温度に仕上げてありそれも甘さを引き立てる結果となっている。吐き気がしてきた。

お会計:

冷えてるわ甘いわで、一番うまかったのは付け合せのキャベツサラダのドレッシングのみという悲しい昼飯になってしまった。
限りある食事の機会を奪ったような店には二度と行かないと誓いつつ大枚850円を支払ってぶーぶー言いながら帰ってきたのであった。松屋の290円カレー(味噌汁付)の方が500倍うまい。
色紙を書いた有名人はすべて味音痴と決定。
あとダンチュウもここんとこ書いてないからいいや。
カレーパン食べてないけど推して知るべしじゃボケ。

ひとつ良かったこと:

店の外に出てきてサンプルを見てみるとすべて蝋細工のものだった。
サンプルを出されていたのだったら怒鳴り込んでやろうかと思ったのだが平和主義で敬老精神旺盛な私にとってこれは望外の吉報である。


基本的にはまずい店に関しては書かないようにしてるのですが、あまりに落胆してしまったので一応書いておきます。
「地雷」カテゴリーもついでに新設。
今後はなるべく使わないようにしたいものですが。


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