2009年06月02日

金曜日はT.G.I.フライデー、濱ちゃんキャバ、BLANC、NICA、Bamboo

 先週の金曜日のこと。

 今回の「ホホホの会」の会場は渋谷のT.G.I.フライデー。
 場所柄もあって若い子と外人さんで満杯なのです。
 揚げ物メインのアメリカンなメニューを堪能してビールをごくごくいただきます。
 しかしワタミが経営していたとはしらなんだ。

 ちなみに「ホホホの会」というのは「安キャバクラとミスタードリラー: KQZ on authentic」でも書いたネット業界(?)のおっさんたちの飲み会のことね。
 次の幹事を決めるじゃんけんで負けてしまい、7月の会はどこか決めねばなりません。中央線あたりにしようかしらん。

T.G.I.フライデーズ 渋谷神南店
渋谷区神南1-19-3 ハイマンテン神南ビル2F
営業: 月~木・日・祝日 11:30~24:00
   金・土・祝前日  11:30~27:00
TEL: 03-5459-3555
http://www.tgifridays.co.jp/


 ちなみに神南といえば、Abbot's Choiceのいずみさんの新しい企画の「Frame Library」のすぐ近く。

 ブランドメガネ買取り・リユース販売FRAME LIBRARY. 999.9,alain mikli,Factory900,Japonism,など
  http://eye-wear.co.jp/

 まだ内装もやっていないそうなのですが、こちらでも順次紹介していきます。

FRAME LIBRARY フレーム・ライブラリー
渋谷区神南1-13-4 IDOビル1-D
TEL 03-3461-0177
2009年6月8日オープン

 今回のホホホの会には濱野先生がいらしたので、一同は何も打ちあわせするまでもなく歌舞伎町のキャバクラに向かいます。なんだっけかな。RIPとかそんな感じの店。ちっとも面白くないのですがまぁ経験ですかね。


 新宿だということでオープンしたばかりのBLANCへ。
 一週間たち、結構おちついてきましたですわね。
 そうそう、先週、岸田一郎さんが取材してくださった記事がアップされております。

KISHIDA DAYS(キシダデイズ) - LUXURY RECOMMENDATION WEB-CHANNEL > 怪し~ビルにある、とっておきの"シート"...(!?) バー「BLANC」のご紹介 - キ・シ・ダ・イ・ズ・ム
 http://www.kishidadays.com/kishidaism/2009/06/-blanc.html

怪し~ビルにある、とっておきの“シート”…(!?)バー「BLANC」のご紹介|岸田一郎 のキ・シ・ダ・イ・ズ・ム
 http://ameblo.jp/zino-kishida/entry-10271286059.html

 ムービーで店内が閲覧できますので、まだ店に行った事がない方はごらんいただければ雰囲気はわかるかと思います。

新宿三丁目 Bar Blanc バー・ブラン
新宿区新宿3-1-32 新宿ビル一号地下
Tel:03-3352-1276
営業:19:00~朝5:00
年中無休
http://authenticbar.com/bar-blanc/
↑いずみさんがWebを作った模様~


 そして4軒目。
 今度は近場のNICAです。
 ODINで長年働いていた岡村君が入っているというのでこれは行かねばなりません。
 角のビルを二階へと上っていくと、いつもの岡村君の笑顔。
 店内にはレコードプレイヤーが回っています。真空管アンプだし。
 聞くと音楽レーベルがやっているお店なのだそうです。へー。
 落ち着いたお店でいい感じだったのでまた行こうっと。

BAR NICA バー・ニカ
新宿区新宿3-9-2 松本ビル2F
Tel: 03-3356-7047
http://www.martha-records.com/nica/index.html

Marhta Records Inc.
http://www.martha-records.com/


 そして家路へ。
 とはいえ赤坂見附でタクシーを途中下車してBambooに立ち寄るのです。寝酒寝酒。
 叶野さん相手に「あーったくどうなるかと思いましたよ。KINGっておっさんもタニマチだかパトロン気取りだか知らんけど、口だけ達者な手癖の悪い野郎を甘やかしてっからこういうことになんだよなぁ。まだ新宿を野郎連れ歩いてるらしいっすよ。てめーは気分いいかもしんねーけど、バー業界とかバーテンダーとかにしてみりゃマイナスだとおもうんだけども。Woodyの田中さんに連絡先聞いて、またお客さんだまくらかして問題起こしたらどうすんだよばーかばーかとか送ってやろうかしらん」などと返答できないようなことを口走っていたような気もしますがよく憶えていません。

Bamboo バンブー
港区赤坂3-19-3 御筋通西入ル南側
Tel: 03-3589-4170
営業: 平日 18:00~27:00 土曜 18:00~24:00
定休日: 日、祝日
http://www.bamboo-kyoto.net/

投稿者 KQZ : 00:08 | コメント (201) | トラックバック

2009年05月30日

六本木 Bar MataZo

 水曜日のこと。
 元ジョーダンズの三又又三が六本木にバーをオープンしたというので行ってきました、というお話。
 その名もBar MataZo

 まずはAbbot's Choiceでヨネさんと三又又三と落ち合って軽くビールとオーヘントッシャンのハイボールで乾杯。
 売れっ子放送作家のオガちゃんは急遽仕事で来られなくなってしまいましたが、レッドカーペット、スリーシアター、ヘキサゴン、その他もろもろ20本以上の番組やってるんだからまぁ仕方がないか。
 件のヨネさんは今では回転寿司評論家として多忙ですし、僕も放送作家と広告代理店の二束のわらじ状態からオンラインゲームのプロデューサーにソーシャルでモバイルで飲食で…… とみんな結構ばらばらなことをやっているのですが妙に気があうのです。僕らと三又又三とは中野坂上にマラカス電気科学の部屋があった頃から(いや、その前からか)の付き合いですので、もう10年近くになるでしょうか。いつだったか部屋に戻ったら裸でプレステやりながら寝ている三又がいてびっくりしたことがあったのを思い出しました。

 飲みながら「こないだたけしさんが…」とか「あべ静江さんの誕生会に山崎がきて」「あーその話聞きたくない」などと近況を報告しあい、バー・マタゾーのオープンを待つ。
 そして21時。
 Bar MataZoのあるビルを探していくと結構ゴージャスなビルでびっくり。ガスパニックの隣ですな。
 店内は黒でまとまったシックな造り。そこかしこにモエのロゴが光っています。
 某媒体での取材もかねているので撮影しつつモエを一本オーダー。
 シャンパン以外にも普通のロング系カクテルもありますが、基本はボトルをオーダーしてゆっくり飲む系のお店らしいです。ウィスキーのボトルなどの間に「竜馬」という焼酎があるのが三又又三らしいところ。
 フードメニューには花巻出身ということもあり盛岡冷麺がありましたが、これがまたものすごく美味しくてびっくり。なんでも12種類だかの麺を取り寄せて吟味を重ねたのだとのこと。これは別の店にしてもいいかも、くらいの出来栄え。夏に向けてスープの取り方とか(煮干の水出汁とオイキムチの水分とかね)提供の仕方なんかのアイデア出しをしながらシャンパンをすいすいと飲んでいるうちに、カウンターにはモエの担当部長さんが一人できて、ロゼのモエを飲んではりました。なんかかっこいい。
 徐々にお客さんが増えてきて、コロッケさんがいらしたところでカウンターに座らせちゃ失礼だというのでご挨拶しつつ退散。

Bar MataZo
港区六本木3-15-24 belle六本木5F
営業: 20:00 ~ 27:00
Tel: 03-3478-2382

投稿者 KQZ : 22:30 | コメント (314) | トラックバック

2009年05月20日

本日OPEN! 新宿Bar BLANC

 Abbot's Choiceの四店舗目といいますかなんといいますか、本日新宿三丁目に開店いたします。
 名前はBar BLANC。読みは「バー・ブラン」ですね。
 昨晩500秒もの時間をかけてサイトもアップいたしました。(いずれちゃんと作ります。ゴメンナサイゴメンナサイ)

Bar BLANC
 http://www.authenticbar.com/bar-blanc/

〒160-0022
東京都新宿区新宿3-1-32 新宿ビル1号 B1F
Tel 03-3352-1276
open 19:00_goodtime

 今日の19時にオープンする予定です。
 どこかで顔を出すかと思いますんで適当に~

投稿者 KQZ : 15:16 | コメント (247) | トラックバック

2008年04月08日

Abbot's Choice新宿店は4月16日18時OPENです

 以前よりお知らせしておりましたアボットチョイスの新宿店の工事が順調に進んでおります。
 六本木店、中野店で見かけた人も多いとは思いますが既にチラシが出来上がっております。
 PDFは重いので表紙と地図だけちらりと。

アボットチョイス新宿店:2008年4月16日OPEN

アボットチョイス新宿店:東京都新宿区歌舞伎町1-2-1(ミスタードーナツのあるビルのB1)

 六本木店、中野店よりもちょっとだけ広くなっておりますので、お近くにいらした際にはぜひお立ち寄りを。
 また、オープニング記念として4月16日(水)~20日(日)はAll Spirits & Whisky が半額です。なんだか大騒ぎな予感。


Abbot's Choice新宿店 アボットチョイスしんじゅくてん
住所: 東京都新宿区歌舞伎町1-2-1 (ミスタードーナツのあるビルのB1です) Yahoo!地図Google Map
Tel & Fax: 03-5155-8238
営業: 18:00~33:00(翌朝9:00)
定休: 無し
http://www.authenticbar.com/abbots-choice/
 ※あ、サイトも作り直さなきゃだ

投稿者 KQZ : 19:39 | コメント (122) | トラックバック

2008年03月19日

Abbot's Choice新宿出店・正式決定

 そういえば書き忘れておりました。
 六本木、中野に続いてアボットチョイスが新宿に出店することになりました。
 オープンは4月16日の予定。
 場所は靖国通りと区役所通りの角、つまりミスタードーナッツのあるビルの地下一階です。
 JR新宿駅から徒歩4分。
 6月14日開業予定の地下鉄副都心線の新宿三丁目駅からだともうちょっと近そうです。
 ということでよしなに~

Abbot's Choice
 http://www.authenticbar.com/abbots-choice/

投稿者 KQZ : 17:30 | コメント (220) | トラックバック

2007年12月07日

忘年会第一弾、のちチミチミshi3zさん

 昨日は忘年会の第一弾。
 酒好き連中だったので、近場でありながらまだキチンと行っていなかった麻布十番IZAYOIに行くことに。
 IZAYOIはもともと大塚の「こなから」に…(以下300文字くらい削除。中目ののんだくれさんくらいしか笑ってくれなさそう。あとルネッサンスFさんくらいか)

 さてさて、IZAYOI。
 鳥料理と日本酒がメインと聞いていたのですが、焼酎やワインも等分に力を注いでいるらしく、お料理の方も日本酒ではない方向に調整しているものが多く見受けられました。大和鶏のもも肉を黒糖漬けしたものの串焼きとか、フォアグラの串焼きあかしあ蜂蜜かけとか。こういうのはワインにはあいそう。鳥の刺身盛り合わせはかなりいい具合で必食。特に砂肝はまるでビーツのような透明感としゃりしゃりとした食感がたまりませんでした。冷凍だったけど。

IZAYOI
http://www.izayoi.cc/izayoi/index.html
港区南麻布1-4-5 グランパレス南麻布仙台坂2F
Tel: 03-5442-0965
営業: 18:00~27:00(LO26:00)
定休: 日曜日

 お店に置いてある日本酒をほぼ制覇してすっかりいい加減に酔っ払い、タクシーで遠方の人間を隅田川あたりまで送ってから赤坂へと引き返してくると携帯電話に着信。
 今をときめくユビキタスエンタテインメントshi3z社長である。

 「あー、チミチミ。shi3zだがね、今西麻布で飲んでるんだがチミも来たまえよ」

 思わず直立不動になりタクシーの屋根をぶち破ってしまうというハプニングもありつつ「ハイ」と返事をして運転手さんに霞町までと告げる。
 そしてタフィアへ。

 チミチミshi3zさんはSSI認定焼酎アドバイザーでもあるはっしー先生と二人でモヒートを飲んでいらっしゃった。

 shi3z: 「んーこのカレーは旨いね」
 女店員: 「カレーじゃありませんから」

 などというココロに沁みるやり取りもありつつ、色々と企画の話などにも及ぶ。
 流れ流れて「草ふえ」へ。
 先日Abbot's Choice忘年会で大変ご迷惑をおかけしたので平謝りで入店するも余りに謝りすぎて前転。
 美味しいウーロンハイを飲みながら「本当にこの前はすみませんでした……」と話してみると「いえ、今度ぼくらもAbbot's Choiceで暴れますから」とにこやかに答える小松さんの目はきらりんと光っていたので本当は怒っているような気もしないでもない。
 なんだかんだで3時過ぎまで飲んで解散。


西麻布 焼酎BAR ::: AZABU 草ふえ :::
http://www.kusafue.com/
港区西麻布2-25-13 2, 3F
TEL/FAX : 03-3498-3181
営業: 火~土曜日・祝祭日 19:00-翌4:00 / 日曜日 18:00-翌1:00 /
定休: 月曜日

投稿者 KQZ : 14:23 | コメント (214) | トラックバック

2007年12月01日

29日はクール・ド・リヨンの社長とカルヴァドス

ということで時空を超えて過去日記その2。

29日

 西麻布の長野屋酒店の林さんにお誘いを受けてカルヴァドスの会に参加。
 場所は老舗ビストロ、というか西麻布の『ビストロ通り』の名前の基になったという「ビストロ・ラ・シテ」を借り切っての会だったのです。
 クール・ド・リヨンといえば言わずと知れたカルヴァドスの雄。その意味はLion Heartといいましょうか獅子の心。
 そのクリスチャン・ドルーアン社長がいらっしゃるというのであれば行かずにはいられません。
 京都のカルバドールで高山さんにこの話をしたらめちゃくちゃ行きたがっていましたし、そういえばODINの菊地さんもカルヴァドス好きとして有名ですので誘えばよかったかしらん。

Coeur_de_Lion1.JPG (←日経レストランの前編集長の菅原さんにそっくり)

 今回の企画は日本カルヴァドス協会のイベントとのことで、さすがに社長がいらっしゃるだけあって店内は満席。
 ドルーアン社長もそれに応えてか1963年物のオールドヴィンテージのカルヴァドスを持参してきてくださっていました。
 席に着くと、なんとそこはクリスチャン・ドルーアン社長の真横!
 第二外国語はフランス語ではありましたが恥ずかしながら「ジュマペ…」と「こもんぶさぶれぶ」とか「けつくせ」くらいしか思い浮かびません。そのくせ発音だけはいいから相手から見ると不審な人間になってしまいます。教材にファーブル昆虫記とか読ませるなよなホントに。会話だけさせてくれりゃよかったのに。(喋れなかったので八当たり)
 とまれ、カルヴァドス大使のフィリップさんの通訳と、目の前の明治屋さんの営業さんとのおかげでそれなりに意思の疎通は図れました。フィリップさんはクリスタルヨットクラブの理事もされているので、そっちの方でもお世話になりそうではあります。

Coeur_de_Lion2.JPG

 まずはよく冷えたポモー・ド・ノルマンディで乾杯。

 近くの席の人たちで自己紹介をし合うと、なんと斜め前には入江たのし先生が!

入江たのし - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A5%E6%B1%9F%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%97

 うっすらと近くで番組をやっていたこともあるので恐る恐るお話ししてみたりして。土屋夏彦さんの話などもでたり。そういえばサントリー・ウェイティング・バー・アヴァンテにちろっと出たこともあったりしたっけか。
 入江さんも美味しいものが大好きな人なのでそこかしこの話題でひとしきり盛り上がる。
 目の前に座っていらした明治屋さんに「嗜好が大好きなんですよ」とかいうお話をしつつ和む。「うちのオーナーが『嗜好だけはなにがあっても続けろ』と言ってまして」だそうです。明治屋でちゃんと買い物しますんで末永く続けていただきたく思うわけですハイ。

 さて、下の写真はクリスチャン・ドルーアン社長が自ら持ってきてくださったカルヴァドス用のリンゴの数々。

Coeur_de_Lion_pommes.JPG

 写真ではわかりづらいのですが、かなり小さなもので食べてみても特に美味しいものではないのだとか。においもさほどいいわけではなく、あくまでも潰して発酵させると生きてくる個性なんだそうです。
 ペイ・ドージュ地区全体でカルヴァドス用のリンゴは約400種類ほどあるらしく、香りのいいもの、甘味、甘味と苦味のあるもの…… などをうまくブレンドさせて味を作り上げていくのだそうな。ちなみにクール・ド・リヨン社では約60種類のリンゴを使っているのだそうです。

 そしてお料理は以下に。

BISTRO_DE_LA_CITE1.JPGBISTRO_DE_LA_CITE2.JPG
BISTRO_DE_LA_CITE3.JPGBISTRO_DE_LA_CITE4.JPG
BISTRO_DE_LA_CITE5.JPG

 今回はカルヴァドスの会ということで、かなりしっかりとしたボリュウムでありました。正統派ビストロですな。 最後のドルチェまで満足。

 そしてもちろん!
 肉料理の前には全員起立して Le trou normand の合唱と、Coeur de Lion VSOPの一気飲みとジャンピングがあったのは言うまでもありません。(長野県民が結婚式で信濃の国をうたうのと同じ)

 宴席の最後には、お土産でいただいたカルヴァドスを使ったカクテルレシピブックに社長自らサインまでしていただき感謝感激。


Bistrot de la Cite ビストロ・ド・ラ・シテ
http://www.sixarbres.com/bistrot/
港区西麻布4-2-10
Tel: 03-3406-5475
定休: 月曜日
営業: ランチ12:00~14:00(ラストオーダー) ディナー18:00~22:00(ラストオーダー)


 林さんと、女性利き酒師の会の首謀者でありミシュランで星を獲得したラ・ボンバンスの裏番長でもある古川さんと三人でもう少し飲もうということになり、近所のスタンディングバーでポルトとチョコレートをいただく。

Port.JPGChocolate.JPG

 勢いづいてしまい、締めにCUCULUに行き、一杯ずつ飲んで解散。

CUCULU くくる
http://www.cuculu.jp/
港区西麻布2-25-19 BARBIZON28-301
Tel: 03-3400-9960


 帰り際に六本木ヒルズの向かい側あたりのル・コネスール前で信濃の国出身の田中渉さんと偶然出くわしたのはLe trou normandの呪いだったのかもしれません。たぶん違うけど。


投稿者 KQZ : 02:31 | コメント (495) | トラックバック

2007年11月28日

京都一日目まとめ【写真追加】

 9月26日月曜日。
 朝9時26分東京発ののぞみで京都に。
 12時チェックインだったのでそのままからすま京都ホテルへ。
 PCで調べ物や蔵人の村上君と連絡を取り合って13時ごろに外出。

 昼ごはんを錦市場あたりで食べようとぶらついてみるもどこも混雑していたあきらめる。
 壱銭洋食とかにしんそばでも食うかと南座を目指して歩いていると偶然「たん熊北店」の前に出てしまう。覗き込んだ時にたまたま板前さんが出てきて目が合ったので「入れます? 予約してないんですけど」と言ってみるとカウンターが空いているというので流れで入ることに。
 左に50代半ばのカップルと右に80代&50代の親娘ペアの間に挟まれてまずはビール小瓶で喉をうるおす。しばし待つ間に親娘さんの写真撮影に協力してみたり、熟年(死語)カップルの痴話喧嘩を聞かない振りしてみたり色々ありつつ半月を食べる。普通に美味しい。

tankuma1.JPGtankuma2.JPG

 支払いの際にカードの色をみて態度を変えるという京都っぽいあしらいにわが見た目の軽さを反省してみたり。

京料理 たん熊北店
 http://www.tankumakita.jp/
京都市中京区西木屋町四条上紙屋町355番地
TEL: 075-221-6990・5490
営業: 12:00~14:00 17:00~22:00
定休: 11月 …無休


 二条寺町に歩いていき、清課堂を冷やかしつつ村上開新堂でロシアケーキを購入。流石に予約していないとクッキーは買えないか。老親思いの田舎者という設定ならあのばあさんを口説けるのでは、と思いつつさして旨いものでもないのでまぁいいや。
 並びの紙屋さんに行き来年の干支の入った懐紙を購入。
 一保堂で炒り番茶、大福茶(季節限定の玄米茶)、北野の昔(抹茶)などを購入。
 錦市場に引き返しここでも諸々お土産を購入。

村上開新堂
京都市中京区寺町通二条上る東側
TEL:075-231-1058
営業: 10:00~18:00
定休: 日曜・祝日・第3月曜

紙司 柿本
京都市中京区寺町通二条上る東側
TEL:075-211-3481
営業: 平日:9:00~18:00 日祝:10:00~17:00
定休: 不定休

一保堂茶舗
 http://www.ippodo-tea.co.jp/
ippodou.jpg
京都市中京区寺町二条上ル常盤木町52
TEL: 075-211-3421
営業: 9:00~19:00(日祝・12/30・12/31~18:00) 喫茶室嘉木11:00~17:00
定休: 1/1~3(喫茶室嘉木は12/29~1/3)

寺町会のホームページ
 http://www.joho-kyoto.or.jp/~teramuch/index.html


 ホテルで荷物整理をしていると村上くんが京都に着いたという。
 四条烏丸の駅で待ち合わせて一路松尾大社へと向かう。

matsuotaisha.JPG

 意外に早くついたものの17時近くで、お参りをしたとたんに日が暮れる。既に閉まっていた社務所にお願いしてお守りを購入。 酒を売る人用のもの4つ(アボットチョイス×2、またぎ、浅間)と酒を飲む人用のもの1つ。村上君は酒を作る人用。

京都 洛西 松尾大社
 http://www1.neweb.ne.jp/wa/matsuo/
京都市西京区嵐山宮町3
Tel: 075-871-5016


 夜ご飯はどこで食べるかということになり、前日にさくまあきらさんが行ってmixi経由で薦めていただいた焼肉屋さん「藤むら」に予約の電話をしてみると、偶然入れるとのこと。
 一旦ホテルに戻り、京都のバーテンダーさん用のお土産をピックアップしてタクシーで藤むらへ。
 肉、特に刺身(タンとかレバとか)のすばらしさは特筆モノだったので、mixi、携帯Twitter、仕事関係の焼肉部部長などにメールで写真を送りつける。

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 ただ、塩味の焼肉の味付けに味の素を使用していたのでちょっと残念。今度は「塩いりません。醤油で食べます」と言ってみようと決意。

藤むら
京都市下京区仏光寺通油小路西入ル
Tel: 075-341-1489
営業: 17:00~21:30
定休: 水曜日


 満腹でK家まで歩く。
 若手のバーテンダーさんがいたので「黒野さんいます?」と言いつつジンフィズとモスコミュールをオーダー。
 おっとり刀で黒野さんが登場。
 かなりすけべったらしく成長しているのをみてむべなるかなと思う。(謎)
 黒野さん作のジンフィズは相変わらず美味しい。
 ここで驚いたのがオリジナルのモルト風味モスコミュール。普通のモスコミュールの上にラフロイグを垂らしているのですが、実はそのラフロイグには西洋わさびを刻んだものを漬け込んでありかなりスパイシーで美味しいのです。
 いやーこれはいいわ。
 東京のバー関係のよしなし話をしつつざくろのカクテルとこれまたオリジナルのカプチーノ仕立てのコーヒーカクテル。
 お店が混んできてお客さんを断り始めたので退散することに。

K家
京都市中京区六角通り御幸町西入ル八百屋町103
Tel: 075-241-0489
営業: 18:00~03:00 (L.O. 03:00)
定休: 火 (祝日営業・火曜が祝前日の場合は営業)


 そしてまたも二条寺町に。
 カルバドールの扉を叩いてみるとびっくりしたような高山さんの顔が出迎えてくれました。
 モルトをなめつつ色々お話。
 「この間、六本木で日曜もやっているバーを教えてくださいっていうお客さんがいたのでアボットチョイスの番号を104で調べたんですけどわからなかったんです。友人のバーテンダーに聞いて事なきを得たんですがもしかして開示してないんですか?」と聞かれましたが、どーなんでしょ?>いずみさん

 「それとお隣のお客さんなんですけど、KQZさんに是非紹介しようと思っていたんですよ。ホント偶然です。実は…」
  と紹介されたのが南禅寺の湯豆腐の超有名店「順正」の若社長(取締役営業部長)の上田さん。なんでも順正は年間に50万人もお客さんが来るらしい。ひぇーーーー。
 東京に関して諸々の計画があるというので、ご近所の長野屋酒店の大将を紹介できるでしょうし、広報なんかも手伝えるかも。また上田さんは吉田神社とも縁があるらしく、こちらも吉田神社といえば明石散人さんはじめ神社関係でも所縁あるところですっかり意気投合。
 とりあえずの共通認識として「赤坂Bambooの叶野さんは変」ということで一致。
 ちなみに叶野さんは日曜日にカルバドールに来ていたらしく、
 「そういえば叶野さん、土曜日は『ズル休みします』って店の前に貼ってたらしいですよ」
 といわれたのですが、実は土曜日にBambooに行った際にそれを見ていて、店のポストに自分の名刺に『ズル休みするな』って書いてポストに入れておいたのでした。

 あぁ世間はめぐる因果はめぐる。

Calvador カルバドール
京都市中京区妙満寺前町446 若林ビル 2F
Tel: 075-211-4737
営業: 19:00~翌5:00
定休: 水曜



投稿者 KQZ : 12:19 | コメント (164) | トラックバック

2007年11月21日

The Whisky WorldでAbbot's Choiceが紹介されてました

 …と言ってもだれも知らない雑誌かもしれませんが、土屋守さんが編集人をつとめているスコ文研(スコッチ文化研究所)の会報みたいな雑誌なのであります。
 この号からは装いも新たにムックとして店頭売りも力を入れていくようなのですが、その第一特集が『六本木逍遥』 ということで本屋さんで手にしてみたのでした。

THE_Whisky_World_13.jpg

 ぱらぱらとめくってみると、THE BAR CASK、Islay Bar Tokyo、BAR ISOWN、BAR id、Agave、Ne Plus UltraにまじってAbbot's Choiceの名前を発見!
 ちなみに西麻布ではBar 霞町 嵐、Liberty Lounge THESE、GRaiL、Tafia、Ori HIGASHIYAといったところが並んでいました。
 あとミッドタウンとヒルズの中のお店も。

 内容はといいますと、各店かなりロングインタビューを行ったらしいのでまだまだ全部は読んでいないのですが、気になったのはタカハシ店長の

同業のバー関係者の方々も、店を閉めた後に沢山立ち寄ってくれます。『六本木バーテンダーの真夜中の会議室』と呼ばれるくらいなんですよ

というセリフです。

 どうみても『六本木バーテンダーの部室』それも男子高体育会系の部室だと思うんですけども。

 いずれにせよモルト好きの人が読む本なので、よかったよかった。
 スコ文研も初年度だけ会員になってそのままやめちゃったけど、また顔でも出してみますかねっと。


THE Whisky World |ザ・ウィスキー・ワールド
 http://www.zearth.co.jp/mag/tww/

スコ文研ウェブサイト
 http://www.scotchclub.org/


投稿者 KQZ : 01:30 | コメント (217) | トラックバック

2007年11月19日

新宿に知り合いのバーができた/できる/あった というお話

 木曜日のこと。

 Abbot's Choice六本木店を手伝ってくれていた深田さんが満を持して新宿で独立。
 そのレセプションに御呼ばれしたので行ってきたのでした。
 場所は新宿三丁目の交差点()を厚生年金会館に向けて歩いて二つ目の角を左折して200メートルくらい行ったところ。サカゼンの向かい側にあるでかい靴を売ってる店の角を入ったところですな。ひげひげ団的には昔「秋田屋」があった道筋をもっと奥に行ったところ。Livedoorにも近いか。
 ちなみにGoogle Mapでいうと↓ここ。


拡大地図を表示

 手土産には伊勢丹の地下でピエールエルメのチョコレートを大量購入。

 真っ白な入口から中をうかがうと、店内は思っていたより広くカウンターで10席ほどか。あと席の後方に個室っぽいスペースもあるようでしたが、まだ整理仕切れていないので今回は封鎖されていました。

 まず目に付くのは広いカウンタースペースです。
 にこやかに深田さんがご挨拶。
 ん?
 まてよ、横にいるのはヒゲの木村さんに、AZMくん……って、まんまAbbot's Choiceじゃないの。今日はオープニングレセプションということでお手伝いなんですね。
 木村さんも25日には新宿三丁目にバーを開店するので、新宿に知り合いの店が多くなることになります。
 シャンパンを飲みながらバックバーを見ると、相当な種類のお酒がうなっていました。聞くと750本はあるそうなのですが、整理していないお酒が同じくらいあるのだとか。流石は練馬のモルトハウスISLAYに在籍していただけはあります。
 以前からのお店のお客さんやら内装工事屋さん、同業者などさまざまな人がお祝いに駆けつけ出たり入ったりしています。順調だといいなぁ。商店建築の編集部の人が来てましたが、たしか坂井淳一さんの紹介で厨房拝見のコーナーにAbbot's Choiceを紹介していただいたっけか、などと思い出したり。
 忙しそうだったのでなかなかおはなしできませんでしたが、それでも三杯ほど飲んで退散することに。


Bar Gin & It バー ジン・アンド・イット
新宿区新宿5-11-25 1階
Tel: 03-3356-1669
営業: 18:00~29:00
定休: しばらくはお休みなし


 夜の新宿花園神社あたりを歩いていて急に思い出して魔黒氏に電話をしてみる。
 魔黒氏もゴールデン街に新しく店をオープンするのでしたそうでした。
 果たして連絡がつくと内装工事の真っ最中だというのでお邪魔してみることに。

 区役所通り沿いから入ったゴールデン街の案内看板から電話してみると、ひょっこりと10メートルほどはなれたところから魔黒氏が登場。かなり近いのねん。
 一階は元々家主さん経営でお寿司屋さんだったそうなのですが現在は使われておらず、二階三階部分を借りてギャラリーバーにするのだそうです。
 そういえば中野坂上に部屋があったときにはキムラタカヒロさんを呼んでライブペインティングをやったなぁ…… などと色々思い出しましたが、そういう使い方もどうやらできるようになりそうです。


ゴールデン街「COLORS」
東京都新宿区歌舞伎町1-1-9 (G2通り緑道入口角)

※オープンは11月22日ですよ!

 まだ作業中のスタッフさんたちと少しだけお話しをしてからわれわれは飯を食いに新宿三丁目に繰り出します。
 何も当てが無かったのではありますが「あ、そういえば池袋のitten Barにいたカワちゃんが新宿三丁目でお店やってるの知ってました?」という情報があったので早速行って見ることに。
 して徒歩1分。
 綾桜(あやざくら)というお店でした。
 よく目の前を通っていたのですが全然気がつきませんでした。

 入ってみると目をまんまるにした川崎さん。
 「おひさしぶりですっ!」
 そうですそうですお久しぶりです。
 川崎さんといえば、ittenに入ってまもなくの頃によくカクテルを頼んでいたのですが、これがことごとく美味しかったので非常に印象に残っているのです。全く経験が無くてもセンスがいい人っているんだなぁ、と思っていたのですが、このお店は焼酎と日本酒がメインの和風ダイニングだとのこと。んーでもカクテルも飲みたいもんですな。
 美人バーテンダーさんのお店ですんで、ひげひげ団の流れで行くのもいいかもしれません>ひげひげ各位

 美味しいつまみと日本酒を飲みながらよし無し話しを。
 しかし魔黒氏とは大学生の頃からの誼なので17-8年の付き合いになることに気づく。とある選挙事務所のお手伝いが縁だったのが僕は広告屋に就職し、彼はそのまま選挙参謀をやりつつ親の事業の手伝いをしつつ大学にもう一度行きなおし、大学生になった頃にBSラジオの学生スタッフを募集する際に豪くお世話になり、お互いに飲食店を運営したりして…… とまぁよくわからないのではありますがそういう流れの付き合いなのでした。一部界隈では二階堂豹介なる人物と間違えられたりしているらしいですがそれもご愛敬。(笑)
 終電前には解散したのですがめんどくさくなってタクシーで帰宅。

綾桜(あやざくら)
http://www.ayazakura.jp/top.html
東京都新宿区新宿3-11-6 エクレ新宿103
Tel: 03-3350-5388(16:00~)
営業: [平日]PM.6:00~翌3時
    [金・土] PM.6:00~翌5時
    [日・祝]PM.6:00~翌0時
定休: 無休

投稿者 KQZ : 17:04 | コメント (172) | トラックバック

2007年11月12日

酉の市から西麻布またぎ、のちアボットチョイス

 土曜日のこと。
 一の酉の前夜祭ということで、マラカス電気科学用の熊手を買いに花園神社に集合。

2007torinoichi1.JPG

 「どうぶつ奇想天外!」や「ヘキサゴン」でおなじみのオガちゃん社長とは首尾よく落ち合えたのですが、回転寿司選手権チャンピオンのヨネさんがきやがらない。後で聞くと「六本木でパーティー」だったという。相変わらず浮世離れしすぎである。

2007torinoichi2.JPG 2007torinoichi3.JPG

 てなことで前の熊手をお焚きあげしてしてもらい、毎年買っている巣鴨高橋で新しい熊手をゲット。
 ねずみ年だけにかわいらしいネズミのマスコットが鎮座しております。

 熊手を持ってタクシーを拾い、一路またぎへ。
 小笠原さんから「またぎの住所調べようと思って検索したらさ、鈴木Bが日記に書いてんだよ。カッキー紹介したの?」とか聞かれてしまう。
 紹介したのはたぶんストロウドッグ小泉くんではないかと思うわけですがそれはいいとして、確かに逗子時代は店の名前を書いちゃうと予約が取れなくなるのでわざと「逗子の獣肉屋」とかって書いていたのでこのblog検索には引っ掛かりませんですよ、へーそれにしても鈴木Bはなんであんなに飯食ってるのに太らないんだろ、そんなん僕知りませんがな…… なんて話をしていたら店に到着。前は逗子まで電車で一時間以上かかっていたのに毎月二回くらいは行ってたのを考えると隔世の感があります。

 中に入るとさっそく仲畑組のTシャツを着たおやじさんが火をおこしてました。(逗子時代は仲畑貴志さんの別荘のすぐ近所だったのです。ちなみに春先の筍は仲畑さんちの裏山からいただいたもので絶品でした)
 まずはビールを飲んでまったりしていると、放送作家の福本君の巨体が見えてきました。
 今日はここ一年ほどいろいろな仕事を手伝ってもらっている福本くんに加え、無駄に最高学府を出ている女流放送作家見習いの杉本さんも呼んでのいわば慰労会なのですな。

 「あいよー。今日は頑張っていろんなの入れといたよ」といいつつ、まず最初に出てきたのは刺身盛り。

071110matagi1.JPG

 メジと石鯛とイサキだったかな? 日本酒に切り替える。メジがもんのすごく旨かった。
 お次は鹿。

071110matagi2.JPG わ、なんか色温度バラバラだな…

 まだ季節には早いけどこれはかなーり旨い。あー旨い日本酒持ち込みたかった。

 「KQZさん、今日はよ、すんげー甘鯛用意してあっからよ」とにこやかにおやじさんがやってくる。
 見ると手元にはまばゆいばかりに光る身のぶ厚いアマダイの一夜干しが鎮座ましましていた。
 思わず周囲の別のお客さんが「ほぉ~」と溜息をもらしていた。(マジでマジで)
 いやしかしこちらは4人である。それも一人は女性だ(一応)。
 涙をのんで「半身だけにしてください…」と言って出てきたのがコレ。

071110matagi3.JPG

 でかい。身が厚い。色がいい。
 いつになく気合い入れて焼番をつとめて最高の焼き加減に調節。
 完璧に仕上げたのですが、匂いがもうたまらんので写真は撮れませんでした。
 んもうね、もんのすごく旨いのよ。
 皮目のすこし焦げた香りと身の脂のあまい香り、むれた肉の凝縮した甘みの微粒子が鼻から入ってきたとおもったら箸が伸びて口にぱくりと落としこんだらあぶらが乗りまくりで唾液がどばーっと出てきて噛むほどもなく肉がほろりとほどけて舌に甘味塩味うま味がどわっと広がり酒が旨い…… という感じ。(なんだそりゃ)
 あっという間に骨までしゃぶって完食。
 元々5人のところが4人になったわけで、「もう一人か二人増えればもっといろいろ食べられるよね」ということになりSPA!の光明くん、久保田アナ、某カリスマ編集者など知り合い関係に電話やメールで招集をかけてみるも、さすがに土曜の20時とかになると人が集まらない。ちぇっ。

 「もうちょっと食べたかったな……」とちょっと残念がるわれらの風情を見せていたら、またも出てきたまたぎの大将。
 今度は手にあの白いやつが乗ってますよお前さん。えぇえぇ大好物のアレ。

071110matagi4.JPG

 キジです。
 手羽や脚など骨のついたところは火が回るのに時間がかかるのでまず炭火の上に乗せておいてから、まずはささ身の部分を生でいただく。
 ねっとりとしたやわやわの肉が歯にも美味しいのです。
 至福。
 皮のついた身の薄切りをさっとあぶって食べると、ささみの淡白な濃厚さとうって変わってうまみのエキスのような油がじわっと口の中に広がってこれまた旨いのです。
 やっぱ、鳥関係ではだしが一番うまいのは雉だなぁ。
 おやじさんに「今年は六本木でも年越し蕎麦キジのだしで作ってくれるの?」と聞いてみると「そんなもんめんどくさくてやんねーよ」といなされてしまう。このおっさんはいつもこれだ。(笑)

 んめーんめーと骨までしゃぶっていると、またにやにやとおやっさんが皿を持ってくる。
 「いやー今日はあれだよ、金目もいいの用意しといたからさ」
 「え? 昼金目?(わくわく)」
 「あったりめぇよ」

※昼金目という単語がわからないお友達はこちらを見て予習しておこうね
 キミは昼金目を知っているか?: KQZ on authentic
 
 で、これが来たわけです。昼金目の焼しゃぶだーーぃ。

071110matagi5.JPG

 生で食べてももちろん美味しいのですが(ちょっと皮が口に残るきらいがありますが)、ささっとひと炙りすると驚くほどのあぶらが浮かんできて極上の甘味に変わるのです。ぜいたくすぎです今日はとっても。(倒置法)キジともアマダイとも違ったこってりとしたあぶらの味に、ほろりと崩れる身の味が絶妙にうまいのです。

 で、締めは鍋です。

 071110matagi6.JPG071110matagi7.JPG

 さすがにおなかいっぱいだったので小さめの鍋にしたのですが(サムネイルが小さいのは写真の写りが悪いから)、スギタケがめっちゃくちゃ旨かったのでした。
 持参した黒七味をぱらりと振りかけていただきます&あっという間にご馳走様。
 最後の最後にいつもの絶品すいとんを食べたかったのですが「そんなに汁飲んじゃったらつくれねーよ」「だってうまいんだもん」「おらしんねー」「作ってよー」「じゃすいとんは無理だけど雑炊なら少し作れんべ」「やたーっ」なんてやり取りがあって雑炊をちらりと食べて最高潮に幸せ気分に。

 食後いろいろとくっしゃべりながらもサスガは手錬れの放送作家おがちゃん社長、話はおやじの持っているスーパー紀州犬(猟犬)へとつながる。渋る(というかめんどくさがりの)おやじをなんとか納得させて「どうぶつ奇想天外!」で取材に行くことにあっさり決定。
 次は猟の後にまたぎ仲間を含めての宴会に紛れ込むことに決定。
 呼べる人数は限られてしまったのでODIN菊地さんとミシュランで星を取ったとかいう噂もある龍吟の山本さん、すし泉の小泉さんあたりかなぁ。

 相当お腹いっぱいになったので、歩きながらAbbot's Choiceに移動。
 ビールを飲みながら「誰か呼ばない?」みたいな話になり、無駄な学歴でおなじみの杉本が「私の同級生のOLを呼びましょう」ということになり二名招集。東大卒ですっとぼけたキャラの女子が三人もそろうとなにがなにやらで結構面白かったのですがもう最後は何が何だか分からず家に帰ってソファーに寝っ転がって起きたら朝だったのでした。

 あー長い一日だった。


※参考
 西麻布に獣肉が来た: KQZ on authentic

投稿者 KQZ : 00:09 | コメント (158) | トラックバック

2007年11月02日

George's Bar閉店

 既にお知らせしておりましたが、吉祥寺のGeorge's Bar(ジョージズバー)は2007年10月30日を持って閉店いたしました。
 10月28日から30日のGeorge's Barお別れ会は総数300人以上の方が集い、別れを惜しんでいきました。コレオスの大泉さんは前日にスペインから帰国したばかりだというのに翌日にはカウンターに立ち、盟友とのお別れを偲んだとのことです。同じく最終日にカウンターに立たれたヒースの大川さんもご自身のblogでエントリーをあげていらっしゃいました。(9月のエントリーですが)

ヒースつれづれ: 哀悼  「バーテンダー佐伯譲二さんへ」
 http://heath.blog.ocn.ne.jp/turezure/2007/09/post_999a.html

 僕自身は残念ながら仕事の折り合いがつかずお別れ会に行けなかったのですが、31日に顔を出し後片付けをしている川田くんとしみじみとお話しをした次第です。分かってはいたものの、掃除を始めてすっかり空になった酒棚を眺めるとやはりどうしてもさみしい想いは募ってしまいます。

 このauthenticbar.comを立ち上げる一つのきっかけとなった佐伯譲二さんとの出会いですが、色々なお酒のこと、飲み方、遊び方は言うに及ばず、サイトを立ち上げた御蔭で色々なバーからお声を掛けていただいたり、ひいては今Abbot's Choiceをやっている泉さんとも知り合うことになったわけで、そういった意味でも感慨はひとしおなのです。
 後片付け後のGeorge's Barを後にし、ジョージさんと知り合うきっかけとなったWoodyに赴いて田中さんとつらつらとお話し。なんでも「King氏」がAbbot's Choiceのことを褒めてくださっているとの事。へぇー。

 田中さんがご遺族の方とお話ししたところ、サイト自体はこのまま残しておくこうという事になったそうで、細かい部分を修正して近日アップすることになると思います。
 George's Barのサイトではいくつかのコラムを書いたりもしていたので、最初の一つを採録してみますか。

マティーニ
そもそものきっかけは吉祥寺のバー『Woody』のマスターだった。
「Kさん、ジョージズバーのマティーニって飲んだことありますか?」
そう人懐っこく笑う髭のオーナーバーテンダー、田中さんの言葉に誘われて、ジョージズバーのカウンターに座ったのは次の土曜日だった。

 ウチのマティーニはね、進駐軍のお客さんから教わったんですよ。
 若けぇ時に新橋の下士官クラブで働いてたんですけどね。
 二年間追い回し(下積み)をしたあとやっとカウンターにたてましてね。
 ……まぁ生意気盛りだったんでしょうか、いっぱしのバーテンダー気取りでね。
 あるとき50がらみの軍人さんがお客さんとしてやって来てね、
 私を見て、「マティーニはできるか」って聞くんですよ。
 もちろん、ってなもんで作って差し上げたら、
 一口飲んだだけで今度は、「エンプティ・グラスをくれ」って言うんですよ。
 で、空のグラスを渡したらね、マティーニの中身をグラスにあけてね、
 カクテルグラスを逆さまにして、タンッとカウンターに置くんですよ。
 そりゃバーテンダーにとっちゃ最高の侮辱ですよね。
 私も若かったから不貞腐れてなにしやがるってんで言ってやったら、
 「オレはアメリカでバーテンダーをやっていたんだ。
 お前にマティーニの作り方を教えてやる。材料をもってこい」
 って言うんですよ……。

その時に習ったのがこのマティーニなんです。

ジョージさんの作るマティーニはやわらかい。

切れ味鋭い飲み口はともかくとして、キリリと冷えたジンをいつまでも美味しく冷えたままで、という気配りから使いはじめたというシュリンプカクテル用のグラスを使用する心配り、流れるような手捌き、そこはかとない上品さが漂う江戸弁、ベルモットとオリーブの香り、レモンピールをする指先の優美さ……切れ味だけではない、やわらかなそれでいて凛としたたたずまいがあるように思えるのだ。

味わいつつ飲んでいると、いたずらっぽい瞳でジョージさんが
「ジルベルトのマティーニもできますけれど」と言う。
ロンドンのデュークホテルのバーテンダーだったイタリア系移民のジルベルトが、サンデー・サン主催のマティーニコンテストに出場した際に作ったという、特に辛口のマティーニ。
そう言われたからには戴きたいものだ。
…………。
翌日起きると気怠くも甘美な寝覚めと、あやふやな記憶。
突き刺さるような爽快なマティーニだったような覚えはあるのだが……。


 ちなみに、第三回目の「ジルベルトマティーニ」を書いたのは、先日の「TVチャンピオン2」~回転寿司通選手権~で見事優勝したヨネさんです。コラム第一回目とネタも構成もかぶってるっちゅうに。


 その他のジョージさんのお話についてもこの日記blogで書いていますが、今思いついたのはここら辺ですかね。

マティーニ! マティーニ! マティーニ!: KQZ on authentic
 http://www.authenticbar.com/kqz/days/archives/001307.html

追記:マティーニと逆トップ: KQZ on authentic
 http://www.authenticbar.com/kqz/days/archives/001308.html


George's Bar ジョージズバー
営業: 1995年2月6日 ~ 2007年10月30日
http://www.authenticbar.com/georgesbar/

なかのひと.jp

あわせて読みたい


投稿者 KQZ : 17:19 | コメント (220) | トラックバック

2007年09月27日

恵比寿の変態バーが13周年とな

 ということで恵比寿ODINが13周年なんですとよ。


 夕方からの会議の後、鯖システム屋さんのeyesさんと「軽く飯でも」ということで恵比寿に降りたち「徳ちゃん」でホルモン焼きをはぐはぐ。以前より味は落ちたけど旨いやね。鴻上尚史似の店長は健在。
 で、早々にODINに行くとさすがに早い時間はほぼ満杯。

 焼肉後なのでさっぱりとモスコミュールとシークワーサーフィズをもらう。
 んまい。

 eyesさんはアイラでなにか、ということでなんかもらってましたが僕はもう少しラフに飲みたかったので二杯目はウィスキーマックをオーダー。ストーンズジンジャーがなかったのでベルモットに絞った生姜汁とシロップで調整。味を見てみるとちょっとだけ酸味が足りないようだったのでライムを絞ったら結構これが旨いのだ。

 話はよしなしところにすっ飛びまくる。
 前にも書いたと思うけど、ODINの菊地さんとは14年以上前からの付き合いになるのかな?
 渋谷NHK近くの雪月花という和食屋さんのウェイティングバーで知り合って、六本木のザ・バーにいたことを知り、「店を開く場所を探している」というので当時毎週顔を出していた嘉門達夫師匠の事務所が入っていたビルの地下一階のイタリアンレストランがたまたま居抜きで空くというので紹介し…… というのが今もあるODIN恵比寿店なのだ。
 話し始めるとあっという間に時間が過ぎる。

 締めにイタリアンもののグレンフィディック21ysをもらう。蒸留は60年代だったはずですが、このところあんまりそういうのは気にしなくなってしまった。要は一期一会なんだもの。このレベルのお酒になると次に飲める機会なんてそうはない。あったとしても、味だけは覚えている自信はあるし。

 平日ということもあり3杯飲んで解散。
 タクシーで六本木に向かいAbbot's Choiceに顔を出す。
 Abbot Aleを飲んでリフレッシュして帰宅。


BAR ODIN バー・オーディン
渋谷区恵比寿1-8-18 K-1ビル地下1階
Phone/Fax: 03-3445-0996
営業: 平日 18:00~27:00/日祝 18:00~24:00
http://www.authenticbar.com/odin/

投稿者 KQZ : 02:30 | コメント (236) | トラックバック

2007年09月03日

George's Bar 閉店のお知らせ

 10月30日に閉店することが本決定した模様です。
 追ってサイトのほうも修正をいたしますが、まずはこちらでお知らせいたします。

概要:

閉店日
2007年10月30日火曜日

定休日
9月9日より毎週日曜日が定休となります

カードお取り扱いについて
閉店に伴いましてカードのお取り扱いは出来なくなりましたのでご留意ください

George's Bar お別れ会
店主 佐伯譲二の生前に賜りましたご厚誼に対し厚くお礼申し上げます。
1995年に開店したGeorge's barは2007年10月30日に閉店することになりました。親しい方々にお集まり頂き心からのお別れ会を催したく思っております。

10月28日(日)  15:00~24:00
ゲスト
宮内誠(大倉山 グローリー)
田中利明(代々木上原 カエサリオン)
山本毅(代々木上原 カエサリオン)
大滝清一郎(代々木上原 カエサリオン)
中村祐子(銀座 アビスコ)

29日(月) 18:00~24:00
George's Barスタッフ一同

30日(火) 18:00~24:00
大泉洋(渋谷 コレオス)
大川貴正(国立 ヒース)
田中雅博(吉祥寺 ウッディ)
土屋裕司(銀座 エディーズ)

George's Bar ジョージズバー
http://www.authenticbar.com/georgesbar/
武蔵野市吉祥寺本町2-19-7 みすずビル2F

 生前のジョージさんをご存知の方は吉祥寺で飲みましょう。

※ジョージズバーのホームページも更新しました。
※日時の訂正を施しました
※30日のゲストバーテンダーが増えました

投稿者 KQZ : 19:10 | コメント (222) | トラックバック

2007年08月29日

Abbot's Choice中野店再開のお知らせ

 8月21日にモデムからの発火による火災でお店を休んでいたAbbot's Choice中野店ですが、9月3日月曜日に営業再開する運びとなりました。(冷蔵庫などストッカーの一部が燃えてしまいました。神主なのにお祓いしてなかったや…)

 再開についての詳細はAbbot's Choice中野店のBlogをご覧ください。

 http://ameblo.jp/abbot/

 また、9月3日から9月9日(重陽の節句ですな)の間、復活イベントを中野店、六本木店で行う予定です。
 いっぱいのお運び心よりお待ちしております。


Abbot's Choice アボットチョイス 六本木店・中野店
http://www.authenticbar.com/abbots-choice/

投稿者 KQZ : 18:51 | コメント (173) | トラックバック

2007年08月14日

George's Barについて

 だいぶ経ってしまいましたがご報告。
 先日中野区上高田天徳院にて佐伯譲二氏のご葬儀がしめやかに執り行われました。
 僕はお通夜に行ったのですが、コレオスの大泉さん、大倉山さん、吉祥寺エディズバーの土屋さんなど沢山の関係者が多数参集されたのをみて、改めて故佐伯譲二さんのご遺徳を感じ入った次第です。
 ホールで流れていた数年前にCSで放送されたジョージさんのマティーニ紹介番組での風情は春先にお会いした時の塩梅そのままで、いまにもバーテンダーコートを着て「ぃらっしゃいませ」と招き入れてくれそうな感じがしてなりませんでした。

 今後のジョージズバーですが、川田くんが入りつつ営業を続けていくようです。
 営業体制が決まりましたらオフィシャルサイトの方も変更をするように致します。

 ↓ちなみにこれは数日後に伺ったコレオスのマティーニ。(福島さん作)

martini_correos.jpg

投稿者 KQZ : 02:21 | コメント (181) | トラックバック

2007年08月03日

ジョージさんご逝去

 昨晩遅くにWoodyの田中さんからメールが届きました。
 mixiのメールだったのでタイトルは分かりませんでしたが、うっすらとそんな気配は感じながら内容を確認しました。
 2007年8月2日。
 吉祥寺George's Barの佐伯譲二さんがご逝去されたそうです。

George's Bar
 http://www.authenticbar.com/georgesbar/

プロフィール
 http://www.authenticbar.com/georgesbar/index0.htm

George's Bar オーナー・バーテンダー。
昭和28年、新橋にあった進駐軍下士官用クラブ『ROCKER-FOUR CLUB』を皮切りに、神田・ユーハイム、渋谷・チャイナタウン、赤坂・ミカド、横浜・ニューチャイナ、赤坂・グラスアート赤坂、吉祥寺・ワゴンリー、銀座・ボデガなどを経て、95年より長年親しんだ吉祥寺で自らの名前を冠した『George's Bar』を開店。現在に至る。
戦後の進駐軍を迎えた異国文化との接点としてのバー、華やかなキャバレー文化でのバー、レストランのウェイティングバー、そしてオーセンティック・バー…… 戦後日本のバー文化をすべて体現したかのようなその足跡が、いま吉祥寺の街にふと立ち止まり、大人のバーを現出させる。

 初めてお会いしたのはWoody田中さんからの「KQZさん、実はホームページを作ってほしいって言うバーテンダーさんがいるんですよ。大先輩なんですけどね」という紹介からでした。
 その日のうちに会いに行き、ファンになり、通い始めて。
 ちょうどODINの5周年記念のプレゼントにサイトを作り始めていたのでタイミングもいいということで authenticbar.com というドメインも取り、仲のいいタリスカやジョージアムーン、ドルフィなどの情報も盛り込んで……、ということでこのサイトがオープンしたのです。

 最後にお会いしたのは今年の2月だったか3月だったか、Abbot's Choice中野店のオープンのお知らせに伺ったときでした。
 退院されたばかりで顔色もよく、カウンターに座って少しだけお話させていただきました。
 「もうね、目がわるくなっちゃってね…」と老眼鏡を恥ずかしげに触りながらにこやかに応対してくださったことを思い出します。

 どんな方だったのかは上掲のプロフィールを見ていただいても分かるでしょうし、5周年記念のパーティーに出席している錚々たるバーテンダーさんたちの顔ぶれを見ていただいても分かるでしょう。

Grorge's Bar 5th Anniversary Party
 http://www.authenticbar.com/georgesbar/index4.htm


適当に書き散らかしたコラム。

逸品コラム
http://www.authenticbar.com/georgesbar/index3.htm
 第一回
  http://www.authenticbar.com/georgesbar/content3_01.htm
 第二回
  http://www.authenticbar.com/georgesbar/content3_02.htm
 第三回
  http://www.authenticbar.com/georgesbar/content3_03.htm
 第四回
  http://www.authenticbar.com/georgesbar/content3_04.htm
 第五回
  http://www.authenticbar.com/georgesbar/content3_05.htm
 第六回
  http://www.authenticbar.com/georgesbar/content3_06.htm


 以下は日記の中で触れている文章です。

マティーニ! マティーニ! マティーニ!: KQZ on authentic
 http://www.authenticbar.com/kqz/days/archives/001307.html

 逆トップの話などが書いてあります。
 こういった日本のバーの歴史について、もっとたくさん伺っておけばと悔やむばかりです。

吉祥寺なのだ: KQZ on authentic
 http://www.authenticbar.com/kqz/days/archives/000368.html

 このページも結構いろんな方のコラムや観光本のネタ元になっているみたいです。


 大きな手で作り出される繊細なカクテル、しゃっきりとした江戸弁、ダンディないでたち……
 カウンター越しにたくさんのことを教えていただきました。
 バーテンダーとして54年、一線に立ち続けていらっしゃった達人に安らかな眠りを。

このblogをご覧になってでしょうか、直接お店などに電話をされている方が多数いらっしゃるようですが、ご家族様より「関係者及びごく一部の常連の方以外の葬儀の参列はご遠慮いただきたい」との旨連絡が回って参りました。状況ご賢察のうえしめやかにお送りできますよう御配慮いただければ幸甚です。宜しくお願いいたします。

投稿者 KQZ : 11:07 | コメント (162) | トラックバック

2007年08月01日

そして松山に ~その3

 おなかも一杯になりホテルで解散。
 明日は朝8時から動きまくるのだ。
 部屋に戻り…… いや、ホテルのフロントにLANケーブルを借りに行かねば、と戻ってみる。
 んが、ケーブルを借りた後なぜか宇和島の町を放浪することに。
 でもなんにもないんだよねーーーー。

 バーがあれば飲んでもいいんだけど、あるのはスナックとかラウンジとかいうものばかりで扉の内側からはカラオケの声が漏れてたりして。
 そこかしこですれ違う若い人たちも「スナック●●」というところに吸い込まれているし。なんだかなぁ。
 あと、自転車で飲みに着ている人が多いのも印象的でございました。

 コンビニでもあれば関東圏にはない雑誌とか読めるんだけどなぁ、と探しまくってみるも何もなし。
 唯一それらしいのがこの「ヤマシタサンヨードー」
 とりあえずビールでも買って帰るか。
 
 …とあきらめかけていたら、バーっぽい看板が目に付いたので入ってみることに。
 CHICというお店でした。


 内装はというとそれなりにがんばっている感じ。
 お、レコードまわしてるじゃんかさ。
 バックバーにはRare moltシリーズとかコノサーズ・チョイスが並んでいる。花と動物とかも当たり前に。
 もしかしたら期待できるかも… とジンフィズを頼んでみる。
 店内はカウンター6席とテーブルが大小あわせて15席くらいか。
 テーブル席の若い人たちがお勘定をして出て行く。
 あとはカウンターにへばりついているおじさんと二人っきり。

 程なくして出てきたジンフィズは……
 「宇和島には炭酸はないのか!」といういただけなさ。ジンのレモン水割りがいらはりました。
 うーーむ。

 雰囲気のよさにあきらめきれずに「ロウランドありますか?」と聞いてみるとどうやらないみたい。
 しょぼん。
 仕方なくマンハッタンを頼んでみる。(ここでネタ師決定ですな)
 えーっと、東京基準で言うと「ぬるーい&あまーい」ですが、地方で言えばかなり美味しい部類でございます。

 いや、なんといいますか、例えばこの www.authenticbar.com に入っているようなバーは、作っている自分で言うのもなんですが日本でも有数のバーなわけなんですよ。
 そこを忘れちゃいけないのです。

 なんとはなく店主さんとお話が始まる。
 どうやら昔は六本木のバーにいたらしい。
 突っ込んでみると、現「酒友」旧「ザ・バー」の隣のビルの地下にあった「ステップ」にいたらしいのです。
 へーーー。
 14年前に出身地の宇和島に戻ってきて開店したのだとかで、逆算するとザ・バーには行ってた時代だから…… などという話で無駄に盛り上がってしまう。
 Novaグループで仙台をオープンしてて麻布十番に…… とかいう話だけでワンホップなのは必至なわけで、うだうだと話をしているだけでも面白いのも間違いがないところ。
 しかし「カクテルはいまいち」というのも忘れちゃならないのが職業病か。(笑)
 少なくともお酒はがんばっているので、再度宇和島に立ち寄るときには寄ってみよう。


CHIC
愛媛県宇和島市中央町5-5 2F
Tel: 0895-24-2129
定休: 日曜
営業: 26時まで

投稿者 KQZ : 01:20 | コメント (59) | トラックバック

2007年07月31日

慰労会と謎の本と桃のジェラートと乾坤一擲ドッペルゲンガー

 ずいぶんと日記を書くのをさぼっておりましたが備忘録。


某日、某雑誌のスタッフさんたちと慰労会。

 一部新聞なども賑わした某紙関係だったりするのですがそれはそれとしまして、と。
 場所は六本木の酒友。ここは長谷川酒店が経営している和食屋さんで、さすがに日本酒焼酎の取り揃えが素晴らしいのです。
 原島前店長時代にはよく飲みに行っていたのですが、礒自慢の副杜氏婦人にジョブチェンジされてしまってからはとんと御無沙汰だったのでした。
 個室を取ってもらって5人で飲み食いしつついろいろと情報交換。
 12時近くになってAbbot's Choiceに移動したのですが、どうも2時過ぎに寝堕ちしてしまうというどうしようもない体たらく。
 反省しつつ白み始めてきた六本木の空の下、回転したてのTIPTOPというバーがあったのでヘンリーマッケンナのソーダ割りをすする。わりといい店かも。わからんけど。

謎の本をいただく

 ある朝のこと。
 仕事場への行きかけ、お隣にすんでいるおじいちゃんがゴミ出しをしていたので挨拶をする。
 ふと思い出して

 「そういえばこの間古本屋さんで●●先生の書かれた本を入手したんですよ」

 と話しかけてみる。

 すると

 「どの本ですか? 私は30冊くらい本を書いているので…」

 そんなに本を書かれているとは知らなかったのでタイトルはなんだったっけ… と言いよどんでいると

 「いや、以前書いた本は全部間違いですから」

 とにこやかに畳み掛けてきた。

…一旦時間は現在に飛び、記憶を頼りにGoogle先生に訊いてみると、あらま奇門遁甲術とかいう古代中国の方位術(でもないのだが便宜上こう書いておく)の世界では超有名人だったのではあーりませんか。
 具体的なお名前は伏せますが、

奇門遁甲を学んだ人なら知らない人はいないくらいの人物である●●先生の代表的著作です。前半と後半に分かれていて前半に遁甲について、後半に地理風水について述べられています。先生の遁甲は通常の三奇、六儀、八門、八神、九星などを用いず、気学に用いる九星を応用させた挨星法という呼び名の方位術を紹介されています。●●先生を支持する人は某派に次いで多いのではないでしょうか。それくらい影響力のあるお方がかかれた書籍だと思います。●●先生の方位術観を知るための入門書的なものだと思います。
であるとか、
 太平洋戦争後、張耀文氏を掌門とする台湾透派の奇門遁甲が昭和35年以降、●●氏に伝えられ、透派奇門遁甲自体も出版物、講習を通じて流布しました。
 ●●氏の遁甲は、中村文聡氏の気学、透派奇門遁甲を出発点としつつも数十年の研究を経て独自の理論的進化を遂げ、太古の旋式遁甲を復元した功績は日本における一大金字塔といえるものです。
 などという評価をなされているらしいのです。  当然、敵視する人も見受けられましたし、2ちゃんねるでもお名前がタイトルについたスレッドが2スレ現行保持中だったりしていました。


……で、時間を遡り、時制は某日朝のお隣さんとのおしゃべり中へと戻る。

「実は中国で完成された遁甲というものは壬申の乱でも使われた。関が原では家康が使った。
 元々は●●天皇の時代に日本にやってきた学者が持ってきたもので、 中国で言う国宝です。
 その持ってきた写しは現在京都の -- 詳しくはいえないんですが -- とある重要文化財の阿弥陀様の台座に胎蔵されていて、その寺の息子さんから写本が私に伝わってから約30年、ようやく全容が解明できたのがつい最近なんですよ。
 過去には天皇の行幸にも使われていました」

 ほけーー。
 梅雨明けの照り返しの中、自転車を支えながら思いもよらない伝奇話に巻き込まれていった。
 だって隣に住んでいる見た目は普通のおじいちゃんだぜ?

 時間さえ許せば
 「そうそう、ウチの爺さん旧神社庁で…」「安岡正篤さんとも仲が良かったとかで…」
 とか話に乗らないでもなかったのですが、仕事前ということもあり封印。


 「…50年の研究がようやっと完成したんですよ」
 「では、それをまとめてまた出版されるんですか?」

 とノリでたずねてみると

 「いや、あまりに強力すぎて実験するとなにか事故が起きるのではないかと思いまして
  お世話になって方々にお知らせを送るだけにしようと思います」

 と躊躇されている様子。

 時間も時間だったので、あくまでも近所に住む人のいいお兄ちゃんという風情を崩さずに

 「また勉強させてください! お声かけしてしまい申し訳ありませんでした!」

 と自転車に乗り込み爽やかに去っていった某日の朝だったのでした。

 で、二日後にその秘伝の書が届いてしまったわけなんですが……

 筆文字の前文に読んだらすぐに廃棄する旨認められておりまして、なかなか通読するにも気合いがいりそうなのです。
 今まで気づかなかったけどなんだかすごいなぁ。


ということで、現在の住環境をまとめてみる

  • 隣に住んでる82歳のじいちゃんは占いの大家
  • 別のお隣の84歳のばあちゃんは赤坂芸者に三味線教えてる
  • 庭に三本足のカエルがいる (バリとかでは縁起がいいらしい)
  • 庭で白蛇が脱皮してたり、近所で青大将がニョロってたり
  • 緑の童貞も出没する (「メラ」と唱えると大抵のblogは燃え尽くされるらしい)

赤坂テラカオスw


桃のジェラートの完成と深夜のドッペルゲンガー(あるいは生き別れの弟)

 かねてより持ち込んでいた桃でリクエストしていた自家製ジェラートができたというのでAbbot's Choiceに試食に行く。

peach_gelato.jpg

 おー、いい出来でおます。
 今年の第一弾は岡山の白桃と長野のモノをブレンドしたらしい。ねっとり濃厚かつ上品な香り。
 実は当日山梨産の農家自家用桃も持ち込んだので、今年は違う味わいのジェラートも楽しめるのです。
 明日は清水白桃が来るし。どんだけ桃好きなんだよ>オレ

 ほどなくして電話にODINの菊地さんからメッセージが入る。
 なんでもWebの更新の相談があるとかで、Abbot's Choiceでおちあうことに。
 スタッフ一同に緊張が走ったりしてたわけですがそこはホレご愛敬ご愛敬。
 なんだか混んでいて立ち飲みしつつつまんだジェラートは菊地さんにも好評だった様子。よかったよかった。

 ゆっくり話せるところに移動しようということで、以前よりキャラが似ていると思っていたBambooの叶野さんと会わせっちまえ、と画策。
 もちろんそんな雰囲気はおくびにも出さずに席を確保して移動移動。(うきうき気分なので動詞を重ねて形容詞&体言止め的に使用)

 果たしてカウンター入口の止まり木が二つあいていたわけです。
 ふと見ると叶野さんは気づいているらしい。なかなかこちらに来ない。(ニヤニヤが止まらない)

 「えーおこんばんわぁ」と叶野さん。
 「えーっと、この人は…… お酒とグラスが好きな人」 おぉ、なんとか笑わずに言えた!

 僕は有次で特注をかけたという銅のカクテルグラスを使ったマティーニを、菊地さんはなにやらモルトをオーダー。
 なに、銘柄? そんな細かいことよりも見てて面白いことが目の前にあるんだから気にしてねーっての。

 「オペレーション入ります」

 いつもの叶野節が店内に響く。
 そして目の前に二つのグラスが並ぶ。

 「お、このグラスは○△※×◎の▼□$ですね」 と菊地さん。
 すると間髪入れずに 「いえ、○△※×◎なんですが、●●年にでた復刻です」 と叶野さん。
 「あぁ、復刻なんてあったんだ… これって……」

 見えないところで丁々発止乾坤一擲火花が散っているようであったわけです。
 オタクはオタクを達人同志はこういった言葉目配りの端端でお互いの度量を推し量るわけですな。
 その会話の間にバンブーカクテルを追加オーダー。
 我ながら的確なオーダーである。(グラス的に、というお話。カットグラス、特注の銅製品、そして手吹き手書きのグラスと)

 「お、これはきれいな…」と菊地さん。

 頃合いもよし、と叶野さんに 「実はこの人、ODINの菊地さんっていう人なんです」 とネタばらしの儀式を一応行う。(絶対気づいてるはずだし)
 「あぁ、僕一度か二度伺った事ありますよ」 と叶野さん。

 こうして、東京の一部のバー業界では「似ている」と評判の二人が邂逅した記念すべき夜だったのでした。
 やっぱり何となく似てるよなぁ、この二人。
 しかしこの変人バーテンダー二人のサイトを両方とも手がけているというのは、果たして間違っているのか否か。
 …と、ほんの少し悩んですぐに忘れる夏の夜だったのでした。

Bamboo BAR Coctail&Whisky
 http://www.bamboo-kyoto.net/

BAR ODIN - バー・オーディン
 http://www.authenticbar.com/odin/

投稿者 KQZ : 01:01 | コメント (165) | トラックバック

2007年06月25日

メトロミニッツにAbbot's Choiceが登場

 「メトロミニッツ」といえば都内の地下鉄界隈で配られているフリーペーパーですが、昨今の東京フリーペーパー狂乱時代にあって既に老舗的風格もかもし出している良質な媒体でございます。
 
 メトロミニッツ<metro min.>
  http://www.metromin.net/

 記憶をたどると営団地下鉄が東京メトロと名称を変更した前後に、確か「アーバンライフメトロ」「メトロポリターナ」そして「メトロミニッツ」と相次いで創刊したんだったかと思いますが、編集は扶桑社とスターツ出版とどこだったっけ…… とかいうどうでもいい話はさておきと。
 さてメトロミニッツというと創刊号くらいから藤原新也のフォトエッセイがあったりして不思議と文化的な香りが残っているところがなんとも昔臭くていいのです。姉妹紙の「ゴールデンミニッツ」も一周年との事で、こちらもよく見かけます。
 あわせてなんだか本棚に取っておく度合いも他のフリペより多いような感じ。もちろん一番は明治屋の嗜好ですが。(笑)
 嗜好についてはここら辺を参照。→http://www.authenticbar.com/kqz/days/archives/001060.html

 で、今配布されているメトロミニッツにAbbot's Choiceが出ています。

mm07_0620.jpg

 場所は後ろから4ページ目上部。
 FourRosesのタイアップ記事ですな。タイアップ記事としてもかなり力の入った取材で、行てみたいお店も結構あげられていました。
 ということで現在配布中のメトロミニッツを見ると、六本木店高橋店長のすまし顔が拝めますので地下鉄構内などで見かけた方はお手にとってどうぞ。

 ↓ちなみに取材中のワンカット。

mm07_0620_a.jpg

※ただいま高橋店長はイタリア研修中ですので、チャンドンゴンとTERUを足して185cmに伸ばしたような顔が見られるのは来週くらいですかね。


Abbot's Choice アボットチョイス
六本木店:
 港区六本木5-1-5 加藤ビル2階
 Tel: 03-3475-0353
 年中無休
 17:00~翌8:00

中野店:
 中野区中野5-26-11 白百合ビル地下1階
 Tel: 03-3385-1931
 年中無休
 17:00~翌8:00

http://authenticbar.com/abbots-choice/

投稿者 KQZ : 21:57 | コメント (165) | トラックバック

2007年04月03日

MISAYO画伯のMEXICO土産

tequila200704.jpg

 ただ今Abbot's Choice六本木店に入荷~
 あとTequilaの本とCoronaのトレイと大量の干し鱈も。(本は中野のアザミ君のリクエストだったので中野に行くかもです) この『Guid del Tequila』は英語とスペイン語で説明が書いてあって図録としても見ごたえありなのだ。(写真は今度アップするです)
 ちなみに写真の左に見えるボトル「Herradura」のBlancoのSuaveのラベル右肩にNo.1118とありますが、これは醸造所の番号でして違うブランドであっても1118であれば美味しいという証拠なのです。
 また右のボトル「Don Julio」に関してはこのLink先を見てくれたまえ。
 Link→ Yahoo!ブログ - テキーラ日記|たぶん最高のテキーラ Don Julio


 ちなみに干し鱈は高島シェフに託しましたが、ピルピルになったりするとうれしいなぁ。ジャガイモとグラタンにしても旨いけども。
 で、初めて高橋店長のサイドカーを飲んでみたのです。
 しゃっきり冷えててそつがなくうまい。強いて言えばコワントローが若干強いかな? ブランデーの甘さがもう少し引き立てば…… などとアラを探せば探すことはできますが、僕が煙草を吸ってればちょうどだったかも程度の誤差でもあります。
 ……なんか10年ちょっとくらい前にODIN菊地さんなんかと週に何度かこんなことしてたよーな気が。


Abbot's Choice (アボットチョイス)
東京都港区六本木5-1-5 加藤ビル2階
年中無休
17:00~翌8:00くらいまで
Tel: 03-3475-0353
http://authenticbar.com/abbots-choice/

↓普段フランスに住んでいるMISAYO画伯のアロマとプロポリスのお店はこちら

 LACALACA フランス直送!アロマ&プロポリス
  http://lacalaca.net/index.html

投稿者 KQZ : 23:28 | トラックバック

2007年01月17日

中野のチラシがでけました

Abbot's Choice中野店開店チラシ 2月7日OPEN

 2月7日(水)オープンでございます。
 オープン記念として、2月7日~12日まではWhisk(e)yその他スピリッツがALL半額 になります。
 この期間中は19時~29時(AM5時)までの営業ですが、13日からは17時~32時(AM8時)の営業になります。日曜は18時~30時(AM6時)。


Abbot's Choice中野店 アボットチョイスなかのてん
中野区中野5-56-11 B1F
Tel: 03-3385-1931
年中無休
営業: 平日17:00~32:00(AM8:00) 日曜日18:00~30:00(AM6:00)


 で、昨日はこのチラシを受け取ってサイトの構成なんかを相談した後にいずみさん(店長からマネージャーという役職になるらしい)と赤坂のBambooに飲みに行くことに。
 Bambooの叶野さんといずみさんは同じ店で働いていたこともあり、なにかと酒関係の話で盛り上がる。
 しかし叶野さんとODIN菊地さんは似てるなぁ。
 BambooのサイトもMISAYOが作って去年からひっそりと公開はしていますが、まだリンクしちゃダメだとの事ですのでやめておきますか。

投稿者 KQZ : 12:40 | コメント (308) | トラックバック

2006年11月22日

なんだか二軒目が決まったらしい

場所は中野。
オープンは2月の予定。

投稿者 KQZ : 00:19 | コメント (218) | トラックバック

2006年09月07日

生落花生と偶然の再会と変わったカクテル

(途中まで書いててサーバエラーで萎え萎えなのではありますが)

八街から食べきれないほどの生落花生が届いたのでAbbot's Choiceに持ち込む。
沸騰した塩水で30分ほどゆでて食べるとうまうまなのだ。

カウンターでAbbot Aleを飲んでいると二つ空けた隣に見知ったお顔を発見。
歯医者さんの中原先生だったのでした。

 帝国ホテルプラザ内 審美歯科 クリニーク デュボワ
  http://www.dubois.jp/

「おぉー久しぶりー。家が近いから時々来てるんだよ」とおっしゃってくださる中原先生。
いや本当にお久しぶりなのでした。
最後にあったのは中目黒のサヴォイで隣り合わせになったときだったかなぁ。
浅尾慶一郎さんが初当選した前後には月に一二度は会っていたのではありますが、当時の仲間うちはみんなそれぞれに活躍されていてなかなか会う機会もなかったりするのです。メンバーで唯一20代前半だった自分もこうして皆さんとお話しできるようになっているというのも面白いですし。

しかししかし、こういう再会は本当に面白い。
旧交を温めつつよし無し話をしていたら、なんと中原先生もリッツカールトンの高野さんと10年来の懇意なのだとか。
あまりにびっくりして高野さんの携帯の留守電にメッセージを残してみたり。
そうか、高野さんも神社の出身でしたか、とかとか驚くことしきり。
「家も近いんだからさ、今度ホームパーティーでも」とのお誘いもありがたいのです。
大人数で料理するのは楽しいのだよねー。
六本木男声合唱団倶楽部にもお誘いいただいたけども、もう少し時間が取れるようになってからかなぁ。
辰巳琢郎さんにも誘われているし、知り合いが多いので基本的にウェルカムなのではありますが。

お嬢さんの宿題の工作をしなければならないという中原先生を見送ってからもう一度カウンターに。

すぽっとエアーポケットのように空いている瞬間なのを見計らって、普段Abbot's Choiceでは頼みづらいカクテルを重点的に飲んでみる。
ホワイトレディ、マンハッタンときて「なんか寝酒っぽくもう少し重いのを」とリクエストしてみると「ネグローニなんてどうでしょう?」と泉くん。

で、取り揃えられた瓶がこちら。

negroni_abbotschoice.jpg

1961年のカンパリ、1960年代のチンザノのキナ、1950年代のティンキャップのゴードン、1960年代のゴードンオレンジビター。
…そりゃうまかろうに。

舌にまとわりつく苦味と甘みの絶妙さ。
んーむ、うまい。
というより、ずるい。
軽めの葉巻があいそうなのです。
都内でこれが飲める店はそうそうないので、岸田さんにも飲ませたいでごわす。
(赤坂のグレースとか恵比寿&銀座のODINは除くとして)

泉さんに「面白いからODIN菊ちゃんに送る」と言ったらスタッフ全員から「それだけはやめて」と言われましたが、んなもんやめるわけないじゃんかさ。(笑)
菊地さんの携帯メールに写真を送って知らん振りして家路に着く。
あぁ、今日は清々しい日だ。


Abbot's Choice アボットチョイス
港区六本木5-1-5 加藤ビル2階
Tel: 03-3475-0353
無休
http://www.authenticbar.com/abbots-choice/

投稿者 KQZ : 23:42 | コメント (213) | トラックバック

2006年08月25日

追記:マティーニと逆トップ

前のエントリー「マティーニ! マティーニ! マティーニ!」に関していくつか質問(メールとか直接とか)が来たので追記しておきます。

逆トップというのは、カクテルシェイカーを通常のやり方と逆に持って振るスタイルのことです。

↑このシェイカーの蓋の部分を押さえるように利き手側の親指をあてて、逆の手の小指で底を押さえ、
両手の指先だけでふんわりかつしっかり支えてシェイクするのが普通の振り方。
(振っている途中は蓋のほうが下になります)
これに対して逆トップというのは、ちょうどさかさまに利き手の親指でシェイカーの底を押さえ、
逆の手の小指と薬指で蓋を押さえて…… というやり方です。

この逆トップは現在でもホテルオークラのバーテンダーさんが使っていますし(全員ではないですが)、
オークラ出身のバーテンダー一派が使用していることからも、ルーツもそこらへんだと言われています。

#あとサワーにほんの少しだけ牛乳を入れる、などの特徴もありますが、
 それは古式カクテルレシピのサワーからの流れでしょうし
 今回は触れずにおきます。長くなっちゃうし。


それとマティーニについての異聞ですが、これほどバリエーションの多いカクテルもありません。
Martiniだけの写真集なんてのもありますし。
まぁまずは英語版WikibediaのMartiniの項目を見てくだされ。

 Martini (cocktail) - Wikipedia, the free encyclopedia
  http://en.wikipedia.org/wiki/Martini_cocktail

今回話に出て来た「ダグラス」も、恐らくは50年ほど前の日本の進駐軍バーで流行っていた名称なのだと思います。
そういうバリエーションがたくさんあるのもマティーニの面白さなのだと思いますし。
また往時の話を聞くと「黒柳徹子が通訳だかなんだかよく判らないけど出入りしてましたよ」とか「クレイジーキャッツがね…」とか面白いことこの上ないのですが、それはまた別の機会にでも。

投稿者 KQZ : 23:35 | コメント (222) | トラックバック

2006年08月24日

マティーニ! マティーニ! マティーニ!

George's Barのマティーニ

葉巻奉行さんとやりとりをしていて思い出したので備忘録。
(mixiの日記だと検索利かないんだもの)

こういった話は結構たくさん見聞きしているんですが、
いつかちゃんと残しておかないといけないですな。>どことなく話を振ってみる

進駐軍マティーニ、あるいはホテルマティーニの作りかた~1
琴酒(ジン)の新瓶を開く、瓶首の空隙に苦艾酒(べるもっと、これもほんと)を入れ、栓をして振り冷蔵庫へ。
翌日にはああら不思議、琴酒と苦艾酒が完璧に交ざり合い硝子器(グラス)に注ぐだけで馬丁尼(マティーニ)が。
米軍将兵に大量に飲ませるための知恵だったそうである。

進駐軍マティーニ、あるいはホテルマティーニの作りかた~2
ちなみに
「苦艾酒を入れる前に琴酒を少々くすねて飲んでおかないと冷やしている途中に液が膨張して瓶が割れてしまう」
とも聞きましたが、伺ったのが「店主の分け前」でおなじみの大泉さん@コレオスなので単に飲みたかったからなのかどうか定かではありません。


ダグラス~1
なお「ダグラス」というマティーニの亜種もあるようでして、
これはシェイクするだけなのですが、進駐軍のお客さんのうち
空軍の将校が好んで飲んでいたことから付いた名称だそうです。
この際、逆トップで振ると…

ダグラス~2
さて件の「ダグラス」です。
空軍将校が好んで頼んだことから「ダグラス」と名づけられたシェイクのマティーニですが、若かりし頃のジョージさんが逆トップで振っているのを見て
「オレは飛行気乗りだぞ。船の中みたいに振りやがって…」
と言われたそうです。
50年以上前にはそれなりに知られていたということでしょうか。

…こんな話を稲田さん柳倉さん大泉さん佐伯さんに囲まれて伺っていたのでした。

逆トップについて異聞
(一般的にはホテルオークラのメインバーテンダーさんが「お客様にシェイカーのお尻を向けるのは失礼だ、とのことで始めたという説がありますが、ここに挙げたのはGeorge's Barの佐伯さんに伺った説です)
佐伯譲二さん曰く、戦前バーテンダーになるのにはホテルもしくは客船で修行するしか方法が無く、逆トップを振るのは客船で修行した人、もしくは師匠が客船バーテンダーだったというのです。

当時は氷が貴重品だったのは言うまでもありませんが、船の上ですから尚更のこと。
シェイカーの中に残った氷を綺麗に洗ってもう一度使うということは褒められたことではありませんがよくされていたそうです。
銅製のシェイカーも洗ってはすぐに使うという感じでいつも表面に霜が付いていたそうです。(下働きのときは仕事終わりにシェイカーの緑青を取るのが大変だった、とも聞きました)
客船の中のバーカウンターは狭い空間であることから半円形の事が多く、シェイクするときに普通に振ってしまうとシェイカーについた霜がお客さんに飛び散ってしまうので(ストレートカウンターのように横を向いて振ることが出来ない。ましてや後ろ向きになるわけにもいかないでしょうし)、トップを逆に持ち自分に水分が飛んでくるように振ったのが大元だったとのことです。

僕もジョージさんが逆トップで振っているのを見てホテルオークラの話をしてみたのですが、「アタシの師匠が船乗りだったんでね…」とこの話をされたのでした。

ジルベルトのマティーニ
http://www.authenticbar.com/georgesbar/content3_02.htm
よく冷えたグラスをベルモットでリンス。そこに良く冷えたジンを注ぎピールを10枚以上しておしまい。
ちなみに↓このページによると、ここ数年は作らないようになったそうです。

 □■東京ポタリング・グルメ探索■□ George's Bar (Bar・吉祥寺)
  http://www4.plala.or.jp/iiyona/res/george.html


半分以上はGeorge's Barの佐伯さんのお話になってしまっていますが、
バーテンダー歴50年以上の名手は病から復活されて現役そのもの。
Woodyの田中さん曰く「なんか前より元気になっちゃったみたいです」とのこと。
久しぶりにGeorge's Barにも顔出しに行かなきゃだなぁ。

と、検索してたら田中さんのblogを発見。
リンクしちゃおっと。
 Woody Bonji のブログ
  http://bar-woody.cocolog-nifty.com/


George's Bar ジョージズバー
武蔵野市吉祥寺本町2-19-7 みすずビル2F
Tel:0422-22-0517 7:00p.m.~12:00p.m. 月曜定休
http://www.authenticbar.com/georgesbar/


   

投稿者 KQZ : 20:25 | コメント (48) | トラックバック

2006年08月09日

Bambooできました

赤坂で京都の風情が楽しめるバー「Bamboo」のサイトが完成しました。

http://www.bamboo-kyoto.net/

店主・叶野さんのいちびり具合が良くわかるサイトになっております。
例えば「京都のバー」のコーナーを見てください。
『三条木屋町の六階、最後は階段』って、それじゃなんにもわかりませんてば。
寺町二条二階の林檎屋は良く行くからわかるけども。

それと、グラス関連の記述が異常に詳しいのも特徴です。
恐らくアンティークグラスに関しては日本で一番情報量のあるサイトになるのではないでしょうか。

「で、Bambooってどんな店なのよ?」と疑問の方向けに自分で検索してみたところ → KQZ on authentic: 検索結果
あらま結構書いてることに今頃気づきビックリ。
2年前の5月あたりに話題に出ていたアジア放浪旅行中の泉君というのが今のAbbot's Choiceのマスターだったりするわけで月日の経つのは早いものであるわけですな。

ちなみにちなみに、Bambooのサイト制作はマラカス電気科学所属のイラストレーターMISAYOでございます。
叶野氏の「素人の手作り風味のサイトにしたい」との要望に応えての力作。
いやー頑張った。

 

投稿者 KQZ : 20:25 | コメント (204) | トラックバック

2006年07月25日

Abbot's Choiceのレモンソルベとへべれけ弁護士

Abbot's Choiceにジェラートマシンが入り「レモンのソルベがおいしくできてます」という泉店長からの連絡と、早速味見をしたというストロウドッグス・コイズミリュウジa.k.a.ぷち腹黒さんからの 『BABI』の高~いジェラートより美味いよ」 というタレコミ情報により、仕事帰りの六本木、駅まで戻る人とは逆方向に進みちんたら階段を登ってカウンターに座ったのが23時半くらいか。

まずはアボットエールを飲みのどを湿らせ、続いてがレモンジェラート。

lAbbot's Choiceの自家製レモンジェラート

びっくらした。
うまい。
酸味と口当たりのやわらかさ、くきっとした歯ざわりの細かく刻んだ皮、口どけ後の苦味の残し方のバランスがベスト。
聞けばジェラート800ccにレモン40個使ってるんだとか。ひぇ~
採算とれなそうー。


そんなこんなで早めに帰ろうと六本木交差点を渡ったらば、目の前にへべれけの男がバーから涼みにでてきたのとばったり出くわした。

…おんやぁ?

前に仕事をしていた会社の後輩にして、近頃は弁護士として行列ができる法律相談所とかにキャラの立て方を間違えた出方をしている分部くんではないか。

「いや~ KQZさん」

こらこらこら。もう既に酔ってる酔ってる。

なんでも仕事先の某官公庁の超VIPと飲んでるとかで、「ぜひ紹介させてください」と手を引っ張られたのでバーの暗がりへと沈み込む。まだ晩飯食ってないんだけどなぁ。
適当に挨拶してみたところ、まさに仕事をしそうな部署の人たちであった。
ありゃ、ホントにすげー偉い人でやんの。
しゃべってみるとめちゃくちゃアタマがいいということが伝わってくる。
なんだか熱い握手をしながら「是非日本のために仕事をしましょう」と誓い合って辞する。

と、よく判らないけど面白い一日の締めくくりでした。まる


Abbot's Choice アボットチョイス
港区六本木5-1-5 加藤ビル2階
Tel: 03-3475-0353
無休
http://www.authenticbar.com/abbots-choice/

投稿者 KQZ : 03:04 | コメント (152) | トラックバック

2006年07月14日

そもそもはTALEA DREAM

ある日。
元宮秀介さんの日記に「TALEA探してます。」という文章がアップされていたのでした。
(あ、mixi日記ね)

話は急に変わりますが、ぼくはTALEA(タレア)というリキュールを
探しています。

敬愛している音楽家の高田みち子さんが
TALEAというお酒について、
「TALEA DREAM」という歌を歌っていらっしゃるのです。
女性でお酒そのものの歌を歌うのは珍しいことと思いますが、
この歌がまたとろけるようなロマンチックな名曲なのです。
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=SICL000000125
↑試聴はこちら。

高田さんご自身によるTALEAの解説は以下のURLをご参照。
クリーム系のリキュールらしいです。
http://members.aol.com/michikies/taleadream.html

「楽天」で買えばそりゃあ見つかるのかもしれませんが
それは味気ない。

どこかのバーで出会いたいです。

けど、本日のバーにもありませんでした。

「この店にあるよ」など情報をお持ちの方、ぜひご一報を!

ということでAbbot's Choiceに入荷したわけです。
talea.jpg

さて夜の六本木。
ようやっと醒めかけた昼間の熱気がねっとりと絡みつく外苑西通り。
自転車でガイジンさんを縫うようにして到着。
鍵をかける間にも汗がにじみだしてくる。うひぃ。
冷気を渇望しながら階段を登って店に入ると元宮さんと柴尾英令さんとがすでにヒューガルデン生を飲み干していらした。
あいやいやいやいや。
挨拶もそこそこにサントリーザ・プレミアムモルツを頼んでぐびっ。
くぅ。
(あ、Abbot's Choiceでは熱い東京の夏用にサントリーザ・プレミアムモルツを置き始めたのでした。もちろん生)

業界話をしながらも話は自然とTALEAへと向かう。
店長の泉くんはちょうどお休みだったけれども話は通じていたので早速Talea Dreamを注文する元宮さん。
そして出てきたのがこれ。
カクテル「タレアドリーム」 撮影は元宮秀介氏

アマレットの濃厚な香り漂うクリームリキュールを氷でただシェイクしたデザートカクテル。
とろりさらりとした口当たりのあとにアマレットの甘い渋みがおりてくる。
夏の大人のデザートである。

 タレアとは → http://www.suntory.co.jp/cgi-bin/wnb/prod.pl?ID=talea_amaretto_cream

ギャートルズ(骨付きの羊のもも肉)、フィッシュアンドチップス、ムール貝の白ワイン蒸し、トマトソースのパスタ、チキン丸ごと一羽を焼いたもの… などなどをつつきながらあーでもないこーでもないと話は盛り上がる。
元宮さんからは「TALEA DREAM」のCDをいただいてしまった。ありがたや。
talea_dream_CD.jpg
ジャケットが本秀康さんですよ北白川さま!

まじめな話やくだらない話や公開できないような話や業界が震撼するような話など、しゃべりたがりが揃ってしまったもんだから終わらない終わらない。
ま、大体は男子中学生のようなお話なのではあるが。
タレアを使ってアレキサンダーを作ってもらったらこれがまたイケルのですよSuntoryさん。
カシスとダークラムとでシェイク、というのも思いついたけど(吉祥寺Woody田中さんのオリジナル「吉祥寺俄か雨」のタレアバージョンね)、泉君がいなかったのでこの日はアレキサンダーどまり。

セガの竹崎さんが合流するとかしないとかいう話にもなりましたが日付が変わるちょっと前まで飲んで解散。
あーよく飲んだっと。


Abbot's Choice アボットチョイス
港区六本木5-1-5 加藤ビル2階
Tel: 03-3475-0353
無休
http://www.authenticbar.com/abbots-choice/

   

投稿者 KQZ : 00:44 | コメント (140) | トラックバック

2006年07月01日

愛想のない奴はサービス業にこなければいいのに、の巻

金曜夜のこと。(さっきだ)

久しぶりに早く作業が終わったのでふらーりと自転車で帰宅。
途中、前から工事中だったのが気になっていたアイリッシュパブの前を通りかかる。
赤坂五丁目交番向かいのクリーニング屋さんの二件隣りというか、TBSから乃木坂に向かってスープカレー心の手前というか、OLD TIMEが沖縄料理の潭亭(たんてい)になってしまった今となっては我が家から一番近くのバーになるわけで、それなりに期待していたのだった。

するとはからずも今日がオープニングだったらしい。
自転車の速度を緩めて停車しようとすると、店の中から店員さんが看板を持って出て来た。

「CLOSED」

あらららら。
時は22時半。
張り紙を見ると今日は夕方から飲み放題でやっていたらしい。ドアの内側からは喧騒がもれてきている。
こりゃ品切れかな。

営業時間なんかも知りたかったのでショップカードくらいは貰おうと思い、CLOSED看板を店先に置いた店員さんに「今日はもう終わっちゃったんですか?」と声をかけてみる。

……。

死んだような目。
水曜どうでしょうの大泉洋のような目がゆっくりこちらを横切り、そのままドアを閉じられてしまった。

な ん な ん だ こ い つ は ?

住所からしたら「港区赤坂7-9-4 江戸カルチャーセンタービル1階」である。
ぐぐったら一軒発見

なんつか、愛想の無い奴はサービス業やっちゃダメ。ゼッタイ。

投稿者 KQZ : 01:17 | コメント (127) | トラックバック

2006年03月10日

ODINと銀河英雄伝説と忘れたい記憶

なんだかここ数週間、ODINのページが人気なのです。
どこから飛んできてるのだろうと思いReferrerを見てみると、銀河英雄伝説のファンサイトから来てらっしゃる方が多い様子。

どれどれ…

Mixiで紹介されてました。店長さんが銀英伝のファンだそうです。
http://authenticbar.com/odin/main.html
エンブレムが「双頭の鷲+五芒星」ってのが中立的で宜しいなぁ(だったらいっその事、屋号をフェザーンにw)
・・・どこかに、「居酒屋 ハイネセン」って店は無いかなぁ?(笑)

えーっと、えーっと…

実は店主の菊地さんがやっているというかODINの経営母体というかお酒を輸入したりするときに使っている会社名が「ハイネセン」っていうんですが…
えぇ、既にアナタがいらした場所はハイネセンです。

あとあと、恵比寿店のオープンから半年くらいの間は「すんごい制服」が存在していたのですよ。
えぇ、それこそ金のモールがひらひらしてるような。
これを着た事があるスタッフは今は色々な店に巣立ってしまっているので非常に少ないです。辛うじて銀座店にいる某氏が着てた事があったかな… くらいで。六本木の某シガーバーにもいますな。
後はたしかTaliskarの内田さんもヘルプで入ったときに一回くらい着た事があったような記憶がうっすらと。
三人ともとても恥ずかしがっているので着た事実を認めたがらないかもしれませんが。w


投稿者 KQZ : 12:36 | コメント (188) | トラックバック

2006年03月01日

Abbot's Choice一周年

そういえばAbbot's Choiceが一周年なのです。
早いなぁー。
ということで、

「一周年おめでとう!」の声で10%OFF。

だそーです。
追記:ちなみに3月6日まで

Abbot's Choice アボットチョイス
港区六本木5-1-5 加藤ビル2階
Tel/Fax: 03-3475-0353
open 17:00 p.m.~8:00 a.m.(平日)
    18:00 p.m.~6:00 a.m.(日曜)
    17:00 p.m.~8:00 a.m.(祝日)
無休
http://www.authenticbar.com/abbots-choice/

投稿者 KQZ : 12:31 | コメント (144) | トラックバック

2006年02月18日

Abbot's Choiceの営業時間の変更

そうそう。
忘れておりました。
「変更」といっても短縮じゃありません。拡大です。
夕方5時から朝の8時まで営業とのこと。
うはwwwwちょwwwww

【2006年2月16日より営業時間を拡大!】

平日 17:00 ~ AM8:00 くらいにクローズ 
日曜 18:00 ~ AM6:00
祝日 17:00 ~ AM8:00
無休

Abbot's Choice アボットチョイス
港区六本木5-1-5 加藤ビル2階
phone/fax 03-3475-0353
http://www.authenticbar.com/abbots-choice/

投稿者 KQZ : 04:10 | コメント (274) | トラックバック

2006年02月12日

もろワルオヤジたちに誘われて

夜になってもろワルオヤジその1のSさんに誘われてAbott's Choiceに行き軽く打ち合わせ。
ギネスをハーフ、そしてヒューガルデン。
もろワルの大御所が映画を見ているというので終わる時間を待ってカーテンコールに移動。
ブラントンをロックで。
あんまり巧くない生バンドの演奏を流し聴きながらしばし待つ。Y'sらしいサービスに苦笑したり。
程なくして編集長登場。
葉巻の煙に包まれながらなんやかんやと打ち合わせ。
おもしろそ。

いろいろ決まったことなどもあった後、再度Abott's Choiceに流れ着く。

I.W.HARPER1950.jpg

1946年蒸留1950年瓶詰めのハーパー。
葉巻に燻された喉に甘く広がる。
パワーもあるし3年ものとは思えないメロウさ。
絶品。


Abott's Choice アボットチョイス
東京都港区六本木5-1-5 加藤ビル2階
phone/fax 03-3475-0353
open 18:00 p.m.~7:00 a.m.
無休
http://www.authenticbar.com/abbots-choice/

投稿者 KQZ : 02:53 | コメント (175) | トラックバック

2006年01月01日

年末年始のバーめぐり

2005年12月31日23時
なんやかんやと有った2005年の最終日。
年越しそばを手繰りに恵比寿へと向かう。
六本木交差点はなんだかわからないがとんでもない混みようになっている。
地下鉄からの階段から切れ間なく人が吐き出されている。
平均年齢27歳、外国人含有率4割といったところか。
南米系の太ったおねーちゃんはこの寒い中素肌に黒の太リブ編みの小さめのカーディガンを着ただけでへそを出して歩いている。人間気合が大切なのかもとちょっとだけ思った。
そして恵比寿ODIN。

まずはモスコミュールで喉を湿らしながらバー業界のよしなし話など。
そういえばbar Dolphyの田邉さんの二店目「Evance」にまだ行ってないんだよなぁ。レセプションにも忙しくて行けなかったし。

そんなこんなで恒例の年越し蕎麦が出てくる。
もう早いもんで11年目になるのかな?
今年は「でん(漢字わからず)」という新しいお店に打ってもらったものらしい。
odin20051231.jpg←ちなみにこの銅製のマグカップは京都の有次に作らせたものです。
汁は菊地さんのお手製。これが毎年毎年うまくなってきていてこういうところにも菊地さんの超絶ヲタク気質は役にたっている様子。
今年はかなり僕の好みに合っていたので思わずもう一枚お代わりをしてみたり。
今日マルディグラにゆうじさんと一緒に行ったら大変だった… などという聞くだけでおなかいっぱいになりそうな話をしながらラスティネールをいただく。
#1月15日あたりまた飯でも食いに行きますか、という話になりました~>関係各位

しゃべっているうちに年も明けたのでさくっと帰る。

んが、やはりAbbot's Choiceにも顔を出してみる。
すると1時を過ぎているというのにほぼ満席。
一昨日のAbbot's忘年会でへべれけになっていた某氏も元気そうだった。
東北地方にいるというウィスキーコレクターさんから譲ってもらったというレア物ウィスキーのボトルを眺めながらギネスを一杯すすって元日のバーホッピングは終了と。

ひげいとうさんなんかが新宿で飲んでるらしかったけど眠かったのでよらず。申し訳なし。

投稿者 KQZ : 02:01 | コメント (162) | トラックバック

2005年12月04日

たまにはauthenticbar.comの管理人らしいこともしておくか

そういえばサイトオーナーらしいことを全然してないやぁ。
師走ということでいろいろとありますんでまとめて書いておきますです。

  • ODINのオーナー・菊地夫妻が恒例の欧州買出しから戻ってきた模様です。
    今日あたりからお店に出られることとと思います。
    最後の数日はMISAYO画伯のパリにあるアパートに泊まっていたらしく、証言によると「ものすごい大量のお酒を買っていた」のだそうです。
    もうしばらくすると欧州買出し紀行の写真がアップできるかと。

  • ちなみにMISAYOがアロマやプロポリスなどをフランスから直送してくれるLACALACAはこちら。
    品質がよいのとお安いのとで人気だそうな。
    http://lacalaca.net/

  • bar Dolphyの田邉さんからDMが届きました。
    12月20日に2店目をオープンするとのことです。
    名前はbar Evans。銀座三丁目です。
    17日のレセプションに呼ばれているのでその模様は後ほどアップいたします。

  • Abbot's Choiceのメニューが変わりました。
    詳しくは泉店長の日記から。
    フィッシュ&チップス 日本一への道。

    今までフィッシュ&チップスは「本日のフィッシュ&チップス」¥1200 
    と「普通のフィッシュ&チップス」¥950 だったのを一本化して 
     
    「旬のフィッシュ&チップス」¥1050- のみにしました。 
     
    本場風に造ると「おひょう」をいう魚か「たら」を使うのですが、あまり美味くない・・・。確かに日本で手に入る「冷凍のたら」や「冷凍のおひょう」を使っても細胞が壊れていて旨味と水分が抜け出ているような魚なんかを使って美味くなるわけが無い。 
     
    聞けばイギリスでも海に近い町のPUBに行けば魚もちゃんとした魚も使うらしい・・・。 
    と、言うことで 折角、魚の美味い国日本にいるわけだし、美味くない魚料理をAbbot’s Choiceで出す必要も無いので、たらは止めました。 
     
    因みに本日のフィッシュ&チップスは「天然の平目」。美味いです。 
    日本一美味いフッシュ&チップス目指して頑張ります。

  • 連絡事項1
    赤坂のBambooのサイトがまだつくれてませーん。
    というのも叶さんがわたしてくれた原稿がLotusなんですよぉ。
    どっかコンバーターないかなぁ。

  • 連絡事項2
    「ウチの店も authenticbar.com に入れて欲しい」とか「サイトを作って」とかいう連絡をたまーにいただきますが、authenticbar.com は僕の個人的な趣味のサイトでしてお仕事でやっているわけではありません。
    「おいしいなぁこの店」と思って仲良くなったときに、たまたまお店がサイトを持っていなかった場合などに作らさせてもらっているだけなのです。もちろん工賃もいただいてませんし。
    リンクに関しては吉祥寺のWoodyさんとか渋谷のコレオスさんとか、自分のところでサイトを持っている店もあるので考えますです。

投稿者 KQZ : 11:11 | コメント (87) | トラックバック

2005年11月20日

花園神社で酉の市のちトルコ料理でAbbot's Choice

二の酉の前夜祭ということでマラカス電気科学ご一行で花園神社に出向く。
会うなりオガちゃん社長に郷里から届いたばかりというハマグリとサザエを大量にいただく。すまんこってす。

hanazonojinja_torinoichi2005.jpg

去年の熊手を持って新宿へ行くと19時だというのに結構な人だかり。
早い時間の空いてる時を狙ってだろうかわっかりやすい親分さんたちご一行がお参りしてたりする。若い衆がきびきびと気遣いしているのは見ていてナカナカ面白い。
でいつのも熊手屋さんに行ってちょっとだけ大きめな熊手を購入。いなせなお兄ちゃんたちと三本締め。

さて飯でも食おうと新宿二丁目をぶらぶらしてみるが日曜日なのでさすがにどこもお休み。
レインボーで有名なホモホモ系書店の向かい側に立ち飲み屋ができていて大盛況だったけど、これもアレ系なのかな? よくわからん。

結局新宿三丁目のトルコ料理の名店ボスボラスハサンでトルコ料理をはぐはぐ食べる。
ベッキーは… とか前の会社の先輩のしでかした情けない話とか日テレの話とかblogとかサイワールドとか、仕事の話やらヨネさんの近況やらなにやらかにやらあーだこーだしながら三人でワイン三本は当たり前か。
適当なところで解散ー。

まだ早かったのでAbbot's Choiceに行ってみる。
日曜日はガラ空きなのかとおもったら、白人さんのグループがちらりほらり静かに飲んでいる。なかなかいい風情だ。
カウンターで泉くんとあれやこれやと話しをする。いい場所があったら二店目とか考えなきゃいけない時期ですか。ふむふむ。
ギネスのハーフパイント、アレキサンダー、Cadenhead'sの新製品でArdbegの11年ものをいただく。
アレキサンダーは生クリームを軽くホイップしてからシェイクするという手間のかけようでクリーミー&ゴージャス。うまい。若いアードベッグとの連携は至福ですな。
ちなみに混んでる時には頼まないとホイップしてくれないそーです。空いてるとき限定レシピですな。

abbots20051120.jpg

帰り際にIl de Re XOというカミュの新製品をハーフでサービスして貰った。
なんでもコニャック地方にRe島というのがあるらしく、そこで作られたものだとのこと。
Re島で作られた塩と一緒に飲むのがお奨めなのだという。
確かに島っぽいというか、かすかな塩味と甘い風合いが上品。

それはそうと、そろそろ逗子に獣肉食いに行かなきゃですな。>関係諸氏


ボスボラスハサン
新宿区新宿3-6-11 第一玉屋ビル2F
Tel: 03-3354-7947
営業時間: 11:30~14:30 17:00~23:30
年中無休
http://bosphorushasan.com/

Abbot's Choice(アボットチョイス)
港区六本木5-1-5 加藤ビル2階
Tel: 03-3475-0353
営業: 18:00 p.m.~7:00 a.m.
年中無休
http://www.authenticbar.com/abbots-choice/

投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (196) | トラックバック

2005年09月27日

ODINの11周年に行ってきた

いやー。
11周年ですよ。
あんなに趣味的にこだわりすぎたバーが11年。
東京は豊かな街です…

仕事帰りの22時すぎに恵比寿ODINに到着。
寿司屋軍団とか食道楽仲間とか昔在籍していた会社の後輩とかと挨拶しつつ、シャンパン、ジントニック、赤ワイン、モスコミュール、シェリー、コニャック、モルト、ギネスなどつるつるぐびぐび。
飲み代だけでも会費の5000円は元取ってるなぁ。
数寄屋橋次郎のハルタカさんが巻き寿司を担当。切り口のエッジが違いますがな。
(写真は後でー)

25時を過ぎたので退散。
袴塚さんが差し入れにケーキを持ってきてくださったので一ついただく。
(写真は後でー)
当たり前のようにうまかったっす。

タクシーに乗り、Abbot's Choiceで打ち合わせなどして適当に帰る。
夜道を歩くにはちょうどいい加減の季節なのだなぁ。

投稿者 KQZ : 03:45 | コメント (145) | トラックバック

2005年09月17日

ODINが11周年で思い出す昔話とか

ODINが恵比寿に店を構えて11周年になったとのこと。
目出度い。
http://www.authenticbar.com/odin/info.html

11周年記念パーティのご案内
残暑厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。
さて、恵比寿店は今年も無事に11周年を迎えようとしています。
皆様方に感謝の意を込め、下記の通りパーティを開催致します。
銀座店共々、皆様方のご贔屓あっての当店と心より感謝申し上げます。
今後とも尚一層の精進と努力を忘れずに営業したいと思います。
  • 日時:9月26日(月) 午後6時から
  • 参加費用:お一人様5千円
  • 会場:Bar ODIN 恵比寿店
  • フリードリンク(限定)

有機栽培国産小麦の自家製手打ち饂飩、自家製江戸前太巻き寿司、自家製ティラミス、自家製プリン、自家製トリッパ、某超有名焼肉店のこだわりの刺身、自家製秋刀魚のリエット、自家製鯵のエスカベッシュ、有機栽培野菜のサラダ、その他こだわりの究極のフード多数

※手狭な店のため、生花はご遠慮くださいますよう、お願い申し上げます。

このauthenticbar.comというサイト自体つくるきっかけになったのは、ODIN5周年のお祝いにホームページを作ってプレゼントしてあげたことからなのだ。
そう考えると菊地さんと出会ったのはもう12~13年前ということになる。ほぼ新入社員時代ですわ。ひぇ~

菊地さんと僕との馴れ初めは、確か渋谷NHK近くの雪月花という日本レストランのウェイティングバーで客とバーテンダーとして出会った時最初に話をしたことだと記憶している。
当時から変わり者で、店のカウンターの端に20本ほど自分の家からかなりレアな酒を持ち込み、さながら「菊地商店」のような感じでリクエストがある客には出していたりしていたのだ。

テーブル席が取れなくてバーカウンターでウェイティングしているときにたまたま「菊地商店」の前に座ってしまい、その酒の選び方に驚いた瞬間に「お酒お好きなんですか? コレなんかはですね…」と今と変わらぬマシンガントークを浴びせかけられたのではなかったかなぁ。その後何度か話をしているうちに六本木のThe Barにいたことが分かり、実は前にもあっていたらしいことも分かったのだが。
うっすらとした記憶では当時日本では珍しかったインゴットのチョコレートリキュールとカシスを使ったカクテルなんかを飲んだ残像が脳の端っこにある。

    ちなみにThe BarにはTaliskerのウッチー内田くんも在籍していて、authenticbar.comつながりはこの頃からなのでした。The Barは一昨年閉店してしまい、今では長谷川酒店の直営店「酒友」になっているので、そういう意味ではあの場所は僕ととてもご縁がある場所なのですわ。

雪月花のすぐ近くには新世界倶楽部というかワールドマンション時代の後藤くんが事務所を構えていてそこにもよく遊びに行ったものだった。レコードの貸し借りをしたりね。ペントハウスで冬は事務所に行くまでが寒かった。今では後藤くんの事務所もorange pekoeなんかが所属していたりして信じられない話ではあるけども。
祐天寺のクラブキングからの流れから菊地商店ってこともあったかなぁ。小林径さんのRoutineってJazzイベントが始まったり京都JAZZマッシブの連中が来ていたりと渋谷も結構面白かったっけ。鄭秀和くんと話すようになったのもこの頃だったかな? 沖野修也くんに「僕のファッションの真似してるやつが結構いるから、『シュウヤー』って名付けて雑誌かなんかで取り上げてくれない?」とか冗談とも分からないことを言われたことなんかも思い出した。

さて、そんな渋谷の夜の拠点(ってほどでもなかったんだけど)だった雪月花だったのだが、しばらくして菊地さんから「どこか自分で店をやりたいんですけど、場所のあてありませんかね?」と訊ねられたのが今から考えると11年半前ということなんだろう。
「あのさー、オレ普通の会社員なんだけど。ライターとか放送作家も兼業してるけど不動産はちょっと…」と答えてみたものの、その翌日にわが師匠嘉門達夫さんの事務所にラジオ番組のハガキを取りに行くと、地下一階のイタリアンレストランが閉店しており「テナント募集」という看板がかかっていたのだった。偶然にもね。

そう。それが今の恵比寿ODINだ。

その空きテナントを紹介したところひと目で気に入り金策に走り回っていた頃から内装工事の手はずから奔走してオープンにこぎつけた菊地さんを知っているだけに、こうして11周年を迎えたことは本当にうれしい。
はじめ本当にお客さんが来なくてお茶を挽いていた頃に、当時プレジデント社にいた岡本伸也(現・岡本呻也)さんにお願いしてdancyu編集部の枝川さん担当者に強引に薦めてもらったり、カウンターで知り合ったとしやんや大澤さんなんかとは京都や香港にまで飯を食いに行くような親友になったりと、ODINにまつわる想い出は数限りなくある。

ということで、つぶれちゃ困るので趣味に走りすぎる店作りは時々考え直しましょう。>菊地さん

Bar ODIN
渋谷区恵比寿1-8-18 K-1ビル地下1階
Tel/Fax:03-3445-0996
営業: 平日 18:00~27:00 日祝 18:00~24:00




投稿者 KQZ : 02:08 | コメント (3) | トラックバック

2005年09月14日

打ち合わせ祭りのち赤坂の京都バーBamboo

なんだか色々と打ち合わせが重なる。
ほーほーふむふむ。
力いっぱい止めたのにどうしてもやるといって聞かないキャンペーンが動き出してしまったので逃げの文面だけ考慮してあげたり。
けせらせら。
困るのはそっちだと思うんだけどなぁ。
夕方に切込隊長の所の人が数名きて打ち合わせ。
あーでもないこーでもない。
世間話のほうが内容が濃かったりするのは秘密だ。

夕方。
八街から取り寄せた茹で上げ落花生の袋を引っつかみ赤坂の京都・Bambooに。
mamsugaさんが京都で唐長に寄った際に「東京のバーで唐長の壁紙を使っている店が…」「あぁ、ウチで何度も打ち合わせしましてねぇ。五三の桐の」「そうそう」という会話が11代目奥方となさったというのでその報告だったのだ。

    註:「五三の桐」くらいは覚えておいてもいい常識なのでイメージ検索しておこう→五三の桐 - Google イメージ検索
      ちなみに「五七の桐」というのもある。ちなみにちなみに春日の松は…(略)

ビールの小瓶からはじまってアラスカ経由ロブロイ。

今年も五山の送り火の消し炭をいただく。
ありがたいこってす。
聞くと叶野さんも10月の京都松茸ツアーのあたりに帰京されているとのことであちらで合流するかも。
また、Bambooもサイトを構築したいとのこと。
イメージは既にあるらしいのでデザイナーを紹介しますか。
authenticbarからリンクするなり場所だけ提供してもいいしね。

Bar Bamboo
港区赤坂3-19-3みすじ通り西入ル南側
Tel: 03-3589-4170
営業: 18:00~03:00
定休: 日祝日

帰りしな、近所に先輩がレストランをオープンしてレセプションをしていることを思い出して急遽顔を出してみる。
が…
レセプションだとはいえサービスがひどすぎる。
「All Aboutで飲食系のガイドをしている人がコンサルに入っている…」とか言っていたが所詮は素人仕事か。All Aboutといえば以前「二度と行かない」カテゴリーに入れた店を絶賛していたこともあったし、どうも信用ならないなぁ…
リアル/オンライン、有料/無料、瞬間/永続を問わずサービスマニュアルはたくさん書いてきたけどこれではてんで話にならない。手持ち無沙汰な新客が入ってきてキョロキョロしているのに、それも目が合って認識しているくせに、店員同士の無駄話を続けて壁にもたれかかっているとは死んだ方がましだ。大体そんなヤツは面接で分かるだろうに。経営している先輩は営業コンサルとして独立開業したばかりのはずなのになぁ…
店名は出さないけども、哀しくなって5分で出てきて夜の赤坂を歩いて帰ってきましたとさ、とだけ書いておこうっと。

投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (145) | トラックバック

2005年08月20日

土曜深夜のバーホッピング

土曜日のこと。
22時くらいになってルネサンスFさんに誘われて飲みに出る。
霞町から笄町に向かっててくてくあるいていくと、そこかしこに浴衣のグループが見える。
麻布十番祭りの流れかな。
晩夏らしい風情なり。

KISSAKOでまずはワイン。
ここは前ーにスポーツバーというかスポーツ居酒屋(鉄板焼き?)だったはずだが、きれいに改装して高級感あふれるワインバーになっている。
んでグラスで頼めるものを、ということで夏らしくジンファンデルのこっくりとした果実味のあるタイプのものをオーダー。
ん? Fさんってばなんだかオーブリオンとか飲んでるんですけどもー。
むぅ割り勘負け必至。

さてこのFさん、一部ネット界隈では「謎の人物」ということになっているらしいのだが、元々某有名酒販店にいらした方で日本酒もワインも非常に詳しいのだ。
どこぞでの垂直の会とかでご一緒してからなにかとお世話になっている。
しかし数年くらいブランクがあったのだが再会したのはこのblogが縁だというから不思議なものだ。
ココで接触して、ココで再会)
たまにこういうことがないとモチベーションも沸かないしね。
東京レストランガイドというサイトでなにかと書いていたら2ちゃんねるで叩かれてて… とか相変わらずの毒舌っぷりは健在のご様子。この人は冗談みたいにいろんな店にキチンと行ってるのだが、普通の人にはそれは信じられないんだろうなぁ。
「しかしblogを見ただけでよく僕だってわかりましたねー」と聞いてみると、何かの検索でblogにヒットして内容を読んだらすぐに分かったということらしい。どうやら「あんな店であんな飲み方とか食い方してるやつはそうはいない」んだそうです。そんなもんですかぃのぉ。
「ODINの菊地さんと浅間の畠山くんと友達ってところで一目置いている」とか言われても褒められている気がいたしませんですし。
また、以前からauthenticbar.comはよく見ていたとのことで「どこがやってるんだろう、この不思議な店のセレクトは…」と謎に思っていたのだという。謎もなにも、僕が個人的に仲良くなったバーのWebを作っているだけで、お店からは一切お金ももらっていない趣味サイトなんですけんども、と説明差し上げる。
…などと旧交を温めつつ一杯飲んで次に移動。

    そういえば思い出した。
    Fさんにはどこかでやったワイン会の時にいじめられた事があったのだ。
    たまたまその店に日本酒が置いてあることを知り、僕と畠山くんに完全ブラインドで利き酒させて「当ててみ」としれっと責め立ててきたのでした。
    仕方がないからこっちもこめかみから煙が立つほど真剣に利き酒して「浦霞の禅、ただし若干の瓶老ね、温度管理が数日30度を超えたくらい」とパーフェクト回答をしたものでした。ほっほっほっほ。
    もうあんなに疲れることは二度とやんねー。

んが、移動の途中でLes Vinumの看板に引っかかってしまう。
ここも当然のように知り合いなので「シャンパン一杯だけでもいいかな?」と勝手を言って店内に入る。
ほっほー、お値段も安いし明るくていいお店っぽい。メニューも気が利いていてそそられる。
今度きてみようっと。
シャンパンをさっと飲み干して約10分で移動。

続いてはElevage(エレヴァージュ)。
土間土間の隣の二階といえば通りがいいかな?
ここは確か元はワインバーだったはず。名前失念。
リクルート(当時)の高城さんとよく来ていたがここんとこご無沙汰だったのですっかり様変わりしてしまっていた。あクリニャンクールだ。セルフで解決。


で、このElevageはワインとモルトの店で、特にモルトは壁の棚から勝手にセレクトしてハーフから頼めるという珍しいシステム。
今回は三人ということで6種類をハーフで頼むことに。
だがFさんが選ぶものがチャーが入りまくったというか焦げ焦げしたオールドビンテージものばかり。
もう一人いらした方はモルト初心者だということで舌のバランスをとるためにグレンキンチーを一杯もらう。

molt_molt_molt.JPG

Grant'64、Aberlour8y(old bottle)、Inchgower'67、Lognmorn、Strathisla、Whyte and Mackay てな感じか。

話している途中でODINにでも行こうということになり銀座に電話してみると今日は菊地さんは恵比寿にいるとのこと。早速タクシーを飛ばして恵比寿に。


バーホッピング4軒目は恵比寿ODIN。
まずは喉の渇きを湿らせるためにモスコミュール。Fさんは「ジンフィズを頼むと同業者っぽくて嫌だから」とジンバック。全然かわんないと思います。目配りとかで大体わかるもんだし。
この日は桃が美味しいということなのでベリーニを頼んだりクォーターデッキを頼んだり。
出版の話なんかもしたりしなかったりー。

※後日菊地さんから「Fさんは怖い人だと思っていましたが案外普通でした」とメールが来ました。
 そんなに怖がられてる人だったの???? ガクガクブルブル(AA省略)

そういえば誕生日が近かったので菊地さんから一杯おごってもらったのでした。
present_from_odin.JPG


バーホッピングの締めはアボットチョイスに。
結局最後はここに流れる。
うだうだと5時くらいまで飲んで終了。
7時間で5軒か。こんなもんかな。

KISSAKO
http://www.kissako.jp/ (準備中)
港区南麻布5-1-1 PLAZA KAY2F
Tel: 03-5475-5920
営業: 18:00~27:00
定休: 日祭

炭焼きとワイン レ・ビノム Les Vinum
http://www.corri-corri.com/vinum.html
港区西麻布4-5-8
Tel: 03-5466-8607
営業: (火~土) 18:00~26:00(L.O. 25:30)  (日・祝) 17:30~24:00(L.O. 23:30)
定休: 月曜

Elevage(エレヴァージュ) ~Rare Wine and Sprits~
港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F
Tel: 03-6419-3889
営業: 18:00~25:00(土 17:00~24:00)
定休: 日祝

ODIN恵比寿店
http://www.authenticbar.com/odin/
渋谷区恵比寿1-8-18 K-1ビル地下1階
Tel: 03-3445-0996
営業: (平日)18:00~27:00 (日祝)18:00~24:00
無休

Abbot's Choice
http://www.authenticbar.com/abbots-choice/
港区六本木5-1-5 加藤ビル2階
Tel: 03-3475-0353
営業: 18:00~31:00(7:00 a.m.)
無休

投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (30) | トラックバック

2005年06月23日

いつもの蔵人さん二人と食ったり飲んだりの巻

この季節になると日本酒の蔵元さんが東京にやってきて飲む機会が増えるのだ。
冬の間は酒造りで休みがまったく取れないのだが、新酒の出荷も終えてひと段落してあちらこちらに営業に来ている、というわけでして。
今日は前から仲のいい醸し人九平次の伊藤君と初亀の村上くんというイケメン蔵人二人に誘い出されて食事ナリ。
なんだか相談もあるらしいので打ち合わせもそそくさに西麻布へと出発。

「んー。東京らしい店でどっかないかなー」と軽く悩んだところで、以前、松本隆さんに連れて行ってもらった西麻布の欧州料理「キッチンファイブ」を予約。(以前は店名を隠してましたが、松本さん自身がコラムで薦めていたので書くことにしましたー)

いやしかし、この店はなにを食ってもうまいのだ。ネコちゃんかわいいし。
サラダ5種盛り合わせにタパス6個、スパニッシュオムレツにヒントを得たという7種類の野菜のミルフィーユ風オムレツにアーティーチョーク、ラザニア、ラムのカレー… などなどたーくさん。
スパイス遣いもさすがの一言。満腹。
キャラの立った店主のおねーさまとはMISAYOが日本にいるときに連れてきてあわせたかったー。

Kitchen 5(キッチンファイブ)
港区西麻布4-2-15
Tel: 03-3409-8835
営業: 火曜~土曜 18:00~23:00 (L.O.21:45)
http://www.kitchen5.jp/

んでもって二次会はいつもの Abbot's Choice に。
ありゃ、大画面テレビが壁にかかっている。六本木だとサッカー見ながら飲みたい、とかいうニーズもあるからかな。普段はついてないけど。

まずはギネスにバスペールエールで乾杯をしながら話していると、なんと伊藤君は数週間前にアボットチョイスに来たことがあるのだとか。「KQZさんが忙しいと思って連絡せずに来て静かに飲んでたんですよー」とは他人行儀なことこの上ない。
我々三人はというとすっかりおなかいっぱいだったのでフィッシュアンドチップスに自家製ギネガー(ギネスビールによなよなエールの酵母を再添加して作った飲んでもおいしい黒酢)をかけて適当につまむ。

話はいろいろと流れつつ自然と日本酒業界の話題におよんだわけでして。
九平次さんの去年のヒット商品「件の山田」のラベル決定までの泣ける話などで盛り上がる。
フォントのカーニングまでこだわる伊藤君にはラベル印刷業者のデザイナーでは対応が追いつかずダメダメっぷりに嫌気がさしているとかで、それならと友人の日本酒好きのデザイナーに電話を掛けまくってみると、即座に出てくれたNendographixxxのANIが快諾。
今年はかっちょいい(死語)ラベルが作れるかも。あとで鄭秀和くんにも連絡してみようっと。
家に泊まるくらい仲のいい若手の蔵元さんだけで数十蔵はあるから、一挙におしゃれさんにしてみますかにぃ。幸いなことに日本酒の流通業者大手さんとも仲よくさせてもらっているので、まずはプライベートブランドあたりからかな。

そのほかにサイト構築の相談や若者向けのイベント企画、酒税法などなど話は進みつつ飲みつつのお酒はというと季節柄モヒートなんぞにうつる。もう贔屓の引き倒しみたいな日本酒ファンを自称しているジジイ連中には一般の人はひくだけなのでそろそろ引退してもらいたいとかそんな話にも。他には●●副杜氏の結婚披露パーティーはどんなことしてやろうかイヒヒヒとかとかとか。
店長の泉くんは前に店長を任されていた中野の Georgia Moon 時代から都内屈指のカクテル上手としてならしていたので「な、名古屋じゃこんなにおいしいモヒートは飲めないっす」と驚くのもむべなるかな。
それなりに飲んだところで明日もあるということで11時台に解散して歩いて帰宅。

※あ、8月に蔵人とスチュワーデス合コンとか頼まれたけど忘れてるかもしれないので備忘録代わりに書いておこうっと。(←軽く嫌がらせ)


Abbot's Choice (アボット・チョイス)
港区六本木5-1-5
加藤ビル2階
Tel/Fax: 03-3475-0353
open 18:00 p.m.~7:00 a.m.
無休

投稿者 KQZ : 23:56 | トラックバック

2005年06月08日

またもまとめてあれやらこれやら

例によって例のごとくまとめて。以下順不同。

  • ひげひげ集会で空手道の中の人と出会う。想像通りに面白い方だったので楽しい飲み会。「さぁ、牛だ!」
    しかしぼでごん亭VISAの良くわからんカードを見せると20%引きになるのは安すぎではなかろうか。ちなみに一階フロアのゲーム好きのお兄ちゃんは似ているからといって「耳がでっかくなっちゃった」のギャグをやりすぎである。
  • …ちょ、ちょっとまて。PS2で空手道の復刻版が出るとですとっ! →オレたちゲーセン族 その3 空手道
    紹介記事:郷愁誘う豪華7点セット! レトロゲーム復刻シリーズ『オレたちゲーセン族』発売決定
    どんなゲームだったかはここらへんあたりから →丑年記念・空手道懐ビュー
  • 前の会社で後輩だったFeanorさんとAbbot's Choiceで久方ぶりに再会。Mac系のライターをやっていたことは知っていたけどもモルト飲みだったとは知らなんだ。Marcを使ったカクテルを教わる。ほうん。青臭くて美味しい。
  • ゲーム批評7月号に丸ちゃんが登場してるとの話を聞いて熟読。ホームランド面白そうなんだよなぁ。次なにやるんだろ? 某イベントで丸ちゃんがかがんでつかんだものは… とかいう話は秘匿しておこうっと。(まだ言ってる)
  • 某所で某社の某お偉い人にあったらすごく低姿勢でなんだかちょっとコワかったですハイ。「いや、仰るとおりでした」とか。これはなにかのワナか? ワナなのか??(よく知らんケド)
  • ひっさしぶりにあべ静江さんからお電話を戴いたのだが電波が悪くて早々に失礼してしまった。あらら。
  • さくまあきらさん達とほげほげともんじゃ焼きを食らう。月島在住の岩崎@読広さんのあんこ巻はやはり絶品。真似できねーっす。
  • そういえば移転工事中だったご近所フレンチ乃木坂シュマンが今日リニューアルオープンなのだそうな。今度は赤坂というか溜池あたり。柴田さんにビオのシャンパンとコニャックでもお祝いに持っていくかな。いいよね>MISAYO 小玉さんのブーダンノワール食いたし。テイクアウト希望。

    シュマン Chemins
    〒107-8790
    港区赤坂2-17-7 赤坂溜池タワー
    Tel: 03-3568-3344

    サイトもできたらしいのでリンクリンク。
    http://www.chemins.jp/


投稿者 KQZ : 13:35 | コメント (4) | トラックバック

2005年05月28日

新人歓迎会、そして飲みなおし、んで放浪

金曜日のこと。
なんだか新人くんが企画した飲み会があるとかで銀座のへんてこな企画のレストランパブっぽいところに。
ドラキュラの館をモチーフにしているとのふれこみだったが内装も食事も学園祭の模擬店レベルでなんともはや。
調べてみたらちょうど一年位前に行ったことのあるイマイチだった赤坂の串焼き&焼酎のお店とチェーン店というか姉妹店らしい。
そう考えてみると内装にしてもメニューにしてもつくづく心から納得。

しかしこの新人君のかわいそうなところはなんといってもSFC出身ということ。いかにもSFCくさくコミュニケーション能力関連がほのかにズレているのだがまだあまり気づいていないらしい。
それにPowerPointが使えりゃ仕事ができるってもんじゃないんだがなぁ。仕事の文章はシンプルテキストとExcelだけでいいっての。死ぬまでプレゼン用にPPTにコンバートだけさせてるぞおまいら。
前にも書いたことのある

「物事の価値をGoogleの検索数でしか判断できない輩が多いような気が。(大前提)」
というのはSFCをはじめとしてかなりの確率で大学生あたりに存在する。加えて「誰よりもネットの技術やリテラシーに詳しい」とかいう根拠のない自信が見え隠れするところもどうにも戴けない。大体学部程度で習うようなことは2年は遅れてるしこちとら大元のrfcあげてる奴達と友達だったりするわけで鼻くそほじりながら「はーん?」てなもんなのだがなぁ。それ以前に使い手のこと知ろうとしてないし。
それと、物怖じせずに(というか「物怖じすらできない」が正しいのだが)英語ができるだけってんで勘違いしちまう帰国子女とが組み合わさると弊害多数なのだな。死屍累々でもあるが。
まいいや。

さて飲み会のほうはというと、普段あまり話しをしない人たちとあーでもないこーでもないと話ができたからよかったよかった。しかしなんだかどこにでも知り合いがいて変な感じだ。
なんだかんだと27時近くまで飲んで解散。

タクシーを止めてちょいと飲みなおしに Abbot' Choice に行く。
アメリカ土産に持って行ったABSOLUT RASPBERRI(日本未発売?の真っ赤な瓶のアブソリュートウォッカ)の味を確かめに行ったのだな。
ソーダでアップしただけだとラズベリーの香りが強すぎてイマイチだったのでなにかカクテルに仕立て上げようという魂胆なのだ。
泉君と話しながら「Tiffinと組み合わせてみたらどーなるかな…?」とお願いしてみたらば、オレンジジュースとあわせてショートにしてどんぴしゃり。かなりうまい。
George's Barの『Webmaster』に続く authenticbar.com オリジナルカクテル第二弾か。
日本でも発売したら定番にしましょうっと。

それなりに飲んだ後に家方向まで歩いていたら、鍵を仕事場に忘れていたことに気づいた。
仕方ないのでそこら辺をうろちょろして時間をつぶして吉池で買い物をして7時ごろに帰宅。

投稿者 KQZ : 07:19 | コメント (157) | トラックバック

2005年05月07日

ご近所の新しい店と仲のいい店とまたも新しい店と

すぐ近所でもう二年くらい前から工事をしていたビルにこの5日からテナントがやっとオープン。
半年くらい前から「パティシエ募集」とか書いてあったのでケーキ屋ということはわかっていたのだが…
ということで赤坂点検隊。

店の名前は「コルド・シュール・シエル」だとか。
1階だけがオープンしており、地階と2階、3階も飲食店舗になるようだが、まだここだけしか開店していない。2007年の旧防衛庁跡地の再開発まで持たせるつもりなのかなぁ??

「フランシス」というお薦めっぽいケーキと「なんとかノワール」とかいうチョコレート系のケーキを頼んでみる。
ご近所ケーキ
ま、可もなく不可もなくという感じ。几帳面に作ってあるってのはよくわかるんだけど、なんかこう後に残らないのだ。
フランシスは下半分のピスタチオの部分と上半分のムース部分とが同じような食感だしベリーソースの酸味がぼやけているのでインパクトがなんとも。くちどけとかのさっぱり感はいいんだけどな。
もうちょっとメリハリがあるとうれしいか。下のピスタチオはもっとしっかりとナッティに、上のムースはババロアのようにふんわりと、とかとか。


夕方になり、久しぶりに神谷町のカマロンに電話してみると今日は席が空いているという。らっきー。
ここ半年くらいかなり混み混みになってしまって入れなかったのだな。ゴールデンウィークの狭間狙いで正解。

まずはいつものカマロンセットでスタート。
シェリーとスペインオリーブ、茹でエビのセットをつつきながら今日の料理の品定め。
定番のオムレツはかぼちゃとほうれん草。色がキレイ。
赤ピーマンのリコッタチーズ詰めはしっかりとしたパプリカの味がチーズとあいまって白ワインが進む。
本日のおすすめからは「鴨の砂肝の燻製とマッシュルームのソテー」と「紋甲イカの網焼きイカ墨ソース」をチョイス。 鴨の砂肝はシャリシャリとした食感で楽しい。イカ墨ソースがおいしいのでパンをもらって皿を掃除しながら食べまくる。
お酒は白ワインからラ・ヒナータのナポレオンフィノに。
シメにはやっぱりパエリア。今日はマジョルカ式ポークパテと新ジャガとズッキーニ。
豚のパテが濃厚でおいしい!
須釜さんが「おいしい塩があるんですよー」と若狭湾の塩をぱらりとパテに振りかけてくれると味がいっそう濃くなる。
今日はシェリー酒日和と勝手に決めてしまいお次はプリンシルのアモンティリャード。色もじんわりとスパニッシュなのだ。

食事をしながら須釜さんの高校時代のかわいいデート話やパエリアに使っている「ARROZ BOMBA」というお米は須釜さんがスペインから日本に初めて持ってきたとかいう話やら魚の干物のスペイン風の食べ方やらの話に花が咲く。
もういっぱい赤をもらっちゃおう、と思っているとCep D'art 99を薦めてくれた。うん。香りも味もいいバランス。安いし。
そんなこんなで秋に一緒に生ハム工場に見学に行くことなども決定。

パエリア バル カマロン


それと、なんでも5月6日に「バル カマロン」を近所にオープンしたというので、Abbot's Choiceとショップカードの相互紹介をしてみたり。しかし須釜さんは僕のことを何している人間なのかすっかりわからなくなってしまっているようだ。こっちもわからんし。


てなことですぐ近所にあるという「バル カマロン」にふらふらといってみることに。
場所は神谷町の駅から徒歩3分くらいか。飯倉の交差点方面にいき八幡町の歩道橋のふもとにある翁寿司を右折してすぐ。
9坪のこじんまりとした清潔感あふれる明るいお店にはいると陽気なペルー人のお兄ちゃんがお出迎え。日本語上手だなぁ。
内装は白を基調にしており、「コルドバの裏路地をイメージした」のだという。立ち飲みメインでラフに楽しめそう。
メニューはピンチョスが10種類くらいに煮込みと焼き物が数種類。
デザートにプリンとアイスクリームの盛り合わせをもらったところすこぶるおいしかった。昼間に行ったケーキ屋より。
アイスは愛宕にある「SOWA」のものだとか。地元密着型バルなのだな。
16時から営業してるということなので、TXあたりと打ち合わせのときにでもへろりと寄ってみるのもいいかも。

んで、最後の最後の締めにAbbot's Choiceに行ってショップカードを置いて帰ってきてもまだ23時。
早いなぁ。

カマロン
港区虎ノ門3-11-8
Tel: 03-3432-7772
日祝定休
18:00~23:30(L.O.)


バル カマロン
港区虎ノ門5-8-11
Tel: 03-3432-8804
日祝定休
16:00~23:00(L.O.)

投稿者 KQZ : 23:36 | コメント (160) | トラックバック

2005年05月04日

恵比寿でフカヒレ麺の後ビール、XO醤をつくる(前編)

今日は恵比寿のとしやん宅に用事があったので筑紫楼で久しぶりにフカヒレ麺を食べることに。
先日筑紫楼の本店(恵比寿店と呼称しているらしい)に行ったところ、改装工事中で入ることかなわず仕方なく目の前のクンビラでカレーを食べたことがあったのだが、さくまあきらさんから改装工事は終わっていると情報を入手していたのだ。たまーに食べたくなるんだなぁ。

んが、出かける間際に五郎八と戯れていたら出るのがすっかり遅れてしまった。

050504_hachi.jpg リュウビンタイと干し貝柱と五郎八


ランチは14時がL.O.だと記憶していたのであわててタクシーで恵比寿へ。本店だと間に合わないかもしれないのでプライムスクエアにある広尾店に急ぐと、今日は休日なので終日営業だとのこと。なぁんだ。

休日はランチがないので普通のメニューから選べばいいらしい。
定番のフカヒレ煮込そばと、黄ニラとモヤシの炒めもの。それと季節のお薦めだという「フカヒレ入りの冷たいつゆそば」というのがあったのでこれも頼んでみる。デザートにはやっぱり杏仁豆腐。

黄ニラとモヤシ、それとフカヒレ煮込みそばはいつものお味。
ここのスープは上湯というより鳥のこってりしたスープなのだな。たとえるなら天下一品系というか。安いフカヒレにはこういったスープの方がおいしいし。黒酢をかけて味を変えつつ楽しむ。
昔よく来てたころ(10年位前?)には珍しかった赤酢を使っていたのだが近頃では黒酢なのね。
野菜の炒め物を陸羽と比べちゃいけないのはわかっているが久しぶりに香港に行きたくなってきた。

そして初挑戦の冷たいつゆそばがかなりのヒット。
ゴマの香りが漂う透明な鶏がらスープと、ゼラチンで煮凝りのように緩やかに固められたスープ、そして青菜とモヤシとフカヒレがトッピング。スープも麺も器もよく冷えていて夏の最中にはかなり人気になるかと思われる。こちらには普通の酢がよく似合う。

んでやっぱり最後は杏仁豆腐。
筑紫楼といえばフカヒレと杏仁豆腐なのだ。

確かヌキテパがまだあたごうるだった頃に、道を挟んだ向かいっかわあたりで安くておいしいフカヒレを出してくれると評判だったちっちゃな中華料理屋が今の筑紫楼だ。そう考えると学生時代から来てるから15年とかなのかな? ん? そんな前じゃないか。
ともあれフカヒレで有名だった店だったのだが、ラブホテル街の真ん中に新店(今の恵比寿店=工事が終わった店)ができた時あたりから俄かに杏仁豆腐が人気になったんだっけか。
当時、仲間内のライターや編集者とで「東京杏仁豆腐倶楽部」というのをやっていたのだが、筑紫楼の前にはたしか文淋あたりが人気だったかと記憶している。あとタイプは違うけど虎萬元とか。

そんなこんなを思い出しながら杏仁豆腐を食べてみると、おいしいのではあるが往時の驚きは感じられなかったのだった。アイスクリームを隠し味に入れるタイプの杏仁豆腐はどこでも食べられるようになっちゃったからなぁ。もちろん変わりなく美味しいんですけんども。

恵比寿三越経由でとしやん宅に伺い細かな用事をすまして帰宅。
舞桜ちゃんも幼稚園入園ってことはFくんちと同級生ってことなのねん。へー。

家に帰ってくると、なんと初亀の村上くんが女性と一緒にまたもAbbot's Choiceにいるとのことでお誘いのメールが。顔出してみるか。
手土産に太宰府天満宮でしか買えない梅酒を一瓶店に献上。多分美味しいはず。

ビールのんだりカクテルのんだりしながらだべる。
コワントローのGold No44というレアなビンテージリキュールが大層うまかった。
バーボンが好きだという方がいたのでエズラBやテイラーのオールドボトルを薦めていた。そりゃ美味いけども、そんなの飲ませちゃってほかの店に置いてるかどうか…
チェックがてらにバンブーカクテル、クォーターデッキも。締めにはラスティネイル。
明日は朝からサイクリングだというので二件目にはよらずに23時前には解散。

さてそして家に帰って来てXO醤の製作へと取り掛かるわけだ。(前フリなげー)

投稿者 KQZ : 01:04 | コメント (144) | トラックバック

2005年04月28日

モリサワジュン&ネンドANIとあぼちょい、後に和服美女乱入

昼は殺伐とした打ち合わせやらなにやらをこなす。
しかし下請けをやったことがない会社の人間は口の利き方もしらないようだ。

夜はAbbot's Choiceに。ホント今週はうちの応接室状態ですな。
http://www.pop-site.com/の中の人であり、いろいろなお仕事を一緒にやっているモリサワジュン先生が近々実家に戻ってしまうというのでその送別会にかこつけて、モリサワジュンとお仕事仲間でもあるNendographixxxのANIさんのあぼちょいデビューを兼ねて食事を、というわけでして。
ANIさんはAbbot's Choiceのかっこいいロゴをデザインしてくれてたのと、お仕事関係でも迷惑をかけてしまったお礼という意味もあったのだな。

休日前ということで店内は結構な入り。毎日こうだといいですに。

きんときも含めてWeb黎明期から仕事をしているので話があっちこっちで錯綜する。
今もモリサワジュンくんはポケモンや鬼武者のサイトを作っていたりするらしいし、ANIさんもゲームのロゴやパッケージを作っていたりといろいろ。
真鯛のフィッシュアンドチップスに自家製ギネスビネガーをかけてはふはふ食べながら話はかっ飛ぶ。

    「近頃の若いもんは… って言い方好きじゃないんですけど、『ケツのおごりだ!』って言ってもわからないんですよ。ホント」
    「普通『春木屋まで飛ばすぞ』とか『フロントはもらった』とか返すでしょ」
    「もうね、徒然草くらい読め、と。これくらい戻りたいですね」
    「あとね、ダメなデザインって許せないんですよ」
    「あー確かに。でも意外なところで匠の技とか発見できるよね」
    「そういえばエヴァンゲリオンの平成明朝縦横×白赤組みを考案した(?)デザイナーが友達にいるんだけど、そいつは今全国規模の某スーパーのチラシの版下の原版作って食ってるよ」
    「そうそう、ファミマの箸袋のデザインがかっこいいんですよ。文字組みなんて『お。わかってらっしゃる』って感じで」
    「あー、それねー…」

話はなかなかまとまらない。まとめる必要もないけどね。
ネットの仕事は距離関係ないからまた仕事をすることもありそうだしねー。

まだ仕事があるということでNendo ANIが先に帰ると、さくまりさんと麻布十番在住のSさんがそろってお着物でお見えになる。和服美女2人の登場にポンギのジンガイのチャンニーもくりびつ。

Sさんが「カクテル飲みたいー」とおっしゃるので禁断の『このお方のイメージでなにかもらえるかな』を切り出す。
泉くんは隠れたカクテル上手なので(別に隠しているわけじゃないけど、どうしても場所柄ビールやエールの注文が多くなっちゃうんだよねー。ロングカクテルとか)何が出てくるのか楽しみなり。

しばし待つと出てきたのはジン&イット。それもパスカリを使っている。バランスとるの難しいのに… さては腕自慢か?
お味のほうはほろ酔い加減のわれわれにぴったりの渋さが粋でございました。

そんなこんなで夜も更けて26時くらいになりお開き。
家までぶらぶら帰ると門扉のところで五郎八が「にゃっ」とお出迎え。
乾貨を三つあげて寝る。

投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (176) | トラックバック

2005年04月26日

月曜日はさくまあきらさんとひげいとうとKくんと、隊長は遭遇未遂

夕方、新宿の某所で打ち合わせが終わり、てこてこと歩いていると携帯電話がなった。
えーっと、「さくまあきら」… あり?

ということで急な展開でさくまさんご夫婦と夕ご飯をご一緒することになったのだった。
場所は六本木 Abbot's Choice
ふがいない後輩の始めた店を見に来てくれる、ということなのだな。
このお心遣いがありがたや…

まずは家に立ち寄り、日本酒冷蔵庫から謎の酒を一升ぶら提げてから六本木へと向かう。
奥様はお酒が飲める人なので、手土産にこれくらいはないとね。

約束の時間から少々遅れて店に入るとお二人でサラダとサラミを食べていらした。
ゲーム業界のよしなし話(としか書けない)をしながらフードメニューをぱくぱく。
あー、やっぱり●●●●はホント●●っすよねー。いや実は僕も●●だと感じて思わず●●しちゃったんですよー。●●●対応するんなら●●っすね、やっぱり。とかとか。(ギリギリ?)
いざわどんすけ先輩の恋バナなんてのもあったりーの。

さくまあきらさんには、5月17日にひげいとうが出演する「プロ野球ナイト ~セ・パ交流戦スペシャル2005」への出演をお願いしていたので「じゃ、ひげいとうを呼んでみましょう。たぶん赤坂にいますから」と電話を掛けてみる。

そして登場。
そしていつものひげいとう

さくまさん曰く、

おもしろいといえば、『サンデージャポン』の小飼弾にそっくりなひげいとうくん。
KQZから、野球のことと、歴史のことなら、めちゃくちゃくわしい男と聞いていたけど、くわしいなんてもんじゃない。
 現在のプロ野球の2軍選手の名前を出しても、平然と受け止めるし、昔の1軍半の選手名を出しても、まったくOK!
「阪神と言えばグリーンウェルですか?」
「ロッテですか? 村上、有藤、弘田、得津、飯塚、山崎ですか?」
「鈴木尚典ですか。浜松南陽中から、横浜高校ですよね!」
「はっはっは! ほんとにすごい!」
 KQZ曰く、「黙ってれば5時間ぐらい野球の話をしゃべり続けますよー」
「私も平気だから、それは困る!」

 ひげいとうくんは私より12~3歳下のはずなんだけど、何でここまで知っているんだろう。
 私は、野球をあまりくわしくない人の前で、マニアックな選手の名前を羅列する人は好きではないので、ふだんはなるべくおとなしくしているけど、ひさびさに大リーグボール養成ギプスを外して、プロ野球おたく全開で、会話する。

 歴史の話をしても、桶狭間の戦いから、三方が原の戦いのディープな場面の詳細を次々に繰り出す。
 たまにいるんだよなあ。桁外れに頭がいい人って。
 ますます、『サンデージャポン』の小飼弾におもえてきた。
 声も大きいし。ぜひサスペンダーをしてほしい。
「みんなに似てるって、いわれるんですけど、その人見たことないんですよー」

楽しく話をして11時くらいにお開きとなる。そしてご馳走になってしまった。
それにしてもちょっと長く引き止めすぎてしまったかな? 反省しきり。


帰り際、駅の近くでまたも携帯がなる。
今度はF桑社のK副編集長だ。
「これから行くよー」ということでまたもAbbot's Choiceにとんぼ返り。
なんかここんとこ家の居間がわりなんですけど。ま、近いからいっか。

世界で一番かわいい(Kくん談)という息子さんの幼稚園ご入園を寿いで乾杯。
堂に入った親バカっぷりがすばらしい。

話は緑色の人のblogの祭りなどとかに発展。
んでもって渦中の人に電話してみると近くにいるというのでこれまた合流するとのこと。
でもこっちは19時から飲んでるので来る前に解散してしまった。申し訳なし。>隊長

しかしK君と一緒にいるということで何か察したのだろうか、家に帰ってみるとなんかスルーするのをやめてしまっていた。タイムスタンプを見ると10分かそこらで書いてた様子。
花山薫ばりの漢立ち総受けを生ぬるぅくウォッチしていた我々としてはちょっと楽しみが減ってしまったなぁ。

投稿者 KQZ : 02:25 | コメント (250) | トラックバック

2005年04月23日

土曜日は初亀と愛宕の松の蔵人さんと

(詳しくは後で書きますがまずは備忘録)
(後で自分で検索する都合もあるのでタイムワープ)

昨日今日と、日曜日の「蔵元を囲む会」に参加するため多数の蔵人さんが東京に出てきているが、今回はそのうち二人と軽く飯を食うことになった。
というのも、若い蔵人さんたちがよく造りの最中にメールで「今○本目の吟醸タンクです。」とか「今年の米は…」とか書いて送ってきてくれるのが面白いので、それを集めたサイトをやろうと企画中なのですな。
なるべく全国に散らばっていた方が面白いのですが、今のところ10人弱ってところか。

夕方Abbot's Choiceで待ち合わせをしてビールやらなにやらで腹ごしらえ。
若いので鳥の丸焼き(2,000円)なんかがうれしいらしい。これがまたでっかいのだ。初亀の村上くんはこないだも食べてなかったっけ?
東京ではあまり飲めない「よなよなリアルエール」も好評。

蔵にいるときにさんざっぱら日本酒に囲まれているのでバーの方がいいかと思ったら、愛宕の松さんは逆に日本酒が飲みたいとおっしゃる。
おおそうならば、てなことでタクシーに乗り込み四谷三丁目の浅間に繰り出す。

土曜日の22時で他にお客さんもいないのをいいことに16種類のお酒を90mlのグラスであーだこーだと品定め。プロ三人に囲まれてなんか場違いなんですが。
おでんなどおつまみをつつきながら、今年のお酒について情報交換などなど。(当然あまり書けない)
早瀬浦は三種類それぞれに個性が出ていてわかり易くて人に薦めやすい。こういうのもいいなぁ。
とかとか。

てなことで終電前に解散して帰ったのでした。
一応ひげひげの大森田団長に電話してみたらマージャン中だったし。

地酒 浅間(あさま)
新宿区四ツ谷三丁目7
Tel: 03-3355-2977
定休: 日祝
営業: 17:00〜24:00(お客さんがいれば26:00まで)
   土曜は17:00〜22:00まで

投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (160) | トラックバック

2005年04月19日

日本橋で日本酒、新宿でひげひげ、そして赤坂

土曜日に途中まで書いていたのだが写真をアップしてなかったのをエントリー。

もう10年くらい活動している東京の利き酒師が中心となった親睦会『酒と夢と文化を語る会』の春の例会に参加。
場所は日本橋馬喰町の岡永倶楽部という日本名門酒会の本社が経営している会員制の店を借り切り、40人以上の酒飲みが集まってきた。

まずは幹事が先に集まり何かとお世話になっている名門酒会の飯田社長と軽く打ち合わせなど。
ちなみに日本名門酒会の飯田社長とはせがわ酒店の長谷川社長とは若い時に知り合いだったということを知る人は少ないが、知ってても驚く人はもっと少ないからどうでもよい無駄知識と言えよう。
その二人をAbbot's Choiceで再会させようとかいう変なたくらみも当然ながらどうでもいいことで割愛。

まず乾杯の前の喉を湿らすのは梅錦の地ビール・ピルスナー。

前菜 初ガツオの叩き.JPG 新ジャガ
梅山豚の味噌焼き 飛良泉と日置桜 撮影する人たち
ままかりのちらし寿司 蜆汁 ちらしをよそう店長
酒盗とバクライ 司牡丹雫酒 デザートと貴醸酒


そして乾杯のお酒は若戎の“燗”熟純米酒3年熟成のお燗酒。
それに合わせる前菜は酒粕のチーズ焼き、藤鶏ささ身桜風味、蛍烏賊酢味噌和え、空豆の天ぷら。
少々熱めの温度で天ぷらや酒粕チーズ焼きあたりをいただく。酒粕をうすーく伸ばしてピッツァのようにホワイトハムとチーズをのせて焼いたおつまみが意外とイケル。酒粕も若戎のものなのだとか。
燗冷ましになったところで鶏のささ身を。桜の花びらの形の飾り大根は梅酢でほんのりと桜色に染められておりこれまた手が込んでいる。蛍烏賊を食べながら追加の燗酒と燗冷ましを割って人肌燗にしていただくと華やかさと甘味とが双方あいまってなかなかよろしい。変な飲み方を発見。

続いては焼津は山政直送の初ガツオの叩き。
酒は日置桜の無垢之酒純米吟醸無濾過生原酒。
淡泊な赤身の美味さが身上のこの季節のカツオには生原酒のボリューム感がよくあうのだ。
この日置桜はうまいな。さすがは名門酒会の直営だけあって酒の管理は完璧。
こういった食べ物に香り高すぎる大吟醸は薫りがうるさくてあわないのだな。

次は新ジャガの素揚げパルミジャーノとアンチョビ風味。
酒は芳薫の特別純米酒(新酒)。
新ジャガの薄皮の春らしいエグミと、アンチョビ・パルミジャーノの旨味のコクとがよくあう。
お酒はちょっと甘さがたちすぎて少々力負けしていたような。

間に一ノ蔵のすず音をはさんでちょっとブレークタイム。

続いてのお皿は梅山豚の味噌漬け焼き。
酒は飛良泉の完全無添加山廃純米酒のお燗。
これはこれはよくあう。脂の甘さを山廃の酸味でするすると溶かしてくれる。

最後に珍味として酒盗と莫久来。
酒は司牡丹の槽掛け雫酒(ふなかけしずくざけ)純米大吟醸。
酒もいいが、この酒盗の美味さにはびっくらこいた。カツオの胃だけを使ったものだという。
香ばしく甘く柔らかい塩気はどんな酒でも美味くしてしまうのだな。
ちびちびとツマミながらこれまでの酒をめでるように舐める。

お食事はままかり入りのちらし寿司。

デザートはバニラビーンズ入りのクリームチーズ。
酒は出羽ノ雪の醴酒・貴醸酒8年熟成。
デザートらしくこれもまた美味しい。

6時からスタートしてあっという間の三時間。会費は6,000円なり。安い。
会長の高城幸司さんはリクルートを退職されたばかりだというので仕事の話などもちらほら。ワインの輸入とかレストランを経営しつつ人材育成の仕事もするのだという。へー。って自分も良く分からないプロフィールなので人のこといえないけども。
デザートの貴醸酒については高城さんのblog酒と夢の日々☆SAKE好き!にもちょいと書いてあるのでそちらも参照のこと。あとさとみさんのblogとか。


都営新宿線に乗り込むとまだ21時半だったのでそのまま新宿三丁目に行き「ひげひげ団」に合流。
いつものみくに丸に行くと20人近くのゲーム業界人がわさわさと飲んでいた。
団長@神、たこはしさん@トムキャットシステム、年長山本@PG、H口さん@パパイヤ電池開発柴尾さん@BAOH!!ひげいとう@仕事しろ、Yaemonなどなどなどなど。
二階堂のシークワーサー割など飲みながらゲーム業界のよしなし話。
なにせ20年近い歴史を誇る飲んだくれの集まりなので参加名簿は4万人を優に超え(誇張)、ゲーム業界に張り詰めたネットワークは天網恢恢疎而不漏、現在プロデュースを託されているゲームの制作担当者についても「あー、彼企画書も書けないので有名だから」「●●の時に▲▲されたはずだけど、まだいたんだ」とかとかうわさが入ってくる。やるやるって言ってた仕様が全然あがってこないのはそういうことかぃ。センスねぇくせに変なとこだけにはこだわりやがるし。ちゃちな作品なんざいらねーんだよ、商品を作りきれ、これじゃ運営もできやしねー、とかとか酒が盛り上がる。なんだかな。
んで12時ちょうどくらいになりお開きになる。カラオケに行きたいチームもあったようだが辞退。つか途中ではぐれたっす。

地下鉄で赤坂見附までやってくるとマサージイカガデス? キモチイイデスのお姉さんが後をついてきてしつっこいのでBambooに退避。
「なんでもいいからねざけー」と頼むとラフロイグ16年でアレキサンダーを作ってくれた。むーん、香りがよい。大人の味ですわね。
一杯のつもりがオーヘントッシャンをトワイスアップでもらってまったり飲んでしまう。隣に座ったお兄さんがこれからAbbot's Choiceに行ってくれるとのことだったがあまりに眠いのでダウン。

投稿者 KQZ : 00:34 | コメント (211) | トラックバック

2005年03月13日

ご近所フレンチのちBambooそして深夜の企画書書き

(05.03.14追記)
ホワイトアスパラの季節だということで、日経系の某Sさん夫妻とご近所フレンチ「オステルリースズキ」に行く。
ホントに毎日前を通っている店なのだが一度も入ったことが無かった。ストロウドッグのコイズミくんはよく来てるみたいなんだけども。

一番奥の個室に通されて、まずはちっちゃなシューの中にエスカルゴが入っているアミューズグールと
Sさんに選んでいただいた白ワインで乾杯。
前菜はホワイトアスパラとスカンピのソテー。みずみずしく火が通されたぶっといホワイトアスパラを卵黄の利いたソースで食べるともうたまらん。あと2本は食べられるぞ。スカンピの卵をソースに溶いてパンにつけて皿がキレイになるまでふき取って完食。
続いてアワビと春キャベツのエチュベ。アワビのこりこりとした食感と柔らかく甘く火が通ったキャベツが好対照。バターの薫りも高いアワビの肝とロックフォールの塩味の利いたソースがこれまた旨い! パスタにしてもいいかも。
赤ワインはSさん夫妻が仲のいい山本マスヒロ氏お勧めのものに。ん。さくりとうまい。
肉料理はそれぞれが好きなものを選んだので「野ウサギとフォアグラ」きんときさんは「小羊とフォアグラのパイ包み焼き」Sさん夫妻は「青首鴨のソテーワインソース」「鶉のソテージェニパーベリー風味のソース」をそれぞれチョイス。
野ウサギは弱火でじっくりと火を入れていくという昔のフレンチの技法を使っているからか身が柔らかくハンバーグのような感じ。小羊もちょいとつまんだが美味しかった。
Sさん夫妻は仕事柄沢山のいいお店を知ってらっしゃるのでいろんなレストランの話や、近ごろ新聞をにぎわせている話題など会話も弾む。
鈴木さんはコートドールで魚介のシェフをされていたとのことなので、次の時には魚をメインに選んでみるかな。
最後には色々な種類のデザートプレートとコーヒーで締め。

アミューズグール ホワイトアスパラとスカンピのソテー アワビと春キャベツのエチュベ 野ウサギとフォアグラ
小羊とフォアグラのパイ包み焼き 050312-6.jpg 050312-7.jpg 050312-8.jpg

オステルリースズキ
港区赤坂5-4-17 前田ビルB1F
Tel: 03-3585-6080
日曜定休
営業時間 11:30〜15:00 18:00〜23:00


食事後、アボットチョイスに行くかBambooに行くかちょっと迷ってBambooに決定。
工事中のTBS会館の前を歩きながらもろもろ相談なども。
土曜日のBambooはお客さんがいないと思っていたら我々が入ってからあっという間に満席になる。
叶野さんの京都人らしいいちびり加減も炸裂しっぱなし。なんか壊れてませんか近ごろ?
クォーターデッキ、ジンバック、スクリュードライバー、カシスウーロンでまずは口を湿らせる。
ここのカシスウーロンはいちいち烏龍茶を入れてから作ってくれるのでかなーり旨い。
話していると、なんでもアボットチョイスにも行ってくれたそうで。口は悪いけど人は悪くないのだなぁ、とやっと分かった。でも君はODINの菊地さんとそっくりだよ、毛が薄くないだけで、と忘れずに刷り込んでおく。
2杯ずつくらい飲んだ辺りで解散。
Sさん夫妻も気に入ってくれたようで良かった良かった。

Bar Bamboo
港区赤坂3-19-3 みすじ通り西入ル南側
Tel: 03-3589-4170
日曜定休


でテクテクと家まで歩いて帰ってきて一保堂のほうじ茶をずずずっ。
その後メールを処理しながらとある筋から講演依頼が来ていたので縷々ネタ出しなど。ネット広告の変遷とコミュニティ運営についてだとか。ふむふむ。某国立大学の授業にも転用できそうだし、しっかりとまとめときまひょか。
それと先週トロチチと吉川@IPインフュージョンさんと盛り上がったデバイスについてのラフラフな仕様整理。これ出来たら面白くなりそうだなぁ。コンテンツ制作機能が格段にアレするし。別件の作業もあるからここらでキチンと英語の勉強し直したほうがいいかもに。
しかしひょっこりひょうたん島はどこに行くか分からんがこのターンでいきなり登場するのは(そしてできるのは)いずれにせよトリックスターであることは間違いないので事務方は大変だなぁ、とか感想を記念に書いておこうっと。

投稿者 KQZ : 03:31 | コメント (46) | トラックバック

2005年03月04日

まとめて近況

色々とあったがまとめてアップ。

まず土曜日は逗子に獣肉を食べに行ったのだった。
今回は鹿鴨雉熊。
間にじゃがいもと鶏手羽の煮付けやら蛸のサラダなんぞもはさみつつ。
いやー、今年最後の猟の鹿が旨かった。

sake_etc.JPG shika_block.JPG shika2.JPG shika3.JPG

kiji.JPG kiji2.JPG kiji_bacon.JPG kotsuzake.JPG

kamo.JPG kamo2.JPG kamo3.JPG kamo4.JPG

kuma_nabe.JPG mekabumeshi.JPG

今回の雉は塩味。白い肉だとやっぱり雉が一番旨いわ。よく桃太郎も食わなかったもんだ。
持ち込みの目黒港屋のベーコンで雉をくるんで食べてみるとコレまた美味。雉の甘い脂の香りとベーコンの香ばしい乱暴な味の濃さが見事にマッチ。赤野の伊太郎があう。
そして鴨。流石に今年最高とおっさんが言うだけはある。特別に胸肉のささ身と鴨レバーも出てきた。うっひー。あまあまですがな。知っての通りレバーを軽く火に炙るとチョコレートになるわけで、一説によれば六本木Hのチョコはここの鴨レバーを使っているという噂もあるくらい。赤ワインにあうあうあう。
骨酒、熊鍋、最後には刻んだとろとろのメカブにご飯を入れてかき混ぜてしゃくしゃく。
もう満腹。
お腹いっぱい過ぎて雑炊とかすいとんが食べられなかったのが残念なり。

んで日曜日。
マラカス電気科学のシャチョさんのお嬢さんの中学受験合格祝いに近所のスペイン料理屋さんに。
人数が多いと色々と頼めていいですの。
その後、全員で六本木に向い Abbot's Choice(アボットチョイス) のオープニングレセプションに参加。
食いしん坊若手業界人の集まり「ミーハーグルメの会」のみなさんからゴージャスなお花が届いてました。ストロウドッグスのコイズミくん、放送作家の福本くん、美人カメラマンの武井さんなどなど皆さんいらしてくらはった。感謝感謝。
結局朝までに50人くらい来てくれたようでまずはいい感じでございました。
南部美人の久慈くんがお祝いに送ってくれた「南部美人限定初走り」が大好評。

んで火曜。
この日が正式オープンとなる Abbot's Choice に顔を出してみると既にひげいとうさん、まっくすさん、トロチチ、米国IPインフュージョンの吉川くんが飲んでいた。
ひげいとうが35年もののスプリングバンクを飲んでいたが、後で聞いて見ると半額セールなのでショットで1,800円という破格の値段だったそうな。うーん安すぎ。
久しぶりの吉川さんが「いやー、日本に来てみたらエッヂの彼でしょ? 騒いでるの。驚いたよー」(若干修正アリ)と美しくも浦島太郎で笑かしてくれた。そりゃ確かに吉川くんのやってたDMLやIMJの方が制作会社としては上だったしなぁ。オレも前職で仕事ダメだししたことあるし。
トロチチさんも交えてデバイス絡みの面白そうなたくらみをしつつ深夜まで立ち飲み。
最後は五行で焦がし醤油ラーメンを食べて終了。

そんでって水曜日。
遅い時間に某国立大学の研究職の後輩から呼び出しがかかりまたもAbott's Choiceに。
しかし象牙の塔ってのはなんだかどろどろとした話があるんだなぁ。つか研究もさほど出来ないし悪いことするにもヘタ打ちすぎで、ってのが沢山いるって事か。もちろん詳細は書けないけど。
これまたデバイス系の話になって夜が更ける。

でもって木曜日。
急遽夜の会議に参加させられる。これまた全然別系統のデバイス(?)絡み案件。三日連続でってなんか流行ってんの? どれもコンテンツとユーザーの関係とかUIとかマネージメントとかの部分で期待されてるらしいが身体は一つなんであれですなぁ。
家に帰ると尊敬すべき悪い先輩から面白げな御誘いのメールが。
ゆで卵に海苔でヒトラー髭を描いたような顔がうひうひしてるのが目に浮かぶですわ。
「オレのことblogに書いてない?」とかあったので今回名前は伏せておきますですハイ。
んで先程、松竹の松村くんから電話。
中村勘三郎襲名披露公演の初日が終わってから佐久間夫妻と一緒にお店の方に来てくれていたらしい。んー、持つべきものは友達ですのぉ。麻雀で巻き上げてあげなきゃ。(なぜ?)


Abbot's Choice (アボットチョイス)
港区六本木5-1-5 加藤ビル2階
Tel: 03-3475-0353
年中無休・18:00〜翌朝07:00
http://authenticbar.com/abbots-choice/    ←サイトは仮オープンです

投稿者 KQZ : 00:49 | コメント (1) | トラックバック

2005年01月25日

店のロゴが決まったりして

3月にオープン予定のお店のロゴがほぼ決定と。
デザインはネンドグラフィックスのANIさまにお願いしました。
日記によると1月9日に頼んでたんだから、かなりすばやいですな。感謝!

かなーりカッコいいので気に入っております。手塚の手っぽいところもかわいい。
六本木交差点近くでこのロゴを見かけたらお金を落としてやってくださいまし。>関係者各位

以下、ANIさんからのデザインについてのメモ。


●デザインについて

配色は打ち合わせの時にでていたスコットランドのシンボルの緑と、名前の元になったアボット・チョイスのボトルからもらったベージュで構成しました。
緑は、全体がポップな見え方になりすぎないように、あざやかな緑ではなく多少深い色に落としてあります。

書体は中世の伝統的な「ブラックレター体」数種をベースとして参考にしながら、今風に角張らせて古今の折衷に挑戦してみました。
可読性よりも雰囲気と、歩行中に気づく「あ、ここは飲める所だ」という認識のほうを重視しました。

今回は文字要素が店名だけであるため、装飾要素がないと成り立たないので、独逸のビールラベルなどを参考に聖職者の手をデザインしました。
全体のイメージがビールっぽくなりすぎないように、手に持たせたのはワインのようなウイスキーのような、濃色ベタの液体としました。
同じ理由で麦やホップなどのモチーフも避けています。

紋章はゆくゆくはマッチやコースターにも応用しやすいシンボルとしてデザインしました。ぜひ作りましょう!

こうしてみるとANIさんてば文章ちゃんとしてるんだよなぁ。喋ってても面白いし。

投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (193) | トラックバック

2005年01月15日

うだうだと日本酒を飲みつつあーだこーだ

金曜の遅めの時間からスタートして、凄腕ネットワーク技術者のeyesさんと六本木の「酒友」で日本酒を飲む。
日頃いろいろとお世話になりっぱなしなので接待というかなんというか。
さすがに金曜なのでカウンターしか開いていなかった。美人店長の原島さんに丁重に御挨拶をして席に着きまずは磯自慢の酒友から。
おでんや刺身盛り合わせをつっつきながらあーだこーだとうだうだと。

(追記は後ですることにして、と)

  • 仕事に比べたら学校の勉強なんて楽らくだよねー。
  • 大学入試センター試験(共通一次といったら笑われた)なんて今解いたら簡単すぎて驚くし。
  • 技術者ってどうしても転職したりしないと評価が上がらないんじゃないかなぁ。
  • 蔵人.comはそろそろ動かすですか? MovableTypeのプラグインで複数blogを一括で表記するってのがあるらしいし。



とかとか。

東一47%生をゆるりと片口でもらい、お次は赤野安芸虎を日向燗でするすると。

12時くらいになったので河岸を変えることにして、赤坂の「すず菜」に移動。
ラムトニックを頼んでみる。お、ソーダがきっちり立ってる。前ジンフィズを頼んで余りにひどかったのでコレオスに行くことを激しく薦めたのだったがこれなら及第点か。
結局3時半過ぎまで飲んで帰宅。
雨。

投稿者 KQZ : 03:48 | コメント (189) | トラックバック

2004年12月31日

雪の大晦日は昼は渋谷に、夜は恵比寿で年越し

またも雪なのだ。
朝起きてトマトとシラスのパスタを食べる。
大掃除というか中掃除というか小掃除をやってみたりして。
あっという間に午後になり渋谷に向かう。Food Showで初亀の村上君と落ち合うのだ。

なんでも彼の実家で千葉の農場から取っているという美味しい鶏をくれるというので、逆にこちらからは赤ワインと物々交換。部屋に転がっていたポンテカネ97年を持って行く。思い起こせばこれはタケダワイナリーの故・武田さんが修業していたワイナリーの酒なのだな。呆れるほどよく飲んで喰った友達だったがのだが、夭折の天才というにふさわしい磊落な人だった。金持ちで仕事ができてとうらやましい限りの飲み仲間に早く死なれるというのはほんとにつらいので止めていただきたいものだ。

村上くんと喫茶店でうだうだとお話。いろいろな酒について真剣に語らう。いやだから俺は素人なんですが。ま、楽しいからいいけども。
今年も蔵見学に行くことを約束して分かれる。

さて家に帰って掃除の続き。
夜にタクシーを捕まえて毎年恒例の年越し蕎麦を食べに恵比寿のODINへと向かう。雪が降っているだけに六本木も恵比寿も人通りが全く無い。
まずはジンフィズをもらって喉を湿らす。
いつもは恵比寿の竹やぶが打ったお蕎麦なのだが、今年はさすがに忙しかったようで天現寺の笹岡さんのお蕎麦だった。
出汁は菊地さん謹製。年を追うごとに美味しくなっている。
勧められるがままにお代わりももらって満足。
司牡丹の蔵元・竹村さんが送ってきてくれた新酒で乾杯。竹村さんは5年ほど前ODINで利き酒師の勉強会の流れで「日本酒を使ったカクテルの会」をやったときからずーっと来てくれているらしい。ありがたやありがたや。
2004年最後絞りの酒とのことで前日に絞ったばかりの新酒の原酒。度数は18度近くありそうでしっかりとした味わいだった。ちょっと温度を上げて17度前後にしたらするすると油のように入っていった。

12時を過ぎた頃にODINの裏番長・江戸っ子のお久美姐さんが登場。
ODINは正月も休まず営業するのだが、三が日の間は菊地さんの奥さんの久美子さんお手製のお雑煮やら和食のおつまみがいただける『居酒屋お久美』に変身するのだな。
前ーにウチの庭の月桂樹を上げたことがあるのだが、その若枝の部分をウォッカに漬け込んだリキュールがおいしそうにできていたので味見させてもらう。
odin_gekkeiju.JPGodin_gekkeiju2.JPG
去年の元旦につけてちょうど一年だとか。甘くて穏やかな香りがひろがる。なんだか縁起がいいやぃ。
夜も遅くなったのでこの日は軽く飲んだ程度で帰ることにした。
雪はやんでたけど寒いー。

投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (237) | トラックバック

2004年10月30日

サイン会、出版打ち上げ、新しいバーの設営、深夜焼肉

原宿でサイン会があるというのでお呼ばれする。
15時半ごろに原宿に到着。まずはすぐ近くのBook Offに行き『ニッポン経営者列伝 嗚呼、香ばしき人々』が売ってないかどうかを確認。「105円」とかいうシールが貼ってあるのが売っていれば最高だったのだが(なんのだ?)さすがに見つからなかった。サイン入りで売ってるのかな?

会場に着くと某F社某S!誌の某K副編集長が不機嫌そうな顔で立っていた。うわっ、すげー人数。
子供が泣いたり色々あったみたいだけどつつがなく終了。ほぼ時間通りで終わってよかったね。
打ち上げは近場でテキトーに見つけたアジアン居酒屋さんに。あら、ブッダバー系列なのね。
野郎7人してビールを飲みつつうだうだと。
ナンペイさんと顔が似ていると言われたが、K副編集長と切込隊長の似方っぷりからしたらとてもとても。大体ナンペイさん童顔だし。
アイドル話やら童貞話、ナンペイさんの物真似芸などでふにふにと盛り上がっている最中に、K副編集長のケータイの待ち受け画面をみて隊長が「お子さん可愛いっすね」などとついつい言ってしまう。
あー、それ言っちゃダメなのにー。
その一言に相好をメタメタに崩すK君。いつも通り「そう? そうでしょ。いや、この写真のほうが…」とフルセットが始まる。変わらんやっちゃ。
テキトーに飲んで解散。

千代田線で隊長と赤坂まで帰って別れる。

んでもって名取が赤坂に11月3日に開店する予定の京都風ダイニングバーの内装工事がほぼ終わっているというのでそちらに向かう。
おー、なんとか形になってるじゃないの。
ちょうど先日の京都旅行でしこたま買い込んできたグラスや和食器、オールドボトルを封空けしていたのでそれを手伝う。新橋の某バーからチーフバーテンダーのF氏がやってきて色々とサジェスチョンなど。
ビアサーバーが通電したので初ビールをぐびぐび飲みながら、照明とかの手直しや追加発注などの相談をしていたら12時を過ぎてしまった。

雨もかなり降っていたのですぐ目の前の焼肉屋さんで軽くタン塩やハラミを焼いて夜食とする。
あー、なんか食べすぎだしー。

投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (243) | トラックバック

2004年10月19日

赤坂離宮の交詢ビル店に行ってみた

乃木坂のフレンチレストラン「シュマン」の方々に誘われて、オープンしたばかりの中華料理屋さん『赤坂離宮』の交詢ビル店に行ってきたのだった。
小雨降る銀座をてくてく歩いていくと、リニューアルしたばかりでぴかぴかの交詢ビルがすぐに見えてきた。飲食店街は4階と5階で、『広東名菜 赤坂離宮 交詢ビル店』は5階なのだ。
お、内装がゴージャス。赤坂とちがうー。広いダイニングを囲むように8つの個室があるそうで、われわれも12人用の個室に通されてしまった。あらあら。

シュマンのみなさんは既に到着していてちょっとお待たせしてしまった。
各雑誌で“イケメンソムリエ”と紹介されている事も多い柴田さんが譚料理長と懇意だとかで、メニューはあらかじめ決めていてくれているとのこと。楽しみ〜。

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まずは「前菜四種盛り合わせ」でビールをいただき乾杯。「鵞鳥と豚と鳥の焼き物」と、写真には撮りわすれたが「固豆腐と胡瓜の和え物」も出てきていた。豚のクリスピーな皮がんまい。鵞鳥も味が濃いなぁ。
食べている途中に譚料理長が部屋までいらして御挨拶など。やっぱカッコいいですなぁ。
続いて「車海老のバター炒め」。ここら辺で15年ものの紹興酒に切り替える。常温ですんなりと戴ける香りよく美味しい紹興酒だった。
「フカヒレと松茸の上湯スープ」はフカヒレがたーーっぷり。上湯には烏骨鶏の肉も入っていて滋味深い。
「乳鳩の丸揚げ」はしっかりと火が入っているのにぱさぱさになっていなくて絶妙。首の周りの骨をがしがしと噛むと美味しいジュースがでてくるのだ。んまいんまい。アタマがないので脳味噌が食べられないのは残念だなぁ。あっというまに綺麗に骨だけになりましたとさ。
お次はさらりと「白身魚の雪菜と唐辛子のせ蒸し」。白身魚のふるふるとした食感がたまらん。衣にしっかりと包まれてほとんど清蒸状態になっていて口の中でいい香りでとけていくのだ。そういえば香港でピンクガルーパ喰いたいなぁ…
次の豆腐料理は、食感の差を楽しませてくれるように「揚げ豆腐の特製スパイス」が出てきた。しっかりとしたお豆腐を上新粉(?)のようなさっくりもちっとした衣で揚げて、大量のにんにくとほうれん草と唐辛子と「秘密のスパイス」を揚げたクリスピーな揚げかす(としかいいようがないのだが紛れもなくこれが主役なのだな)がかかっている。いやぁこの「揚げかす」を讃岐うどんにかけて食べたいわさ。
野菜料理は「豆苗とマコモ茸の炒め」。シャクシャクと美味しい。

しかしさっきからシェフの小玉さんが中華料理の火の使い方にイチイチ感心してインタビューしている。なになに、横から聞いてみると… 前菜の豚の皮のさくさくとした食感は超高温の油にざんぶりと入れ、鳩の肉にはしっとりとした質感を残し皮ははりっと艶よく揚げるやり方は揚げ油をかけ回して天火を使っているとのこと。白身魚の蒸し加減は絶妙だし、揚げ豆腐も豆苗もシンプルながら油っぽくなく仕上げていて後に残らない。面白いなぁ。

メニューでは次にチャーハンがでて終了だったのだが、食いしん坊揃いの我等は「ショウロンポウ」(写真撮りわすれ)と「特製ビーフン」を追加オーダー。
汁ビーフンはもうちょっと熱々の方がよかったかな。味は満足。
最後に「牛ひき肉の醤油チャーハン」で締め。
デザートは「あずきのゼリーきんもくせい風味」。かなりしっかりとした固さのゼリーで意外感もありとても美味しい。

お茶を戴いて一服いれる。そろそろ冬なのでまた逗子に行かねば、なぁんて話が出てきたりして。
会計を済ませてビルの中を偵察。
新橋時代に行っていた「趙楊」が4階に来ているのだ。やはり松本隆さんのお花があるじゃありませんか。

ぐるりとビル内のテナントを偵察し終えてから三々五々別れ、我々はタリスカに。
雨の平日ながらもお客さんは半分くらいの入り。
某所で連載している酒コラムの11月分の取材「ウィスキー私のこの一本」を内田さんに選んでもらうのだ。
モスコミュール、グレンファークラスと飲み進めながら取材は終了。タクシーで帰宅。

広東名菜 赤坂離宮 銀座店
中央区銀座6-8-7 交詢ビル5F
Tel: 03-3569-2882
年中無休
平日 11:30-14:30(L.O.) 17:00-22:00(L.O.)
土  11:30-21:00(L.O.)
日祝 17:00-20:00(L.O.)

投稿者 KQZ : 11:57 | コメント (180) | トラックバック

2004年10月02日

京都一日目の午後は和食のちバー二軒

二時半頃に起き出してヨネさんと構内電話で今晩の相談。
ヨネさんは明日の夜に帰ってしまうので京都らしいものが食べたいのだという。
dancyuなどで活躍している美人カメラマン武井さんが教えてくれた鳥鍋屋さんなども候補に挙げるが、高嶋政伸さんの意見なども伺ってみる。

(写真アップ完了 04.10.19)

高嶋さんは時代劇をやると京都に三ヶ月くらい住むので色々知っているだろう。そこで得た「日本で一番うまいインド料理屋」とかいう情報も面白かったのだがあっさり却下。普段の言動から信用ならないっちゅうか。だが、「ぎおん阪川ってどう?」との意見にはなびいてみる。何年か前に予約が取れなかったまま行けず終いだったのだ。電話してみると早い回は一杯だそうだが、一回転したあとなら大丈夫だという。
19時半までそれぞれ自由行動ということで散開。
でもって、一力で遊んで育ったというこばんの話などしながら花見小路をぶらぶらしていたらあっさり19時半ちかくに。
阪川をさがしていたらなぁんだ祇園サンボアのすぐ近くなのね。祇園サンボアはドアが新しくなって中が見通せなくなっていた。ちょっと解放感が減ったというか閉塞感が感じられる気がするけど、6日までに一度くらいは行ってみるか。

などということがあったりなかったりしながらも花見小路の真ん中で集合して阪川にたどり着く。カウンターの真ん中の席に通される。
まずはお通し的に「とろろ汁」と「水菜と松茸の和え物」がくる。ビールで乾杯。鰹出しが濃厚でうまい。
「料理はどうされますか? 11,000・13,000・15,000・18,000とありますけど」と言われるが、僕らは明日飽きるほど松茸を食べるのでその旨を伝えると、松茸は15,000円以上のコースからつくのだという。ということで13,000円のコースに決定。

しかし今日気づいたのだが、今回の京都では『●●でよろしかったでしょうか?』という言い方が耳に付く。
ネットゲームのゲームマスターを育てている間に「なるべく使ってはいけない用語」にかなり上位にランクさせていた言葉なのだが、ことここ京都では一日に何度も聞いてしまうのだ。昼間にジュンク堂で本を買った時にもレジの女性に言われたし、阪川のおかみさんにも何度となく言われた。金時もやはり気になっていたようだ。
もちろん対面して言われているので全く嫌な感じなどはしないのだが、これはきっと方言なのだよなぁ。

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「銀杏の饅頭の銀餡掛け」のほっこりとした口当たりとねっとりとした舌触りとはたまらん。油で揚げた香ばしさもいいしね。お造りのトロは値段にしてはかなりおごった大トロだった。白身はちょっと分厚すぎか。噛み切れないので中に隠し包丁を入れるとかしたほうがいいかも。
サワラの焼き物は普通に美味しい。ここらへんで既にコストパフォーマンスの良さを確認。
しかしお酒は… なにがあるのか聞いたのだが「冷酒は?」と聞いたら凍結酒を勧められた。もちろん当たり前のように却下。京料理屋さんの定番の「ひがん」も勧められたが食中酒としてはあっさりし過ぎていると常々思っているのでこれまたスルー。結局一番出ているであろう三千盛をもらってみた。
が…。
とある理由でお燗にしてもらうことにした。普段のお燗は松竹梅の豪速球(?)とかいう酒らしいので三千盛をそのままお燗にすることに。しかし二本目のお燗からは素晴らしく美味しくなった。きっと残っていた酒が終わって封開けになったんだね。(いや、冷酒からお燗にしたのはこれが理由だったのだが)

そんなこんなしている間に出てきた料理の方はというと、「子持ち鮎の煮たん」が山椒のほんのりとした香りをいかして濃厚においしかった。味が幅ったい状態のお燗酒に対抗できるくらい。(←まだ言ってる)「河豚の皮と身のおろしポン酢和え」も歯ごたえの違う各部位がとても楽しい。
また、松茸の土瓶蒸しの代わりに出てきた「すっぽんの土瓶蒸し」がとても美味しかった。とろりと琥珀色をしたスッポンスープが口腔内に這いずるように行き渡る。そこにパワーアップしたお燗酒を三分の一ほど注ぐと濃いスープが中和されて日本酒の香りと相まって最高の状態となる。行儀が悪いのははなから承知だがやめられんですわ。
箸休め的に出た「イチジクの柚子味噌かけ」もお気に入り。柚子味噌がキチンと味噌の塩味をのこしていて決してデザートとして処理されていないのが次の料理へとつながるのだな。
その後に胃袋の空いている隙間を埋めるかのようにあっつあつの「鱧の柳川」がでてくる。これもまたよろしいよろしい。「京料理はあっさり薄味」というのが合言葉のようになっているが、ボクの知っている限り(塩味ではなく)味が濃くてこれでもかというくらいに粘着質にていねいにウマミのツボをついてくるのが京料理なのだと思う。紙幅がたらないからこれ以上は別稿で書くけど。(本当はもう眠いからなのだが)
締めはご飯とジャコ山椒にするかにゅうめんにするかの選択式。最後にデザートで満腹。

会計を済ましたところで他のお客さんがいなくなったので高嶋さんからのメッセージを伝える。
「あぁ、二階でトロを召し上がって美味しい美味しいと…」
って、そんなイメージしかないんかい。

その後、ヨネさんがauのオフィシャルサイトの取材用に「白川を眺めるようなバーってない?」というのでIt's GION Dewに行ってみる。去年も行ったアレだ。

Its_GION_Dew.JPG
ヨネさんが巨峰のカクテル、ボクがクォーターデッキを頼む。
一杯ずつで店から出てくる。春先に桜が綺麗な時にはいいかもねー。

その後ぶらぶらとあるいて、前に銀座タリスカにいた黒野くんが独立して開店したというバーに行って見ることに。
というか、今日のメインはこれなんだな。仲の良かったバーテンダーさんが独立したってんならどこにでも行きましょうともさ。
六角御幸通にできたという店は、案に相違して(スマン>黒野くん)すんごく立派なお店だった。
その店の名前は『K家』
町屋を改造して作ったというK家は建坪が55坪プラス中庭が10坪。かなりの大店だ。
K-ya_backbar.JPG K-ya_tsuboniwa.JPG
急な訪問にびっくりしていた黒野くんだが、やはりオーナーバーテンダーということで貫録がでてきた様子だ。
「K家の『K』は『京都』のKなんです。…けど、自信がついてきたら『黒野のKですよ』っていいたいですね」
なんて言ってたけど、十分黒野君のKなんだと思う。
詳しくは明日かその後くらいにももう一回行くだろうからその時に書きますわ。
今日は取り合えず寝るーーーー。(こればっか)
飲んでいる途中に政伸さんから電話があって阪川の件のお礼を言っておいた。いや初日から満腹だわ。


ぎおん阪川
京都市東山区祇園町南側570-199
TEL: 075-532-2801

K家
中京区六角通り御幸町西入ル八百屋町103番地
TEL: 075-241-0489

投稿者 KQZ : 02:54 | コメント (162) | トラックバック

2004年09月24日

東京ゲームショウのち愛宕の松Royal Blendさらに焼酎で朝まで

今日は東京ゲームショウなのだ。
昼過ぎくらいに会場に着き、先に会場に入っていたトロチチさんに招待チケットをいただく。
すみませんのぉ。

そこココで色々な人に呼び止められる。
しかし今年のセガサミーブースは狂ったように金かけてるのぉ。
元いた広告会社の後輩に色々聞かれたりも。

あら、一年半ほど前にシナリオを書かないかと打診されていたゲームが発売決定ですか。
試遊もできるので観戦してみたり。んー、はじめっから気になっていた点が解消されてないー。
流石にネットゲームのプロデューサーやっている間にこれは受けられないよなぁ。次のときにきたら本気で受けるかな。

PSPは携帯ゲーム機としてみるとちょっと重いかもしれないがブツとしてのできは非常にいい。
DSの方が気になるのではあるけれども。
そういえば来年の万博がらみのアレはどうなったんだっけかなぁ… と記憶喪失のふりして書いてみたりして。;P

お、アレの2がでてるじゃん。しばし試遊してみるもゲームショウ用に簡略化してありやがるのでクリックゲーと間違われそうでちょっと不安。まぁ不安がる立場ではないのだが。
ばしばしキーボードショートカットを使っていると係員からしげしげと見られてしまうので退散。
その後ネットゲーム人脈のあれやこれやの人たちとコーヒーを飲みながら一時間ほど心温まる歓談をする。傍から見たら黒い話なのかもしれんですがー。

そそくさと六本木に行き、今日の宴会へと急ぐ。
場所は「酒友」さん。
いつもお美しい原島店長がことのほかお美しいではありませんか。なにかいいことでもあったのかしら? などと言ってみたりして案の定殴られる。
今日はいつもの飲み仲間の初亀の蔵人・村上くんと、扶桑社SPA!のK副編集長と日本酒を飲む事になっているのだ。なんだか変な組み合わせだがスケジュール的にこうなってしまった。
atagonomatsu_royal.jpg
今日のお目当ては、愛宕の松の新澤さんの結婚式の引き出物『愛宕の松 Royal Blend』
シャンパンのように見えるがれっきとしたお酒だ。山田錦40%でひたすらうまい。YK35にしてないところが新澤さんらしいというか。いや35%精米をみんな評価しすぎだってことで。


村上くんの友達の女性が出版社に転職希望との事で日本の出版業界を担ってたっている(らしい・本人談)K副編集長がなにかとアドバイスしていた。ふむ、ちゃんとした話してるところって二年ぶりに見たような気がする。
しかし酒友は長谷川酒店の直営の店だけに酒の酒類は豊富この上ない。5人で東一、九平次など片口で頼めるお酒を二升ほどやっつけていたら終電の時間になってしまい解散。

K副編集長がもう少し飲もうと近くの焼酎バー「私(アテ)」に移動。
へー、それなりに焼酎がそろっている。300種類はあるそうなのだがある種の酒はウチのほうが揃ってるわけでして。飲み始めて話をしていると、K君は今日は入稿日なので翌朝5時ごろからが本番でそれまで飲むぞ、ってなことなって近いのでウチに流れることになった。電話をかけてから歩いて5分だったがささっと適当なおつまみが揃えられていたのはきっと小人さんのおかげか。五郎八が手伝ったのやもしれん。
この人の連載をまとめた本の表紙のゲラが上がっているというのでチェックしつつ、彼をつまみに百合の「風に吹かれて」をロックで飲む。んで、彼が変なところで気にしぃだということがわかったりして二人して大層驚く。が、その前に君ら健康に留意したまえ。
日本酒冷蔵庫に転がってた日本酒を適当に飲んだりしてすっかりチャンポンで出来上がってぐへぐへへ状態に。本の企画の話とか人に話せない話とか人に言えない話とか。
結局タクシーで副編集長が仕事に戻ったのは朝の6時近かったわけですわぃ。

「酒友」
港区六本木4-12-6 内田ビル 1F (ペットショップの角を曲がってすぐ隣)
TEL/FAX:03-5786-3533
営業 18:00 ~ 5:00/L.O 4:00 (土曜 17:00 ~23:00 (LO 22:00))
定休 日曜日 祝日


「Japanese Bar 私〔at'e〕」
港区六本木4-4-3 六本木協和ビルB1
TEL: 03-3746-5995
営業 19:00~05:00(L.O.04:30)
定休 日曜日

投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (200) | トラックバック

2004年09月07日

ODINが十周年記念らしい

とんでもなくオタクな洋酒の知識を早口でまくし立てるのが芸風の菊地貴彦さんが経営するODINが恵比寿に出来てからもう十年になるのだそうな。月日の経つのは早いもんだのぉ。
http://www.authenticbar.com/odin/info.html

思い起こせば渋谷の「雪月花」のバー部門で菊地さんと初めて言葉を交わしたのが11年前ということになる。
あの頃はまだ髪の毛が沢山あったわけだが、店の片隅に自分の手持ちの酒を置いて特別に営業している鼻っ柱の強いところは今と同じで、それを見て「六本木のThe Barにいませんでした?」なぁんて話をしはじめたんだったっけか。
数度通っているうちに菊地さんから「店を出そうと思うんですけど、どこかいい場所はないでしょうかねぇ?」と聞かれたのだ。
不動産業でもない当時コピーライターだった人間にそんなことを聞くのもおかしいが、縁というのは更におかしなもんで、丁度その頃師匠の嘉門達夫さんの所属する代官山プロダクションの入っているビルの地下一階にあったイタメシのテナントが廃業したばかりだったので紹介してみたところ一発で気に入って… となって10年前の9月にODIN恵比寿店が開店したのだった。
8月の最終日曜日にお店を見に行ったら工事が遅れていてTシャツ一枚で作業を手伝っていたこともなんだか昨日のことのように覚えている。
開店してから数ヶ月はお客さんがなかなか入らず、当時プレジデント社に勤めていた岡田呻也さんにdancyuの人を紹介してもらって… なんてこともあったっけか。その冬に逗子に獣肉を食べに常連さんを引き連れて行ったり、京都や香港に食い倒れツアーに行ったり… と、飲食業界の人を紹介してくれるきっかけになったのも菊地さんだったのだわさ。そう考えるとつきあい長いし深いよなぁ。獣肉ツアーなんて30回以上行ってるし、そこに来て仲良くなった料理人さんも50人は軽く超えてるし。

てなことで10周年記念なんで、みなさん行ってあげてくださいましな。

* 日時 : 2004年9月26日(日) 午後6時より10時頃まで
* 会場 : レストラン 「ラ・ヴィーナス」
* 住所 : 渋谷区鉢山町13−12 地下1階
* 会費 : お一人様 10,000円
* お問い合わせ : 【Phone】 03-3445-0996 / 【E-mail】 odin@authenticbar.com
そうそう。
実はこの http://www.authenticbar.com/ って、元々はODINの5周年記念のお祝いに作ってあげたサイトなのだな。
んでどんどん友達のバーのページも作ってあげることになり現在に至る、という感じに。
ちなみに全部無償でやってるので更新が遅かったりデザインがどーのこーの言わないでくだちい。

投稿者 KQZ : 12:17 | コメント (170) | トラックバック

2004年07月26日

神谷町たらふくスペイン料理&六本木ベルギービール

今日はスペイン料理のカマロンに。
前に行ったのはミサヨちゃんがウチに泊まってた頃だから半年くらい前なんだよね。
その間に「三角食べ」の他の二点、鮨なかむら、乃木坂シュマンにはよく行ってるんだけど、ここは近頃人気が高くなってきたから入れないことも多いのだ。

今日は早めについたので席は選び放題。でカウンターに陣取る。お、厨房に一人スタッフが増えてる。須釜さんの「マッハで」に耐えられるわけね。(意味不明)
まずはお約束のカマロンセット2。シェリーのハーフボトルとお勧めタパス2皿のセットだ。
塩茹での海老がシェリーにいや実に良く合う。いつもは海老のおかわりをするのだが今日は色々と食べたいので我慢。二つ目のタパスに出てきた今日のオムレツはジャガイモ。岩塩がんまい。
続いて茄子のマリネ。焼き茄子の要領でオリーブオイルとアンチョビで味付けをすればいいみたい。やってみよー。よく冷やすのがポイントね。シラス干が大量にあるのでアンチョビ代わりにたくさん入れてやってみようかな。
そしていつもの赤ピーマンのリコッタチーズ詰め。オレンジを料理に使うのはあまり好きじゃないけどコレだけは許せるから不思議だ。
岩牡蠣のグリルもんまい。ジュースがこぼれてしまったのを見てパンを切って出してくれた。いやんイケてる。




ここで白ワインに切り替える。今日のお勧めはALBARINO D FEFINANE。リアスバイリャス地方の産らしい。度数は12度でぶどうの皮の苦味とフルーティーさが残ってハーブっぽさとが魚料理によくあう。
料理は続いて砂肝とキノコのグリル、生チョリソの鉄板焼きと焼き物が続く。竹串で刺して食べるように出てくるところがなんともピンチョス風。これは100スキでやって見るですか。
んでラストは鶏肉と渡り蟹とアサリのパエリアで締め。
「最後にこんなのいかがです?」とサービスで出てきたのがPASCALIというスペインベルモット。普通のベルモットの3倍の味の濃さ。しかし甘さはさほどでもない。日本でも買えるらしいから家用にも買おうっと。

その後家までてこてこ歩いて帰る途中に、土曜日の日本酒の会で会った方から聞いたベルギービール専門店『BELGAUBE』のことを思い出したので寄り道してみる。あら田崎さんのワインバーの目の前だったのね。野田さんに見つからないようにそーっとBELGAUBEに忍び込む。
中は15人くらいが入れるくらいの落ち着いた感じのビアバー。店長とおぼしき高尾さんという若い方に色々とビールについて教わる。ふむふむ、グラスの形がねぇ、ほうほう。開店前にベルギーまで勉強しに行っただけはありますですな。
ということでマラカス電気科学で作っている健康サイトの来月号で取材することに決定。


スペインバル カマロン
港区虎ノ門3-11-8
Tel:03-3432-7772
定休:日

BELGBAUBE(ベル・オーブ)
港区六本木7-9-2岡野ビル1F
Tel:03-3403-1161
定休:日
月曜日と休日だけは23:30まで。他の日は27:00までオープン。

投稿者 KQZ : 11:48 | コメント (180) | トラックバック

2004年07月09日

自転車乗ってバーホッピング

夜も更けてきて涼しくなってきたところで自転車に乗って銀座に。といってもauthenticbar.comに乗ってる店にミカジメをもらいに行く訳ではなくれっきとした取材なのだ。マラカス電気科学ではIBMとか博報堂とかJALといった企業の社内用健康コンテンツなんぞを作っていて、その一企画の「お酒コラム」の7月の特集「バーテンダーに聞く大人のバーあしらい」のネタ取材というわけなのだ。

まずはささっとタリスカーに。ODINの菊地さんはメールで取材済みなのだが、タリスカーの内田さんはメールが使えないので取材に来るしかなかったりして。
タリスカのドアを開けるとちょうど前のお客さんがはけたところだったらしくタイミングよくカウンターに座ることが出来た。相変わらず人気のお店だわさ。
まずはジンフィズとクォーターデッキ。ジンフィズはいつもよりちょっと酸が立っていて夏の暑気払いにはいい感じ。クォーターデッキは硬めでシェリーリッチ。食後の時間だからそれに合わしてくれたみたいだなぁ。
近ごろタリスカーではスタッフ内で自転車通勤部が発足しているらしくウッチーは黒のプジョーで金時と色違いのお揃いらしい。なんて話もしながら忙しい合間を見計らって取材を進めていたところ、バックバーのグラス置き場にラリックのバンブーグラスを発見したのでバンブー・カクテルをオーダー。ついでにマンハッタンも。
「でしたらマンハッタンの方もラリックのグラスを使いますよ。ラリックのバンブーグラスはこの店になってから使うのは2回目で…」とのこと。ほうほう、それはなんでげすな、手垢のついてないところで一つ美味しく作ってもらいまひょか。(江戸関西方言ごちゃまぜ)
マンハッタンは「セミドライで」と余計な注文をしてしまったせいかちょいとドライすぎたかも。美味しいのは確かなんで偏差値70以上での数ポイントの世界ではあるんだが。店もだいぶ混雑してきたみたいなので早々に退散する。なんつか、ちょっとカクテルの味がぶれたのかなぁ? まぁ忙しそうだったしね。
ウッチーも外まで送りに来てくれて自転車をみてしばし歓談。そして我々は次の取材先に…

で、2軒目はドルフィーに。階段を下りていくとシガーの香りがふわりと漂ってくる。そういえばひさしくシガーも吸ってないなぁ。田辺さんはすっかりヒゲを蓄えており、なんだかwigglegilにそっくりになってしまっていた。サイトの写真も直したほうがよいのかな? 
まずはクォーターデッキとジンフィズを頼む。へーーーー。田辺さんのクォーターデッキはすんごいハードシェイクなので思わずびっくり。泡と一緒にいただくと腰の強いラムの味がするりと喉ごしよく入ってくる。スパイスドラムかとおもうくらいにシナモンっぽい香りが聞いている。ジンの花のような香りも立っていてこれは面白いカクテルですなぁ。その後バンブーとグレンギリー8年。フルーティーなモルトというオーダーに見事に応えてくれましたな。こちらもお客さんがどんどん来てしまい新規のお客さんにお断りをし始めたので2杯ずつで退散することに。

んで家の近くまで来てみて、せっかくだからBambooに行くことにしてみた。なんだかバーホッピングというよりかバークローリングという感じもするがまぁそれはいいとしまして。
今日はバンブーもかなり混んでいて奥に二つだけ席が空いていた。金時の方は今日はどうせならバンブー日和ということでBamboo Bamboo Bamboo(BambooでラリックのBamboo glassを使ったBambooなのでBBB)を頼む。こちらは甘いものはそろそろ飽きてきたのでロックで飲めるバーボンを、というオーダーでヘンリーマッケンナ(旧ボトル)を。今日のバンブーカクテル三連連戦はBambooが一位みたいですな。バランスよろし。元々叶野さんは中野のジョージアムーンの店長だっただけありバーボンにもめちゃめちゃ詳しい。ヘンリーマッケンナは一番すきな甘め系バーボンなので文句もなく。んまい。
アジア放浪中のジョージアムーンの前店長・泉君とチャットした話をしたりしながらバーボンロックをお代わり。金時は「吉祥寺俄雨」で締めに。
まぁよく飲みましたことよ。
Bambooのサイトもwww.authenticbar.comに入れちまうかなぁ?

投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (109) | トラックバック

2004年06月23日

日本酒飲みつつ打ち合わせ、後に赤坂に暴風雨

今日の夜は天才カメラマンの亀山哲哉さんと打ち合わせ。
砧に住みはじめた亀山さんにあわせて、先日中目の飲んだくれさんに教えてもらった池尻大橋「つくしのこ」に再来店。
とおるさんに聞くとこないだ一緒に来た初亀の蔵人・村上くんは既にもう一度来店していたのだとか。家が近いとはいえ素早い。このスケベめ。
しかし亀山さんと日本酒を飲むのはずいぶんと久しぶりだ。もしかしたらX-JAPANのHIDEくんと阿佐谷とかで飲んだくれてた頃以来かも。どちらもそんな話はせずにいたけどもさ。
日本酒を飲むこと自体久しぶりな亀山さんには日本酒度+20というすっ辛い「くどき上手・ばくれん」から探りを入れてみる。僕はねっとりと竹林・瀞。
枝豆、八竹の煮物、刺身盛り合わせなどなどをつつきながら喋りながら、うごのつき、大信州・香月、東一・吟醸、南・大吟醸、大信州・うすにごり、東一と飲み進めていく。
例のSM系の写真集の企画やアート話などなど。近々また池袋に行かねばな。なつみちゃんは愛に生きるようなのでモデルは無理だろうから誰か探さなきゃですわね。7月のウルトラマン原画本に続き出版のお手伝い作業が続くがこれもまた流れっちゅうもんでしょ。「秋葉な連中」のお姉ちゃんの写真集はもっと早く出せなきゃ売り時逃しちゃうの見え見えだったのにねー、とかいった込み入った話もありーの。

この店はデュレックスのグラスでお酒が出てくるのだが、丈夫さや取り扱いの良さだけではなく、温度調節をするためでもあるということに気づく。酒によって氷温貯蔵の冷蔵庫からそのまま出す場合もあれば16度くらいにあげて出してくれる場合もあるのだが、温度を上げて出す場合には湯を張ったおでんの機械であらかじめ温めておいたデュレックスのグラスを取りだして、そぅっとディキャンテージュしてからもう一度冷たいグラスに移し替えて出してくれるのだ。うーんなんとも。肉厚の耐熱ガラスならではの優しい温度調節の仕方なのだな。
11時に近くなった頃にお拓きにする。心地よい気分で自転車に乗り込み家へ。

んでもって赤坂で金時も一緒になってBamboo。またかよ。
ジンフィズ、ハーバードクーラーで咽を湿してからバンブーカクテル&吉祥寺俄雨をオーダー。

吉祥寺俄雨:
ゴールドケン・スイス・チョコレート・リキュール、クレム・ド・カシス、生クリーム。
ハードシェイクでロックスタイル。(Woody田中さんのオリジナルではミルクが入る)
叶野さんの吉祥寺俄雨は濃くて暴風雨みたいでした。

投稿者 KQZ : 11:38 | コメント (160) | トラックバック

2004年06月13日

吉祥寺なのだ

蒸かしたとうもろこしとケーキで軽く朝食。まるで小鳥のようだ。
というのも、昨日豆源で南京豆を試食したら味にコクがありすごく美味しかったので、豆好きのジョージさんにあげるため吉祥寺のGeorge's Barに行くことを思いついたのだった。先週やっていたアド街っく天国でもランクインしていたというし。
でもって吉祥寺といえば焼き肉の李朝園、李朝園といえば東京イチ旨い豚足なのだ。特上リブロースも旨いけど。
てなことで昨日今日とプチ菜食主義者になった、と。

夕方5時に吉祥寺に降り立つとすぐに李朝園に向かう。うはっ、混み混み。20分くらい待ってようやく入れる。ビール、タン塩、特上リブロース、カルビ、豚盛り合わせ(豚トロ、ガツ、三枚ばら肉)、豚足、レバ刺し、キムチ盛り合わせ、サムチュ。最後にテグタン(しかしオーダーミスでコムタンが来てしまった)。
いやー、コストパフォーマンスが高いー。ココの豚足はなんでこうサクサクと歯触りがいいんだろう。臭みも全くないし。特上リブロースもお値打ち。チヂミがメニューにないのだけが個人的にはいただけないけども、ときおり来たくなる店。

ささっとWoodyに寄り豆源の茹でピーナッツを渡す。茹でピーナッツは賞味期限が短くてジョージさんに急いで食べてもらうのも大変そうだったので田中さんにとチョイスしたのだ。
東急地下でコーヒー豆を買ってからモリサワジュンに仕事用のCD-ROMを渡す。なんか前にもあったぞ、この展開。まぁいい。
George's Barに向かう道すがらもう一店コーヒー豆屋さんを発見してふらふらと三種類買ってしまう。結構よさげな感じ。

久しぶりのGeorge's Barは早い時間ながらも盛況。店に入る時間が20分も遅かったら満席で入れなかったかも。先週放映したというアド街っく天国の効果なのか? 見てないからよく分からないけども。
ミントジュレップとダイキリを戴く。ミントは毎年ジョージさんの家で栽培しているもの。フレッシュでこの季節にはよいでげすな。
大きな働き者の手でシャッカシャッカシャッカとこれまた大ぶりのシェイカーを降る。もちろん逆トップだ。ダイキリは砂糖の代わりにメイプルシロップを少し加えているらしい。最後にダークラムをひとたらし。グラス表面からじわりとまるで夕陽が落ちていくように広がっていく常温のアップルトンが、少しアクのあるシロップの甘味とジュースの酸味と口の中で広がって得も言われぬ旨さ。
…って、これってまだコラムに書いてないな。逆トップについても面白いお話をきいているのだが。(汗)
お店がすごく混んでいたのでWoodyに退散することに。帰りしな蜂蜜を一瓶渡される。ジョージさんがヘルムズデールに行った時に村澤さんがくれたものだとか。ありがたく戴いて帰る。
通りの途中のボヘミアガラスの店でカクテルグラスとブランデーグラスを一つずつ購入。一個ホツが入ってしまったので補充用。この店はもともと電気工事店だったのだが奥さんがボヘミア出身だとかでいつの間にかガラスとビーズの店のようになっている。ただ、壁の張り紙を見る限り工事も請け負っているみたいだけども。

Woodyはというとこれまた大盛況。アド街効果なのかな?
クォーターデッキとバンブーカクテルを戴く。夏らしくつるり。
隣に座っている三人のグループがどうも声が大きい。というか確実に真ん中の人は会ったことがある。んーと誰だっけかなぁ… と思いつつ見やっていると、第一ホテルのネオンのまたたきに横顔が一瞬光った。あ。角川春樹さんだ。こっちはまだ業界入り立ての若造だったころだから覚えられてはいないだろうけども、だいぶやせてしまっているようだ。大きな声でおしゃべりしている所を見るとお元気なのだろう。しかし横尾忠則さんとかユーミンとか、ちょっと昔話にしても微妙なことをおっしゃっていたようだが、今回は声をおかけすることなく黙っていた。この人は昭和を代表する天才だったのだろう。いや確かに天才だったのだ。まぁ他言は要すまい。
その後、Woodyオリジナルの「吉祥寺俄雨」を。デザートカクテルとしては秀逸ですわね。今度どっかでたのもうっと、思いレシピを聞いたのでメモ。
レシピ:チョコレートリキュール、カシス、ダークラム、クリーム、ミルク
japanese_whiskey.jpgそしてメルシャンが元気にウィスキーを出しはじめるきっかけとなった「軽井沢1981年」をいただく。樽のチャーの香りがキツイのか… と思ったが飲んでいるうちになんともまろやかな味わいに。うむんむ。ジャパニーズウィスキーもちゃんと勉強したくなってきた。


電車で帰ってBambooを覗いてみたら24時近いのに満席! 明日は月曜日だってのに。
もっとも、席が空いてたら入ろうとしてた人間が言うことではないが。

李朝園
武蔵野市吉祥寺本町1−8−3 コスモビル4F
Tel: 0422-21-4004
営業: 16〜26時(日祝は〜24時)
定休: 火曜日

Coffee History
武蔵野市吉祥寺本町2-8-2
Tel: 0422-41-5775
営業: 11:00〜20:00(無休)

George's Bar
武蔵野市吉祥寺本町2-19-7 みすずビル2F
Tel:0422-22-0517 7:00p.m.〜12:00p.m. 月曜定休
http://www.authenticbar.com/georgesbar/

Bar Woody
武蔵野市吉祥寺本町1-10-8 山崎ビル3階
Tel: 0422-22-0860
営業: 18:00〜1:00
定休: 火曜日?
http://bar-woody.com/

投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (149) | トラックバック

2004年06月11日

恵比寿で宴会

恵比寿でDigital Magic LabのOB飲み会。Webインテグレーションの大手だったDMLにある時期籍を置いていた、あるいはよく仕事をしていた連中が鳥料理の店に10人集まったのだ。今はどうなってるのかはよく知らないけど。
DMLの創業社長だった吉川くんとCTOの石黒さんはアメリカに渡ってZebOSなんかをやっている。今はIP Infusionか。
この日集まったきっかけは、サンバ日本一の佐々木くんが世界を制覇するために2年間の予定で海外周遊に行く送別会だったのだ。今までマラカス電気科学仕事のcgiとかよく書いてもらってたのだがこれからは誰に頼もうかしらん。
懐かしい話に盛り上がって一次会から二次会にほぼ全員が流れる。しかし普通の居酒屋さん(赤地に白抜きの○○屋って書いてある所。よく覚えてない)ってやっすいんだなぁ。つまみ6種類に2時間の飲み放題がついてる「二次会メニュー」で2,000だよおっかさん。
呑んで食ってして御拓き。イノセント・アイズの中西ガジ社長にご馳走になってしまう。ありがとーー。
その後近くなのでODINに行く。おお結構混んでるじゃんか。クォーターデッキ、オールドファッションドなど飲んで帰宅。確か今年は10周年だったっけ? ODINのサイトは5周年記念に作ってあげたのが最初だったから、今年はなにしたらいいんだっけか。

投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (163) | トラックバック

2004年06月10日

カエルのような男が大汗かきつつ下手糞に縛っているのを見た池袋

今日は打ち合わせをしにSMバーに行くことに。
天才カメラマン亀山哲哉さんの写真でアート系の緊縛写真集を出すかもしれないので、その下準備もかねての打ち合わせなのだ。
池袋はロサ会館近くで池袋の主・名取と待ち合わせ。22時を過ぎたロサ会館あたりは隠微で鋭利なオーラで充満している。なんつーか、風林会館近くとはまた異質の危うさが充溢しているんだな。普段はウザイだけのキャバクラの男が声をかけてくるとなんか安心するというかそんな感じ。

まずは腹ごしらえということで、中国人がやっている24時間営業の中華料理屋に入る。雰囲気も本場っぽいが諸々の手の抜き具合もいい感じに中国っぽい。気取らずに東坡肉、空芯菜炒め、ピータン豆腐に餃子といったところをビールと一緒に胃の腑に収める。

件の店は繁華街からしばらく離れた雑居ビルの地下一階にあった。看板はもちろん無い。インターホンで確認して店に招き入れられる。
平日の夜なのに10人くらいのお客さんがまったりと飲んでいる。カップル1組に女同士2人組、単独男性が5人といったところか。
前々より顔合わせはすんでいる縄師のKさんとご挨拶。今日は凛々しくもジーンズをはいているようだ。ようだ、というのは店の中が暗くかったのと、周囲をそれとなく観察していたのとでよく見てなかったのだ。
前回は六本木TSKでやったクラブイベントでSMショーをやるってんで着流しだったんだよな。ショーナイズされていたけどびしっと決まった構成美が他のグループを完璧に圧倒していて気になっていたのは覚えている。そうそう、K師だけはアンコールでもう一回縛ってたよな、やっぱり。
店内には建設用の鉄管を利用したフレームがくみ上げられ、そこここにカラビナが麻縄で仕込まれている。
あ。手錠とか。
あ。首輪とか。
目が慣れてくると色々と見えてくる。
見ない方がいいものも見えてくるのかもしれないのでとりあえずジントニックを啜りながら周囲を観察。
隣にいるカップルの男の方はなんか見たことがあるなぁ。前の職場にうなるほどいた仕事のできない業界人を絵に描いたような感じ。女は水商売風かな。その隣の女性二人組みはよくわからん。20台前半だがなんの仕事をしてるんだろう。わからん。いわんやそれ以外の男どもをや。

打ち合わせの方は順調に進んだ。出版社に出す企画書は大体見えたし。後は亀山さんと打ち合わせだな。3万円500部限定とか?
アタマが仕事モードに働きそうになった途端、やおらカップルがソファーから立ってなにやら始めるらしい。んー、なんか緊張感ないなー。
聞くと水曜木曜は講習会をやっていたりでこういったまったりした雰囲気なのだとか。金土はとんでもないらしい。どんなんそれ?

縁台に拘束用のフックを取り付けた椅子に女をまたがらせる。あらあら自分から下着になってるよ。こりゃこの女プロだなやっぱ。
ヒキガエルみたいな男が汗をかきながら麻縄で縛り始めている。なんか全然固定されてない。
あーあー、それじゃ皮膚を引っ張ってるだけで痛がるぞー。第一動けるじゃん。バランスわりぃなぁ… 
と、建築学科卒の人間は目でバランスが測れるのでとても気持ちが悪い。びしっと締めんかびしっと。そのさ、足首の上の骨のところに縄を2本取りで二回くらい回して面状に固定すれば擦れないし、固定した後に引っ張ったりする時の自由度も上がるんじゃねーの? 腰をこっちに引っ張るとか、縁台を吊るとかして女の頭を下にちょっと下げるとかしたら面白くね? などと素人考えを隣のK師にささやいてみると「その通り」とのこと。さてはセンスねーな代理店面したヒキガエルめ。
そんなことを考えているうちに、なんかイケテナイ盆栽みたいな女のオブジェができあがった。
お。鞭使うらしいや。
あら、気合入ってないのね。
あ、やめた。
(脳内文章垂れ流し)
しかし女が恥ずかしそうなうめき声を上げている。演技疑惑急浮上。

なんか見てらんなくなったK師がちょちょいっとあれやこれやする。
おお、なるほど。これはぴしっと決まるもんだねぇ。
辛そうにもなるし、恥ずかしそうな格好にもなった。これは華道みたいなもんなのかな? やっぱり。
ちょっと太ももあたりにもう一本縄をかけて引っ張る。
おお、このうめき声は本気っぽい。
さっきと全然違う。
そこでヒキガエルに交代。
なるほど、経営者も大変だなぁ。

周りを観察してみると、全員が食い入るように見ている。
やはり師匠の御点前拝見ってことなのかな。
女性二人組みはちょっとうっとりとして見える。
なるほどそうだった。
ここはそういう世界なのだということに改めて気づく。
しかし俺なに観察してんだろ。ここは池袋23時。

女の声の質が変わった。芝居がかった、というか、戻った、というか。
ヒキガエルが執拗にさっきのK師がかけた太ももの縄を引っ張ったりしている。それも延々と。
バカだなこいつは。汗だくだくだし。

三十分ほどで縄を解き始める。
外に出た時間を考えるとちょうど一時間くらいしかいなかったから本当はもっと短かったのかもしれない。
ちゃんとしたSMだとちゃんとしてるんだろうな、ホントは。

その後飲み直しという事でittenに行く。
関さんは打ち合わせということで遅くなるらしい。
白州の水割りを飲みながら6月最終土曜日に予定している日本酒の会の打ち合わせ。
2時ごろタクシーで家路につく。

最後にBambooに顔を出して先日の非道をわびる。
ふーん、Bambooの名前の由来はそういうことなのねー。

投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (159) | トラックバック

2004年06月08日

池尻大橋で飲んだり恵比寿で飲んだり

今日は初めてのお店にお誘いを受けて行ってみた。場所は池尻大橋の駅からほど近い「つくしのこ」。前から通りかかっていて気になっていた店なのだった。メンツは中目の呑んだくれさんとそのお友達、こちらはいつものイケメン蔵人コンビに藤井ちゃんと某お方(後述する理由により特に名を秘す)のペアの総勢8人。
しかし驚いた。なにしろ安い。一合600円平均で高くても800円くらいかな。おつまみは姫筍の煮たの、きんぴら、じゃがいも肉味噌、まぐろトロ盛りで締めて2,000円。
ビールで乾杯しつつ筍をつつき、何を頼もうかとひと思案。おお、酒の揃えも充実。壁中に所狭しと酒の名前が貼ってありその数およそ50といったところか。冷蔵庫がでかいし。でもって鍋島、東一、大信州・特選かすみ酒、竹林・瀞、くどき上手・亀仙人、星自慢、いずみ橋などなどなどをぐいぐいぐいと呑む。富久長のとおるスペシャル7という斗瓶取り純米吟醸も。酒の種類をそれとなく見ていると、どうやら港屋さんとつきあいがある様子。ここら辺だとやっぱりそうなのか。ふむふむ。
 ←特に名を秘す某お方なめの蔵人二人

店内は極めて明るい。おっちゃんたちがにこにこしながら日本酒を飲んでいる。いいお店だことよ。

その後我々は恵比寿に出て久しぶりのODIN恵比寿店に。コレオスも迷ったんだけどきっと大泉さんは遅くまでいないだろうから今度に。それにサイト作ってるくせに内装を換えてから恵比寿店には行ってなかったからなぁ。今日はたまたま菊ちゃんが銀座に行っているそうで会えなかった。カクテルを飲みながらへろへろと話をする。
なんですと、傭兵部隊にいたですと? へ? そんな危ない仕事してたんすかあーたは…、と持ち込んだコイーバのミニシガリロを吸いながら怪しい話で花盛り。名前書いたら狙われたりなんかしませんかしませんか? と弱腰になってみる。
で、27時くらいになっておひらきに。平日だってのにぃ。
帰り際、スタッフの一人から独立するという話とともに「僕の作ったクォーターデッキを飲んでみてください」と挑戦を受ける。また難しいものを出そうとしますわね。
綺麗なグラスにとろりさらりとした… ん。んまいじゃないですか。お世辞抜きに。
お店を出す場所も決まってないそうだけれど、そういえばこの場所を紹介したのも菊ちゃんが雪月花にいた時に相談されて、たまたま嘉門達夫師匠の事務所のビルの地下一階にあったイタリアンレストランが辞めて空いていて、次の土曜日に行って見たらとんとん拍子に決まって… ということなんかを思いだした。また偶然いい場所が見つけられるかもしれないからちょっと頭の片隅に置いとこうっと。

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2004年06月05日

蔵人二人をいじめる会

朝というか昼ごろ起きてまずはパンをせっせとこねる。
わしたショップで買っておいた島唐芥子を半干ししておいたものを泡盛に漬け込んでコーレーグスを作っておく。瑞泉の瓶仕込みと宮の華のハーフアンドハーフなのだが香りがリッチすぎるかしらん。
京都に遊びに行っていた金時両親から南禅寺のもろみ味噌を貰ったのできゅうりにつけてしゃくしゃく食べる。ちりめん山椒とすぐきも貰っていたのでかぁるくご飯。んまいねー。
日本人に生まれて良かったを堪能していざ出陣。
今日は21人の大所帯で浅間にて『蔵人二人をいじめる会』を開催するのだ。ミーハーグルメの会エキストラバージョンというか。おお福本くんも来れたのね。
まずは松の司大吟醸雄町からスタート。するりするうりと入ってしまう魔性の酒ですな。
続いて十四代愛山に。愛山米の説明をする畠山君。つい喋り過ぎるので適当に牽制する。
新店舗になった浅間はベテランの料理人さんが入ったのでかなりグレードアップしている。今回はミニ会席のようなコース仕立てにしてもらい、先付、刺身(鮪と蛸)、鮎塩焼き、茶わん蒸し、サラダ、ゆで豚、揚物(椎茸海老すり身詰め、大葉海老すり身、白魚)、みぞれ茄子、ヅケ丼でしめて4,000円ナリ。鮎の塩焼きがんまかった。なかなかのコストパフォーマンスだ。
続いて東一大吟醸(30%)うすにごりが登場。ま、浅間スペシャルですな。米のシャンパンというべき微発泡の美酒。仙人は霞食って生きてるというけどこれ飲んでれば長生き出来そうな気がする。飲んでみな沈黙、もしくはうなるのみ。格の違いを感じさせてくれる。しかし浅間では年間12本しか作ってないこの酒を今年は7本も取れたらしい。やっぱり愛されてますのぉ。しゃべくりはうるさいけど。伊藤君@九平次に聞いたところ、九平次さんも一本取っているらしい。なんでも「あんなうまいもの知られたら困る。流通の邪魔をしてやる」と言ってるとか。たしかにねぇ。今年もこの酒を空ける会を何回かやらせてもらおうっと。
その後、初亀べっぴん、醸し人九平次赤ラベル(山田錦無濾過無加水)、十四代本丸、いそのさわ駿などなど。一人3合くらい飲んだかなぁ。
今回、イラストレーターの藤原ヒロユキさんがゲストでいらっしゃっていた。藤原さんとはもう10年くらい前に嘉門達夫さんに紹介されてお会いしたことがある。昨日の古川さんといいいろんな人に再会しますのぉ。たのしいたのしい。

11時近くになって御拓きに。この酒を出してくれて7,500円とは儲け度外視でやってくれてるってことね。ちゃんと宣伝しなくてはだな。
いい具合に酒が回った業界人どもは当然二次会に行く気まんまんなのだ。またも日本酒の「おかげさん」になだれ込んでしまう。ここで金時は仕事をするため帰宅。10人以上でまたまた飲みはじめた。佐久の花あたりを2合の片口でたくさん貰ったような記憶が。うまい。

そして三次会。またまたBambooに行く。金時再登場。
自分でも分かっているくらい酔っ払いになっておりあやうい。仕事場ですぐ近くの席に座ってQCをやっているTさんの口癖「死ね、死んでしまえ」がのりうつってしまい誰彼構わず言っている。面白いのはTさんを知っている自分だけという悲しい状態なのに止まらないしぃ。
結局またも4時まで飲んで終了。もうこの季節の4時はすんごく明るいのだよ。

地酒 浅間
東京都新宿区四谷3-7
Tel: 03-3355-2977
定休日:日
http://www4.famille.ne.jp/~asama/

萬屋 おかげさん
新宿区四谷2-10 松本館B1
Tel: 03-3355-8100
月〜金 18:00〜24:00(L.O.23:30)
土   18:00〜22:30(L.O.23:00)
定休日:日・祝

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2004年06月04日

会合飲みのちスケベな店

夕方から利き酒師の会合。会場は夢酒の新店舗「宝」の奥にある丸と呼ばれる座敷だった。ほー、こんな広いとこもあるのね。
夢酒は昔から森くん(はなまる主婦にも大人気)が非常に頑張っているお店で、特に焼酎には定評がある。そういえば今はなき夢酒第一号店の入ってたビルは建築学科の学生だったころバイト先でデザインしてたんだよなぁ。模型つくったし。
この店は大山、浦霞、開華、久寿玉、春鹿、酒呑童子、嘉美心、司牡丹、西の関の各蔵元が出資しているので、日本酒はその9蔵の酒に絞っている様子。なんだかもったいないけどまいっか。地元限定の酒とかもあるようだ。料理は沖縄系を中心とした和風創作料理といった感じ。そつなくうまいのでいつも大繁盛している。スタッフ全員がお酒のこととか詳しいしね。
三々五々集まってきて最後には9人に。なにやら今頃になってサイトを作ったのだとか。ふーん。内容はもちろんのことナイヨーてなくらいくっだらないので鼻くそほじりながら聞いてるしかない。俺いちおそっちのほうでもプロなんで名前載せないでね、お願いだから。
店のフロア担当は浦霞に3年いたとか言うお兄ちゃん。とはいえ作りには最後に一年入っただけだったようだ。当たりの柔らかいナイスガイ。では初めは浦霞にしましょう、といったら同じ値段で膳にしてくれるとのこと。さらに好感度アップ。蔵元直結なだけにひね香もなく良好。久しぶりに飲んだなぁ。膳は普通の飲食店が頑張って仕入れてしまい妙に高い値段設定をされ温度管理もされていないままに売れなかったりして、店の大将が自信満々で出してきた挙句にひね香がびんびんで「うひぃ」てなことが多い酒なもんで注意しながら飲んでいたのだった。素直でいい酒だよなやっぱり。
頼んだ酒の他に店のほうから利き酒してもらいたいという酒がでてきたりする。
さっきから真ん中に陣取っているフードライターだという女がなにかと感動している。うざい。そんなにうまい酒でもないのに「これって特別に蔵元がつめてくれた限定の原酒で、100本しかつくってないんですよー」「わぁ原酒だ。ワタシ生の原酒ってすきなのぉ」
つかさ、その前に飲んでみりゃうまいかどうか判断付くだろボケ。作り見りゃ限定で作ってるっつーよりか、テストで作ってみましたどんなもんでしょう、ってだけの酒だとわかんだろが。なんつーかさ、何でもかんでも原酒で出せばいいってもんじゃない。力はあるが酸の切れ上がりに乏しく舌の上でとぐろを巻いているようなもっさりとしたこの酒は普通に醸造用アルコールと加水でもすればもちっと香りが引き出せるだろうに。大体さっきからばさばさとなんにでもコーレーグスを掛けて食ってやがって味分かってんのかいおいお姉ちゃんよぉ。それに漬かってるのは酢じゃねーぞ、泡盛だぞ。んなもんフードライターとか以前の問題だろが。
でも店の人間に感想を聞かれても「んー、ロックで飲んだほうがいいかもしれないですね」と大人の対応をする俺。それなりに偉い。

なんやかやで12時前くらいにお開き。話したりないような会長のT氏ともういっぱい飲みにくりだす。銀座2丁目のティファニー裏のshiokaraに。焼酎や泡盛をメインにしたカウンターと4つの個室のBar。つまみはいろんな種類の塩辛だとか。手がかからないから楽っすねコレ。
とりあえず目の前にあった兼八のロックをもらいTさんはターキーのソーダ割り。そして衝撃の事実を2、3聞いてしまう。まぁ幾つかは想像は付いていたんだけどもね。仕事のできる方なのでそこら辺は心配していないけども激動するですね、この一年くらいは。百合を水割りでもらい深夜2時くらいまで呑みつ話しつ。
帰り際個室で抱き合っているカップル発見。しかしスケベな店だなshiokara。

夢酒 宝
千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラムB1F
Open:11:00 ~ 14:30、16:00 ~ 17:30、17:30 ~ 23:00
土日祝:11:30 ~ 22:00


shiokara
中央区銀座2-7-7 銀座ロビーB1F
Open:18:00 ~ 3:00
定休:日・祝

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2004年05月31日

香港より来客

香港でお世話になった早川御夫妻が来日しているのでお食事。ホテルに近いということで池袋のいけふくろうに集合。ちょっと遅れてしまった。奥様が焼き魚が食べたいということなので居酒屋北海道にいく。色々食べられて便利だもんね。
しかし早川さんは学生空手チャンピオンだった経歴をみじんも見せない温厚なお人柄。不動産業で成功され悠々自適かと思われたらいきなり香港で全く新しいビジネスを始めるとは。たのしい。
香港あれこれ話にペット用のグッズの企画など。日本での売り方をお手伝いすることに。血統書付きの犬ってば550万頭もいるんだぁ。そりゃすごいわ。どちらかというと人間用、それも介護などの話の方がもりあがるかもねん。これも宿題。
食事の後、ittenに流れる。案の定角田おぼっちゃまがいた。ボトルで白州、フォアローゼスプラチナ、ラガバーリンが入っているのでいろいろと水割りなどで飲み続ける。早川御夫妻が早めにお帰りになった後も1時過ぎまでいろいろと。カクテル上手のカワちゃんが新宿のお店に。ほうほう。んー、角田んとこの新しい会社の役員になることになっているらしい。なにやりゃいいんだろ?
タクシーで赤坂に戻るが、家に帰る前にちょっとだけBambooを覗いてみる。2杯ほど飲んで流石に眠くなって帰るのでした。

itten bar
東京都豊島区南池袋1-17-13 ゴールデンプラザビル8F
Tel:03-3981-0018

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2004年05月25日

黒提灯とBAMBOOと

「黒提灯」
飯がてらに近所にできた三元豚と放し飼い蔵王地鶏と焼酎が売りの店に入ってみる。外にあるメニューからすると焼酎の揃えもナカナカらしい。
入ってすぐのレジのところでなんだか予約の電話を捌いているみたいだけどマニュアルそのまんまで手際が悪いったらありゃしない。客にまず目配せ位しろよタコ。たっぷり3分ほど待たされて店内に入る。カウンター、それも狭いー。しかし雨の月曜日だというのに混んでいる。メニューはそれなりにそそられる。焼き物とサラダと飛龍頭と…と頼んでいく。しかしここからが地獄。
いちいち味は悪くないのだが出てくるのが遅い。単純に人員が足りないのだな。ぜぇんぶ人肌以下の温度になって出てくるからせっかく美味しいはずの鶏レバーも最悪のべちゃべちゃ状態。軟骨がたたいて入っているつくねもダメダメ。200種類の焼酎が売りらしいけどコレくらいならウチに転がってる焼酎の方がはるかに旨いしなぁ。大体おすすめを聞いても店員が把握してないからどーしょもないやぁ。最初に頼んだ生ビールがぬるかっただけではなくグラスが乾燥機から出たてで熱いくらいだったことから想像はついてたんだけどもね。
ということで半年は行かないことに決定。素地がいいのでオペレーションがこなれてくればいい店になるんじゃないかしら、と期待だけ。その前につぶれてしまっても一向に構わんけども。少なくともあれだけいい素材の鶏レバーをいい火加減で焼いてるにもかかわらず生臭くなるまでさまして出すのは食べ物に対して失礼なわけで、オペレーションサイドだけではなく、皿を洗うときにだって肉汁のつき方でそれくらいは気づかなきゃいけないのでもある。つまりダメダメな店ですな。兵站だけでは戦争は勝てないっつーの。
こういった店を再生させるキーワードはひとつ。食べ物を出すときに「熱いうちにお召し上がりください」が言えるかどうか。それをキチンと言えるための雰囲気作り、教育、人的リソース、動線計画、コスト管理ができなきゃどうしようもないわけで。ただ、それら全てを集約できるコンセプトワードを一つだけ設定して、それを目標にして前進していかないとどうしてもチームというものはぶれていってしまうのだな。そしてこまめな微調整と。とはいいながら、サービスなんてことに頭が回らないカタイ親会社だったりすると何をやるにも稟議がどーのこーのとか、方向転換するにも予算がかかったり、となってしまって動かなくなるのはこの一年半骨身にしみてるけども。(苦笑) そういう会社はラジオでも作ってなさい。

「Bamboo」
その後「タートヴァン」に行こうと思ったらその手前の路地になにやら開店祝いの花輪が目に入ってきた。京の町屋風のたたずまいのバーらしい。なになに、花輪の送り元が「京都K6」「吉祥寺Bar Woody」「ウッド&リバー」…って、知り合いばっかりやん。仕方がない入るとするか。
中は本当に落ち着い京の民家をイメージさせるたたずまいのクラシックバー。壁の酒たちは数は少ないながらもそれなりにすごそうな。ジンフィズはゴードンベースでやや重め。んー確かに京都っぽいなぁ。んまい。シェイクはシェーカーの中で氷を丁寧にまわすタイプ。若い人にしては珍しい。
ほうほう、昨日が開店日だったんですかー、はいはい、田中さんには伝言しときますですよ、などといろいろ話をしながらお次のマンハッタン。へー、あの店にいたんだー、とかとか。チルドしたターキー・ライとカルパノでピールはなし。これも重めでアタックが強い。もすこし冷たくあわせてピールもしたらかなり高得点なんだけどなー。ステアもごくゆっくりと。
続いてグリーンラベルのラムをもらう。ラパラン好きな店主がコストパフォーマンスからいってもっともお勧めなんだと。確かに香りはいいがラパランの引き込むような味とはちょっと違うかな。及第点。
最後にジンアレキサンダーとクォーターデッキ。クォーターデッキは気合が入りすぎると硬い味になるので面白いなぁ。氷が解けないように気をつけすぎると甘さが出なくなるんだな。なぁんてそこら辺のことを気づいているみたいだから彼は話があうのでした。ジンアレキサンダーはジンの風味を生かしていて文句なし。グラスもかわいい。
ということでかなり面白い店ができたのでしばらく通うことになりそうな。アンティークグラスがきれいだしね。

黒提灯:
赤坂3-6-12山翠会館B1 03-3505-6517

Bamboo:
赤坂3-19-3みすじ通り西入ル南側 03-3589-4170

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2004年01月29日

旧交を温めたり

今日も今日とて旧交を暖める宴席。ジャニーズエンタテインメントに転職していた藏原くんと、偶然に電通でジャニーズを担当することになった同期の長野さんと酒友に。夕方赤坂のSCEで新ゲームの会議があったのでてくてく六本木まで歩いていくと、既に二人ともいいご陽気になってやがる。鮟鱇鍋、氷下魚(こまい)、酢の物などをつつきつつ日本酒三昧。途中、熊本出身の藏原くんが焼酎に浮気し、また熱燗に戻り。名取が合流してきて業界裏話などに花が咲く。終電もすっかりなくなった時間に一次会お拓き。で、蔵原&名取と気になっていたバー「Cask」に行ってみる。ほうほう、それなりにモルトがそろってますな。適当にローランドのモルトを2種類飲んで散会。いやー久しぶりだけど変わってなくて面白かったっと。

酒友
東京都港区六本木4-12-6 内田ビル 1F
TEL/FAX:03-5786-3533
営業時間
 18:00 〜 5:00/L.O 4:00
 (土曜 17:00 〜23:00 (LO 22:00))
定休日:日曜日 祝日

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2003年12月30日

築地に正月用の買出しに行ったり吉祥寺でトロチチとトルコ料理食べたり

朝起きて朝ご飯も食べずに正月用の買い出しに築地に出向く。東銀座の駅を降りると何だか知らないが人込みがすんごい。へっ? 築地で10年働いてたけど、こんな混んでる年末ってないわさ。疑念はどうでもいいとして確かに混んでいる。大江戸線効果と「土曜の築地キャンペーン」の効果なのかな。遠目でめげてしまうほどの混雑ぶりを避けるように、場外の端っこにある「ワインの品ぞろえが40種類」というのが売りの明らかに場所柄とのマーケティングを間違えている店が空いていたので入る。というか、他の寿司屋とかって20人以上店の外に並んでいるんだもの。普通の刺身定食を頼むが及第点としかいいようがない。食材に関しては逆に築地にある分だけ点が辛くなるしぃ。
気を取り直して買い出し開始。どうでもいいけどこんな混雑は初めてだい。テリー伊藤の実家がやっている卵焼き屋ですら50人くらいの行列。なんかおかしー。で、いつもの経路で無事出汁昆布購入。あと百合根、糸鰹、数の子、山伏茸、デーツなども購入。正月用に鮪のブロックを買おうとしたらばこれが大渋滞。仕方なく売り上手の店で中トロの塊7,200円のところを4,000円でゲット。しかし目利きでもないので心配だにゃー。
明石散人さんとよくコーヒーを飲んだ「レンガ」で一休み。マスターと久しぶりに立ち話など。最後に宮川で鳥肉を買おうかと思ったらここも50人以上の大行列。なんかおかしーっす。
夜はトロチチこと南治くん夫妻と吉祥寺のトルコ料理屋さんに。結婚式の引き出物をお願いした北白川さまも一緒。とはいえ早めに吉祥寺に着いたのでここでもお買い物。三浦屋で浮き粉、カルディで春雨、豆板醤などなど大量購入。
時間になったのでトルコ料理屋さん「パムッカレ」に。サイトの地図が間違えてたのでちょっと迷う。前に韓国家庭料理屋さんだったところだね。茄子のピュレ、辛い野菜のピュレ、海老のつぼ焼き、羊の炒め物、ボート形をしたトルコピザなどどれも美味しいなり。
その後ジョージズバーに行く。マティーニ、ホワイトレディ、ダイキリ、ウェブマスター、マンハッタンなど。南治くんのお祝いってことでジョージさんからシャンパンも頂く。かなり飲んだなぁ。終電も無くなっていたので我々だけでWoodyに流れる。最後はあまり記憶がない…
携帯電話を忘れてしまった。はぁあ。

パムッカレは場所が移動しているので後で書こうっと

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2003年11月12日

Casitaとミスタースタンプス

エミさんのご縁で知りあった4人が集まろう、ということで久々に高野さん、ノブさん、亀井と食事会。場所は六本木の「Resort Restaurant Casita」。高野さんのご紹介ということでそれはそれは厚遇を得る。屋外のソファーでくつろいでいると、翌日亀井が誕生日ということでシャンパンサービス、それもサーベルカットまでさせてもらうとは。ついでフロアマネージャーやら「I am a man.」の高橋滋さんとも御挨拶。おお、この人なのかー。屋内のテーブルにつき、食事は小カブと上海蟹のバター焼きバイマックルー風味、対馬地鶏モモ肉のソテーフレッシュハーブグリルなどをチョイス。シャンパンの後はノブさんが選んだ白にする。高野さんがいらっしゃることもあり、話の中心は2007年のホテルラッシュについてなどに。エミさんの自伝をまとめよう、という話も。後はフード業界の話やらいろいろ。食事後またも屋外のバリ島のリゾート小屋を模したような特等席に移動。またしてもデザートプレートがサービスにつく。おお、さっき誕生日の話をしただけなのに、プレートにはHappy Birthdayの文字が踊っている。花火のサービスもありーの。このお店はとにかくサービスが明るくて躍動的で心地よい。料理はもう二歩ぐらいは頑張ってほしいなぁ。それでもって安い。お値打ち。
その後、ワインバーでもう一杯という話になり六本木方面へ。おやおや、ウチの近くではないですか。と思ったらワインバーのミスター・スタンプスじゃあーりませんか。ここには夭折の天才竹田ワイナリーさんの追悼ワイン会以来。大沢さんとかと何度か来たけどここも気取らずに気分のいいお店なんだよなぁ。赤を一本とチーズの盛り合わせを戴きながら防衛庁跡地の新ホテルのコンセプトについてなど由無し話で盛り上がる。20年物のポートを締めに貰って解散。こちらは高野さんにごちそうさましてしまいました。

Resort Restaurant Casita
六本木5-10-25 六本木プラース3F
03-5414-3190 不定休

ミスタースタンプスワインガーデン
港区六本木4-4-2 協和ビル東館1F
03-3479-1390

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2003年11月11日

吉祥寺

夕方に吉祥寺でイラストの打ち合わせ。ということで今日は吉祥寺で晩ご飯を食べることにする。きんとき庵もいいなぁ、と思ったのだが平日ということもありいつも混んでいる須弥山に行くことに。
案の定空いている店内にカウンターの席をゲット。まずはビールと白岳泉をいただく。お通しは鳥団子スープ。食べ物は適当に美味しそうなものをセレクトし、子持ち昆布とオカヒジキのお浸し、白イカとカワハギのお造り、どんこ椎茸の焼き物、みぞれ豆腐、鰯団子の味噌風呂てな具合。カワハギの肝がうまいなぁー。松の司の純米吟醸を冷で頼む。んー。やっぱりちょっとダレてるよーな気が。温度が上がってきてカワハギの肝と戴けば何とかいい感じかな。しかしイチイチおつまみ関係がいいですなぁここは。境港直送だけはある。その後鳴戸金時は亀にする。お店の人からその度に「あのー、このお酒は飲まれたことはありますか?」と突っ込みが入るが、そんなのはあったりまえっつーか。君らよりオタクだからこのひたぁ、と適当に答えておく。しかし亀は良くできてますのぉ。店の人とお酒の話をしたらいきなり態度が変わる。どうでもいいんだが。
お燗でなにか、と思い天法をたのもうとしたら「味が濃くなるのがお好きでしたら吾妻峯なんかいかがでしょうか」とのこと。ほう。飲んだことが無いから乗ってみましょうか。んーー。確かに味が太くなる。味見用に冷やでちょっともらったのがすんなりとしたものだったのがこう育つのかぁ。勉強になったっす。でも熱すぎだね。おかわりしたけども。
味噌仕立ての鰯団子が香ばしくてとても美味しい。スープを半分残して雑炊にしてもらう。はふはふと美味しいっす。

その後、本屋によってガリガリ買い物をしてからジョージズバーに行ってみるが譲二さんはお休み。河田クンにボストンクーラーとホワイトレディを頼む。ま、普通に合格点。ボストンクーラーは野暮ったいとのこと。まぁ辛口ですこと(小声)。
んで河田クンが12月でジョージズバーを卒業するんですと。譲二さんが負担にならなきゃいいんだけどもねー。

須弥山 (しゅみせん)
東京都 武蔵野市 吉祥寺南町1-1-9 FSビル3F
tel. 0422-48-5048
17時30分~23時30分。 無休。

George's Bar
武蔵野市吉祥寺本町2-19-7 みすずビル2F
Tel:0422-22-0517 7:00p.m.~12:00p.m. 月曜定休
カウンター14席 カード可

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2003年10月12日

合羽橋に行った後、九平次の蔵人さんと中華に

合羽橋に行って鮨なかむらさんの結婚祝いの薬研を買う。合羽橋祭りの最中ということでかなりの人出。スパイスの特売や京都で松茸をお土産で送る為の籠などを買い込む。抽選券を3枚貰えて引いてみると4等賞で1,000円ゲット。おお、当たることもあるもんだ。上野まで歩いて帰る途中にそれなりに有名らしいアップルパイ屋さんがあり2ピース買って帰る。紅玉(?)の酸味とカスタードクリームがなかなか美味しかったけど作れないってほどでもないかな。
夕方、醸し人九平次の伊藤君が東京最後の日だとのことで夕食に行くことに。永田町のビジネスホテルに泊まっているので、近場ということで溜池山王の過門香に予約。ま、愛知県にはなさそうなオシャレーな感じかな、という選択だったり。休日のお勧めコース3,000円に旬の魚1,500円を追加してみたが、サービスのお姉ちゃんが全く要を得ない。「今日の魚ってなんですか?」「えっと、あの… 聞いてきます………あ、鯛と、あの… は? あ、今日は鯛があまりよくないようで、あの、その、えっと、やっぱり聞いてきます」
下手にインカムがあったりするとそれに頼るからいけないんだよなぁ。今日使う食材くらい手のひらに書く勢いで覚えるだろ普通。ま、いいんだけど。結局、黒ソイを一匹使ってくれるとのことだったので、「調理法はどんな感じになるんですか?」とごく普通の質問をしてみる。…が、やはり撃沈。ま、しゃーないか。清蒸あたりがいーかなー、と思っていたら、三度引き返してきた後の彼女が「コリアンダーは大丈夫ですか?」と聞いてきた。ほう、やはり清蒸なのかな。もうこの辺になると何が出てきても面白がれるくらいな状態になっている。「コリアンダーって、パクチーですよね?」「は、いえ、コリアンダーです」「え? スパイスで出てくるんですか? 乾燥して? シャンツァイではなく?」「(困惑)」もうどうでもいいやぁ。かまわずに伊藤君にパクチーは大丈夫か聞いてみてそれに決定。
コースはまず6種類の冷菜盆から。ふむふむ美味しい。生ホタテの中華
風が甘くて美味しかった。続いて中華スープ。フカヒレがホンのちょっとだけ入っていたかな。値段の割にはよいかと。お次は点心。ここの売りでもあるショウロンポウと海老焼売と肉焼売の盛り合わせ。ここの土日の点心コースだと、ストローでスープを吸う形の蒸し物が三種類も出てきてなかなかイカスのだが今日は普通な感じ。赤酢を貰おうとしたけどこのお姉ちゃんだと持ってくるまでに蒸し物が覚めてしまいそうだったから諦める。お次はイカと野菜の中華炒め。甘くて大きな唐芥子がいい香り。かぶるようにして中華茶わん蒸し。しっかしコストパフォーマンスがいいよなぁ。この皿数とそれなりの味と雰囲気は。ま、サービスはしょうがないか。茶わん蒸しをふうふうしている間に黒ソイが一匹登場。清蒸風だがちょっとあつあつな感じがしないぞ。ありゃま。でも味はなかなか美味しい。それだけにあつあつで出して欲しかったなぁ。清蒸はピンクガルーパに限るのう…などという話をしつつはぐはぐはぐ。最後に枸杞の実入り中華粥でしめ。デザートはココナツゼリーにタピオカソース。サービスの烏龍茶を飲みつつ、後で銀座のODINに行くことに決定。
そそくさと出てきて銀座線でODINへと。まずはモスコミュールを伊藤君に勧めつつ我らはジンフィズを頂く。菊ちゃんに九平次の紹介をして酒談義とかとか。その後スモーキーマティーニやら大昔のWhite Horseを飲んで終了。
伊藤君には錦松梅やらちりめん山椒を送ってあげることにする。

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2003年10月05日

実家、吉祥寺、中野

久しぶりに練馬の実家に行ってパンを置いてきたり郵便物を引き上げてきたり。
その後吉祥寺にバスで向かう。ちょっとだけ買い物をして焼肉の李朝園に。おや、今日はすんなり入れたぞ。いつもは30人並ぶのは覚悟の店なのに。まいいや。生ビール、豚足、舌塩、特上リブロース、カルビ、豚バラ・豚トロ、豚ガツセット、キムチ盛り合わせ、サムチュ。ここの豚足はなぜだかえんらくおいしい。しゃきしゃきと歯ごたえがいい。サムチュについてくる味噌も豆の甘さがおいしい。他の肉も区内部では考えられない安さ。今日は豚のセットがよかったナリ。特上リブロースはいつもよりちょっと落ちた感じでしたが。最後にテグタンを頼んでシメに。

ついでBar Woodyに。お世話になったので塩茹で落花生をお土産に持っていく。季節の梨と巨峰がおいしいとのことでオリジナルのカクテルを頂く。梨と巨峰とグラッパを使った「収穫祭」というのがデザートっぽくておいしかった。
先客の老夫婦が「Web Master」がお好きとのことでしばしお話など。
豚タンのスモークが出てきたのでスモーキーマティーニとマティーニを追加オーダー。香り付けにラフロイグを使ったスモーキーマティーニはかなーり美味しい。正露丸のにおいというかなんというかスモークした豚タンにあう。出てきた燻製はかなりやわらかい仕上げでジューシー。コレくらいでもいいのね。ふむふむ。
最後にWeb Masterとラスティネイル。あやあや、Web Masterがめちゃくちゃおいしいじゃんかさ。Woodyはジンやラムをカクテルに使う時に、冷蔵庫で冷やしてあるものと常温のものを微妙な割合で混ぜて使っている。きりっとしたキックはチルドのラム、アルコールの甘みは常温のラムがそれぞれよく出ているワケで。でもジョージさんの爺汁のパワーにはかなわないよねー、という笑い話も。帰りしな階段をおりきるまで見送ってくれる田中さんはやっぱりいい人だにゃー。

と、帰るところがまだ9時半ちょっとすぎ。久々に中野のGeorgia Moonに顔を出してみる。奥の席に陣取ると葉巻のいいにおいが隣からしてきた。じゃ、こちらでもスモーキーマティーニを頂きますか。ジンフィズも頂く。ここのスモーキーマティーニは40:20とモルトの割合が高い。これはこれでひりりとよろしい。最後はやはりバーボンでしょ、とMichter'sという廃盤物を頂く。うむ、口に残る苦味が病みつきになりそうな。時間が経つにつれ開くことが分かったのでテイスティンググラスに代えてもらってぐるぐる。ほうほう、先月のカクテルのランクはぐるぐるやっぱりロングが多いのかねーぐるぐる。

李朝園 (りちょうえん)
0422-22-2901/武蔵野市吉祥寺本町1-8-3コスモビル4F/火休/焼肉

BAR WOODY (ウッディー)
0422-22-0860/武蔵野市吉祥寺本町1-10-8山崎ビル3F/火休/バー

Georgia Moon (ジョージアムーン)
03-5385-3120/中野区中野3-34-23 B1/無休/バー

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